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2016年9月19日 (月)

「区割り」いろいろ

 たまたま見ていた本の参考図に「旧国名地図」というのがあつた。本文はすべて読み下しても、こういった図は必要を感じないと丹念に見ない。バラッと開いたページがたまたまそれだったのでよく見ると、今まで気が付かない新事実に気が付いた(遅いか!笑)。

 まず、東北6県の旧国名は「陸奥」と「出羽」だけ。今は青森県だけが陸奥だが、陸中(岩手)、陸前(宮城)、磐城・岩代(福島)の3県も陸奥だった。そして、出羽を羽前(山形)、羽後を(秋田)と分けたのが、陸奥同様明治2年だったということ。

 東北に区割りされていないが、そのすぐ南が常陸(茨城)の国で「陸」がつく。そこで疑問。陸奥をなぜ音・訓にない「むつ」と読むのか。また常陸が「ひたち」というのもわからない。とにかく日本語はむつ・かしい(笑)。

 明治2年は版籍奉還の始まった年だが、4年に藩をそのまま県としたため、3つの府と302の県ができた。現在の区割りに落ち着いたのは、明治22年でありそんなに古い話ではない。

 ここまで、「東北」という言葉を使ったが、九州・四国・山陽・山陰・関西・中部・関東などという区分は、現代地理教育によるものだろう。日本史で最も古い区割りは「大八州」、即ち、本州・九州・四国・淡路・壱岐・対馬・隠岐・佐渡であり、北海道は入っていない。

 「道」という区分は、前述の「旧国名地図」に載っていた。言葉として今残っているのは、北海道と東海道ぐらいだが、北海道を除いて塾頭の持っていたイメージとだいぶ違う。東海道の起点は、お江戸日本橋ではないのだ。

(北海道)
北見・天塩・石狩・根室・釧路・十勝・根室
(北陸道)
越後・佐渡・越中・能登・加賀・越前・若狭
(東海道)
常陸・下総・上総・安房・武蔵・相模・甲斐・駿河・伊豆・遠江・三河・尾張・伊勢。伊賀・志摩
(東山道)
陸奥・羽前・羽後・陸中・陸前・磐城・岩代・下野・上野・信濃・飛騨・美濃・近江
(畿内)
山城・大和・河内。和泉・摂津
(山陰道)
丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・石見・隠岐
(山陽道)
播磨・美作・備前・備中・備後・安芸・周防・長門
(南海道)
紀伊・淡路・阿波・讃岐・伊予・土佐
(西街道)
筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・薩摩・大隅・壱岐・対馬・琉球

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コメント

岩代国(いわしろのくに)に住まいする私です。
現在でも神事には禰宜様が「岩代国」と祝詞をあげます。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月19日 (月) 18時35分

JR磐越東線ができる前まで、郡山・新津間は岩越(がんえつ)線といっていました。

投稿: ましま | 2016年9月19日 (月) 18時45分

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