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2016年9月 1日 (木)

後講釈

 台風10号で岩手県岩泉町の小本(おもと)川が氾濫し、同町乙茂地区にある高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で、入所者9人の死亡が31日確認されたことが、2日たつた今日付けの新聞に詳報が載っている。

 最初の第一報を聞いた時は、にわかに信じられないニュースだった。なぜ要介護者施設が、なぜ入所者全員が犠牲に、といったことである。

 今日の新聞には、観測史上初の大型台風の直接上陸で経験がない、1か月分を越える雨量、避難勧告などの基準がない、川が下流で90度の急カーブ、救援にも行けない早い出水などと書いてある。

 いちいちもっともであるが、犠牲者には哀悼の念を捧げるしかない。早くから準備がされていればだが、すべて後講釈だつた。防災の日に当たり、今後活かさなければならない教訓である。

 旧聞に属するが、以下は断じて「後講釈」ではない。

東京電力は24日、福島第1原子力発電所に最大10.2メートルの津波が来て、押し寄せる水の高さ(遡上高)が15.7メートルになる可能性があることを2008年に社内で試算していたことを明らかにした。東日本大震災後、東電は福島第1原発を襲った津波の大きさを「想定外だった」と説明してきた。試算を踏まえて対策していれば原子炉が炉心溶融するという最悪の事態を回避できた可能性があった。(2011/8/24付日経新聞より)

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コメント

それより前に、現在の自民党幹事長の二階俊博は、経済産業時代に知っていたことの責任を取るべきです。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月 1日 (木) 18時23分

当時二階の下で直接担当だったエネ庁長官だった石田徹は、その後東電に天下りしました。民主党政権時代、枝野から辞職するよう要請されて退いたものの、政治責任の追及は中途半端です。

投稿: ましま | 2016年9月 2日 (金) 08時55分

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