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2016年10月26日 (水)

安倍から逃げるなら、今

 当塾では、南スーダンへの自衛隊PKO派遣についてこれまで断片的に取り上げてきた。韓国軍が自衛隊に武器を借りにきたとか、稲田防衛相が信念としてきた終戦の日の靖国参拝しない理由づけなのか、その日は同地へ出張、わずか7時間滞在しただけで引き上げてきた。それをを国会質疑で辻本清美議員に追及され、ベソをかいたなどである。

 安倍首相は、この部隊に「かけつけ警護」など新安保法制への足掛かりを作りたいので撤退させる意思はみじんもない。稲田防衛相は11日の参院予算委員会で、自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に従事する南スーダン・ジュバを視察した感想として、「南スーダン政府の閣僚をはじめ、国連特別代表とも意見交換し、部隊視察やジュバのさまざまな所を視察した。(その結果)ジュバの中の状況は落ち着いているという認識をした」と述べた。

 稲田の南スーダン視察は、あらかじめこの結論が決まっていて無理やり首相から強制されたお出かけであったことは、容易に想像が出いる。ベソをかくのもごもっともである。そこへこんなニュースも飛び込んできた。

毎日新聞 10月25日(火)21時32分配信
 【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの首都ジュバで今年7月、政府軍と武装勢力との大規模な衝突が発生した際、国連の平和維持活動(PKO)部隊が、政府軍兵士の襲撃を受けた外国人援助関係者らの救出要請に応じなかったことが、米NGOの報告書で判明した。日本政府がPKOに参加する陸上自衛隊部隊への任務付与を検討する「駆け付け警護」の典型例だが、政府軍相手に戦闘となることを懸念して出動しなかったとみられ、現場での任務遂行の難しさが改めて浮き彫りになった。

 問題の襲撃は政府軍とマシャール前第1副大統領派の部隊の戦闘が激化していた7月11日午後に発生。政府軍の兵士約80~100人が、外国人援助関係者らが滞在していたジュバ市内の宿泊施設に侵入した。

 「紛争地域民間人センター」(米ワシントン)の報告書によると、兵士たちは少なくとも5人の外国人援助関係者の女性を集団でレイプしたほか多数の人々を殴打するなどし、南スーダン人記者1人が、前副大統領の出身民族ヌエル人であることを理由に射殺された。この間、援助関係者らは、国連南スーダン派遣団(UNMISS)や米国など各国大使館に何度も電話などで救助を要請。UNMISS司令部は中国やエチオピアなどのPKO部隊に出動を求めたが、拒否されたという。

 ちなみに、南スーダン国連平和維持活動に部隊を展開している国は14か国。日本以外の先進国で米国やEC諸国の参加は無く、旧宗主国の英国のみである。治安維持ができないのは何とも残念であるが、国連自体政府軍から敵視されている。

 現地のどの勢力に肩入れしてもうらまれ続ける。そんなことは、イラクやシリアで充分証明されている。元世界の警察官すら敬遠しているのだ。冷たいようだが、資金と武器の供給を絶って現地で解決してもらうしかない。

 ここは、日米安保と直接関係がなく集団的自衛権の適用はできない。かりに、トラブルを生じて引くに引けないような状態になったら、安倍首相の国賊的失政がもたらしたものとなるだろう。自民・公明議員のうち、賢い人は今が逃げ出すチャンスであると信ずる。

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コメント

このニュース私も読みましたが、派遣要請は日本には無かったことのほうが、目を引きました。
これから国会で可決されるだろう「駆けつけ警護」が施行されと、日本にも要請が来るということであり、現地隊員の新たな判断が求められることになり、指揮官は頭が痛いでしょう。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年10月26日 (水) 15時22分

事件は1か月ほど前に起きてるわけですが、稲田さんはなぜかもう大丈夫と判断したわけですね。7時間あればそれがわかる……さすが頭のいい人は違う!?

投稿: ましま | 2016年10月26日 (水) 17時54分

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