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2016年8月24日 (水)

ロボット兵器禁止

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 今朝の毎日新聞1面に、本塾は大きなショックを受けた。基本方針として、あくまでも過去の歴史を中心に、人類を頽廃させる戦争をなくするかを柱としてきたからで、新兵器にはそれほど関心がなかった。

 同紙は2面、3面にも関連・特集記事を配しているが、そこでAI(人工知能)は「火薬、核に次ぐ第3の革命的兵器」になると解説し、警告をしている。当塾も無人爆撃機の無差別空爆などを非人道的として非難してきたが、より深刻である。

 憲法については、③項を加え自衛隊の存在を認めた上で、海外派遣は、地域制覇などを目的とする武器使用は通常兵器であっても携帯を禁止するという立場であった。どういう理由があろうと「侵略」ととられることはできないようにするためである。

 さらに、専守防衛のためならそれに必要な備えと兵器開発はあってもいい、あるべきだとも思っていた。制海権、制空権を完璧に維持すれば、ミサイルの撃ちもらしがあったにしても、国土が占領されない限り戦争に負けることはない。

 もし、仮想敵国が核攻撃や、国土を占拠をしたいと思っても、日本国憲法が機能している限り、膨大な人的犠牲覚悟でやってくるはずはない。しかし、ロボット兵なら破壊されても、追加大量生産することにより企業が儲かる。

 ロボット兵をどんどん侵攻させ、住民や政府を追っ払ったあと、人間が後を追って無傷で侵攻・占領すればいいのだ。報道がイスラエルなどの兵器開発を追求しているのを見るのは初めてだが、アメリカ、イスラエルはもとより、ロシア・中国も研究・開発には相当力を入れているようだ。

 写真の右下・題字下を見ていただきたい。「自動運転統一基準へG7が来月合意」という記事紹介がある。来月23日から軽井沢で開かれる、G7交通相会合の共同宣言に盛り込むという合意ができそうだ、ということだ。

 現在、自動運転の国際基準作りは国連の専門家会議で議論が進んでいて、日本とドイツが共同議長を務めており、EUや韓国などが参加しているが、米国、カナダ、中国などは参加していない。

 これは民生用自動車のことだが、なにか、不参加は核兵器廃絶条約に対する核保有国の対応を思い起こさせる。ロボット兵器輸出のため、あらゆる制限は排除しておきたいということではないか、と邪推されても仕方ない。

 ロボット兵器に話を戻すと、クラスター爆誕禁止などで実績を上げた「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」は、今年4月、ジュネーブで非公式専門家会議を開催し、自律型致死兵器システム(ロボット兵器のこと)規制の是非などを公式に議論する方針を決定。17年にも政府専門家会合を発足させるという。

 さて、日本はどういう対応をするのか、クラスター爆弾は、当時、自民・防衛当局が日米安保を理由に禁止反対を堅持したが、公明党と福田首相が覆して賛成に回った。ここに、全国民が監視しなければならない新たな問題がまたふえた。

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反戦・軍縮」カテゴリの記事

コメント

偶然に、同じ物を題材にしていました。ちょっと驚いたついでに、トラックバックさせていただきました

投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月24日 (水) 22時16分

最近そういうことが多いですね。常識でないことが常識のようになってきましたhappy02

投稿: ましま | 2016年8月25日 (木) 08時12分

ロボット技術そのものについての研究開発については、大いに結構なことであり、この目的が、ロボット兵器ではなく、発想の転換により、例えば介護や医療技術などの分野にどのように活かすことが出来るのかという目的に置き換えるのと同様に、例えば戦場で動けなくなっている人を、どのようにして救出することが出来るのかということを目的と根拠とするならば、これが難民支援をはじめ、例えば戦前の日本が仕出かした大日本帝国軍性奴隷問題の前科を逆手に取れば、慰安所を、病院や診療所、あるいは高齢者や障害者のためのリハビリテーション施設などに置き換えれば、こうしたところで活かすことが出来る医療や看護師、介護ヘルパーなどの手助けにもなるロボットを開発し、これを必要な量を、必要としている国に送り込むことに活かしていけば、これが公共の利益となって分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来る様になるのならば、大いに結構なことなのでは?

投稿: asa | 2016年8月26日 (金) 20時09分

善玉ロボホットができれば悪玉ロボットも必ず出てきます。

泥棒ロボット、詐欺ロボット、ロボット妨害ロボットなどなど。

ロボット技術者や製作者には厳しい倫理規定を課すようにしなければ恐ろしいことになりそうです。

投稿: ましま | 2016年8月26日 (金) 21時03分

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「ターミネーター」というヒット映画で描かれたのは、ロボット(人工知能)と人間との戦争でしたが、それが現実の話しになりつつあるというのです。 戦争では、いかに見方兵士が死なずに、敵の兵士を殺すかが、重大ポイントです。 そのためにアメリカが今回のISへの攻撃でも多... [続きを読む]

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