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2016年8月18日 (木)

安倍首相の変身があるか?

 前回は、アメリカの核先制攻撃を是認したい安倍首相について書いた。だが、オバマの意志を継ぎそうな民主党クリントン候補が優勢と伝えられるにつれ、安倍首相が核廃絶に向かって大きく変身する可能性がある。

 これは、去年の終戦記念日の首相談話で経験している。しかしその後安保関連法を強行採決したように、彼の本質が変わるわけではない。民心をつかむテクニックにたけているだけで、民進党;の蓮舫党首への期待などでは到底追いつけない。6日に書いた「蓮舫氏に期待する条件」に、「核兵器廃絶」を掲げないと安倍自民の後塵を浴びることになる。

 それは何故か。11月の7、8日千葉県佐倉市で、核兵器廃絶を目指す国際NGO「平和首長会議第6回総会」が開かれる。ちょうどアメリカ大統領選と同じ日である。同会議は、国内の全自治体1741の94.3%が加盟するが、塾頭がホームページなどで調べるともっと多く、ほぼ100%近くになるのではないか。総選挙には現れない「国民の意志」である。

 さらに、核軍縮に関する国連作業部会が、核兵器禁止条約交渉の来年中開始を求め、これを支持する国が、国連の過半数を越え107カ国に達した(毎日新聞8/18)。そこで、どういう議論が交わされ、どういう決定がなされるかが問題になる。

 「核保有国がいなければ何もできない」という考えは通用しにくくなっている(メキシコ、ホルヘ・ロモナコ国連・国際機関代表部大使=前掲紙)。また、日本を含め「核保有国との合意を見出したい」という考えは、核保有国を元気づけるだけと見られている。、決議阻止ではなく前進させるための手段とせざるを得なくなるだろう。

 前述の首長会議は、国連に出席し発言の機会も与えられる。米・トランプ氏や、日本をはじめ右派勢力が捕らわれている核の傘論が、いかに陳腐なものであるか、また、核廃絶が空論でないことを国際市民証明する日が近いような気がする。

 核の傘がまともに機能する時代は去った。唯一の被爆国が世界をリードできる貴重なチャンスをものにするのは、安倍か蓮舫か?。

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コメント

8月15日にバイデン副大統領が、
『私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた』
『(トランプ氏は)学校で習わなかったのだろうか? 
彼に(大統領として)核兵器発射コードを知る資格はない』と語り、アメリカ人の有権者が大いに盛り上がったという。
アメリカ大統領とは米軍最高司令官の意味であり、核のボタンを握っている人物でもあるのです。

ヒロシマの71年目の記念日の2016年8月6日(土)
NHKは夜9時の1時間番組『決断なき原爆投下 ~米大統領 71年目の真実~ 』
を放送しているのですが、副大統領のトルーマンはルーズベルトの死で大統領に昇格するまでアメリカの核爆弾の計画は一切知らされていなかった?らしい。
原爆投下ですが、マンハッタン計画の陸軍のグローブズ准将らが仕切っていて、
『トルーマン大統領は、実は何も決断していなかった…』(すべては軍が主導していた)とNHKでは結論付けている放送をしていた。
安倍晋三のお友達の籾井NHK会長ですが、この特集番組で何を言いたかったのか。?
実に不思議な首をかしげる放送内容だった。

投稿: 宗純 | 2016年8月18日 (木) 15時28分

12歳の国にも達しないアメリカ、マッカーサーならそういうでしょう。

投稿: ましま | 2016年8月18日 (木) 16時20分

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