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2016年11月12日 (土)

驚・トランプ大統領③

 トランプの大統領当選について、ニュースを聞いた直後の驚きから、時間を経るに従ってその事実をどう受け止めるか、塾頭なりの考えを①、②と書き進めてきた。日本人にとって民主主義のお手本はアメリカだった。

 その内容は、アメリカ人の半分が絵にかいたようなポピュリズムを振りまく大統領候補に投票したという現実が受入れがたい、というものだった。一方、各国・各地の反響が続々と報道され、トランプに期待するという反応もある。

 そのうちのいくつかは、塾頭とも符牒が合う。もちろん官僚や議会の抵抗や大統領自身の自制がはたらいて、そうは進まないケースが少なくないだろう。

 まず、日本である。安倍首相と翁長沖縄県知事がトランプに祝電を送ったそうだが、彼の当選に合せるように、公約と反対のTPP批准決定を強行採決。それで「おめでとう」もないだろう。翁長知事の方は、海外基地削減であれば大賛成。

 もちろん、日本の元駐米大使や、安倍首相は猛反対する。かつてのジャパンハンドラー・アーミテージ氏あたりから「学べば学ぶにつけ」などと、元・鳩山首相のようなことを言えばトランプ人気もそれまで。さて、カードはどう出るか。

 次は、プーチンとウマが合うということだ。塾頭も、プーチンは最近では世界で突出した有能な政治家だと思っている。クリミア問題でロシアは経済制裁を受けているが、ソ連時代ロシアが管轄していたところをフルシチョフが同じソ連のウクライナ管轄に変えたところだ。

 もちろんロシア人が大部分で、ウクライナ革命新政権がロシア語を禁止するとか、昔からあるロシア海軍基地を退去させるなどといえば、住民は反乱を起こす。そこで、国際監視団注視の元で住民投票をしたら、ロシア管轄の方がいいという圧倒的な支持を得た。ロシアが素早くこれを承認したが、ここで戦乱が起きウクライナ東部に波及させないためには、この方がよかったのではないか。

 ロシアは、かつてモンゴルなど遊牧民族の支配が続くなど、人種のるつぼのような多民族国家だ。今の支配勢力、スラブ民族・ロシア人が本拠にしたのは、ウクライナで首都キエフ周辺だった。そこが対ソ連軍事同盟のNATO加盟国となり、ロシアと国境をはさんでにらみ合うような事態はさけたい。日本はかつて朝鮮を清国・ロシアの緩衝遅滞地帯として存在することを望んだが、同じことが言える。

 それから、中東関係では、トランプはクルド族を支持し、ロシアの立場に理解を示しているという。イラク・シリアは戦乱の収拾が第一である。それには、米ロのかかわりがどうしても不可避だ。塾頭はどこであろうと、内戦などへの大国介入は反対である。

 しかし米ロともに手出をし、現存政府を支持するからには、一時的にしろ治安回復の責任がある。それで民族・宗教の融和が回復すればよし、できなければ武器の供給を絶って手を引くしかないのではないか。イスラム教入国禁止はその後のことである。

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