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2016年9月21日 (水)

ヤベー(やばい)

 ヤベー(やばい)、スゲー(凄い)、ヒデー(ひどい)、ウルセー(うるさい)、ウメー(美味い)、オモシレー(面白い)、サイテー(最低)、ヨエー(弱い)……。

 テレビなどを見ていても、よく出てくる若い人の言葉です。男性に多いようですがそうとも限りません。エ列長音と言って、江戸時代から現れた発音だそうです。(山口仲美『日本語の歴史』参考)

 江戸落語の八っあん、熊さんクラスが使い、武士やご隠居などはあまり使いません。デーク(大工)、ナメー(名前)、フテー野郎(太い野郎)、ショウベー(商売)などです。
 
 また関西では使われず、もとは関東周辺の田舎言葉に由来しているのか、上方では軽蔑の対象だったようです。たしかに「イ」をはっきり発音すると言葉がきれいに浮かんで次の言葉とつながり、会話全体に品格が出てきます。

 そういつた「イ」→「エー」の変化をした言葉を考えたら出てくるは出てくるは、きりがありません。生命保険→セーメーホケンなど、若くなくとも1語で2か所も使っていました。「ヤベー……」(笑)。

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コメント

あくまでも、私が住む地域だけだと前置きさせていただきますが・・・

○福島弁講座です(happy01

・やばい→ やべ
・凄い → すげ
・ひどい→ ひで
・うるさい→うるせ。うっつぁし。
・うまい→ んめ
・面白い→ おもしぇ
・最低 → さいて
・弱い → よえ
・大工 → でくさま
・名前 → なめぇ
・太い野郎→ふってやろ
・商売 →しょぉべ。あきね

現代の若者言葉は福島弁に強い影響を受けているという言語学者が居ますが、発音が同じですよね

勝海舟の父親は、江戸っ子言葉しか話せなかったし、手紙も候文を使わず(書けなかった)「べらんめぃ」ことばの文章だったことで有名ですが、江戸末期は武士も庶民も同じ言葉だったのではないでしょうかね。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月22日 (木) 08時51分

追伸です

福島弁で「やべ」と言った場合「行きましょうよ」という意味もあります。

ご参考までに

投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月22日 (木) 08時54分

江戸末期はたしかにそうですね。旗本奴とか町奴、かぶきなどのはやった時代。江戸っ子気質を「粋」とみなした傾向があります。

逆に農民や町民から取り立てられた武士は、漢詩などを勉強し、言葉の上でもそこから抜け出そうと努力していた形跡もあります。

私は越後に6年ほどいましたが、福島に源を発する阿賀川流域では、福島弁の影響が2~3割あるような気がします。

投稿: ましま | 2016年9月22日 (木) 10時16分

久々にマスコミに石原慎太郎の顔が連日出て『東京は伏魔殿だ』と言っているのですが、・・・それにしても喋り方が下品ですね。
東京弁に対するイメージを一人で下げているのですが、今回の記事にぴったり。まさにヤベー話です。

徳川家康が幕府を開くまでは田舎だった訳で、江戸っ子の言葉と福島弁が似ているのは歴史と関係している可能性があります。人的な移動が影響しているのでしょう。

投稿: 宗純 | 2016年9月22日 (木) 16時27分

当塾とはかけ離れているテーマだと思ったのですが、評価いただきありがとうございました。

石原は天皇の真似をして年のせいにしています。怪しからん。天皇には「地位」が付いて回るが、石原にはそんな地位がない。

しかも昔取った賞をかさに「文学者」気取りが抜けない。言葉に品がないのに「権威」だけはあると思っているようです。

投稿: ましま | 2016年9月22日 (木) 20時06分

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