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2016年9月22日 (木)

豊洲の本音は地下駐車場

 石原元都知事は「東京都は伏魔殿」といった。たしかにそのようだ。マスコミの市場豊洲移転問題報道は連日盛況であとを絶たない。伏魔殿とかお化け屋敷なら次から次と、あっと驚く新趣向が出て人を驚かす。

 そして、終わりも見えてこないから、よけい関心が持続する。マスコミは、出てきた事実しか報道できず、出てこないお化けに的を当てることはできない。塾頭は、土木・建築については素人だが、ビルの管理はしたことがある。

 当初、石原氏のいう「建物の下にコンクリートの箱」構想を聞いた時、「これは地下駐車場や建物のユーテリティーなど、お金の取れないスペースを地下にもっていきたい」ということだな、とピンときた。

 最初、パイプスペースをとるため、というような説明があったが、いわゆる天井裏か縁の下スペースで高さ1メートルもあれば十分で、地下室にする必要はない。ユーテリティーには、空調設備、エレベータ、ごみ置き場、水槽、自家発電設備、受電設備などのほか、ビル管理に必要な機材置き場、要員の休憩・仮眠設備なども必要であろう。

 これらがなければ建物は機能しない。通常、地下室か屋上に配置されるが建築設計では当然の常識、と言ってもいい。

 しかし、高さを4.5メートルもとったことについて、万一汚染物が発生した場合にそなえて、パワーショベルが入れるようにしたという説明、これは、完全に安全が確保されているということを否定することになる、という指摘を受けた。

 そして、どこから入れる?という疑問に、建物の隣に水平に置かれたコンクリートの蓋を示したようだ。奇妙なことだが、そこへクレーンなどを持ってきて吊り下げるのか?。一旦分解して、という説明もしているようだが、これだけでウソだということが分かる。

 弁解が次の弁解を呼ぶ。子供のいいわけでももっと上手だ。さらに、パワーショベルだけでは仕事にならない。ダンプとか、コンクリートミキサー車などの出入りも必要になってくる。その蓋の位置から傾斜をつけて車が通れるようにするか、車用エレベータをを作ればそれでいい。

 頃合いを見て、実害がないから地下駐車場にすると言ってしまえば当初の予定通りだ。「それが狙いだった」という本音を漏らす人が果たしてこれからでてくるのだろうか。

 今日、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉方針が決まったと報じられている。13日に書いた「築地移転、福島第一そっくりに」ということで、永遠のなぞとしてしまわないことが日本にとって最も肝心だ。

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コメント

昨夜、報道番組に出た技術者会議のメンバーだった人の話は注目されることが多かったです。

特に、興味深かったのは「地下空間に水が溜まること自体が無いはずだ」というものです。
なぜなら、水面より高くなると地下水は汲み上げられ、汚染水は浄化されて排除される仕組みがすでに稼働しているからのようです。

その装置が、機能していない可能性が有るというものでした。つまり、地下の有害物質を排除する仕組みにも欠陥が有るということでしょう。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月23日 (金) 08時30分

その装置は、地下空間が発見されたときに「ある」とされながら、まだ未稼働とだといい、その翌日か稼働したとされるものです。

これも、コンクリートの蓋の下部構造同様、実態把握がされておらず、一部本当、一部ウソが混じったものなのでしょう。

いずれにしても、詳細設計図が公表されないのはなぜでしょう?

投稿: ましま | 2016年9月23日 (金) 08時52分

国道など一般道の通行する大型トラックとかバスですが最大幅が2.5m、最大高さは3.8mとサイズが決められているのですから、高さを4.5メートルもあった地下空間は謎なのです。大型車をとめるにしても4メートルで十分なのです。
矢張り報道にあるように、汚染が深刻化した時の準備で、パワーシャベルなどの大型重機が自由に動けるように配慮されているのでしょう。

投稿: 宗純 | 2016年9月23日 (金) 09時32分

宗純 さま
ご指摘ありがとうございました。

現状は、床が砕石のまゝ、または捨コン状態のようです。
駐車場にするなら、場所柄観光バスなど大型車が入れれば好都合。そのためには防水処理をした数十センチ厚のコンクリートを打ち、空調のためのダクトスペースやパイプスペースがむき出しのまゝでも数十センチは必要でしょう。
土盛りはしない、それなら重機は何にどう使うのでしょうか?。

4.5メートル、駐車場に丁度いいのです。

投稿: ましま | 2016年9月23日 (金) 10時20分

車を積むフェリーでは普通車用のスペースは半分の高さですよ。大型車は室内ではなく甲板に積む。
築地市場で使われているフォークリフトやターレの置場として豊洲の地下空間の案が出たが、汚染問題で即座に却下されています。密閉された地下は矢張り汚染が大問題になります。

いまマスコミで大問題となっている地下空間とか溜まり水ですが、これ自体が偽装というか煙幕の猫だましの可能性があります。
深刻な汚染で、当初不可能だと思われていた豊洲移転ですが唐突に決定されるのですが、すべては石原慎太郎都知事の時代です。
1400億円が全損状態に陥った新銀行東京と、この豊洲移転とか連動しているとの情報があるのですが、これが真実に一番近いかも知れません。

投稿: 宗純 | 2016年9月23日 (金) 17時04分

不合理とカネのからみ、これが伏魔殿の血と肉ですね。

都立歴史博物館、両国駅に隣接するもっとも価値の高い敷地の高床式1階がバスの駐車場です。

小池さん、魔物に立ち向かうのか魔物になってしまうのか。4分6で後者でしょう。

投稿: ましま | 2016年9月23日 (金) 20時07分

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