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2016年8月19日 (金)

リオ連想

 テレビは、連日オリンピックの満載。にぎやかなことである。リオといえばカーニバルがこれまでの映像の定番だった。日本の阿波踊りのようなものでる。盛り場、そしとて辻から辻へとにぎやかに踊る。そもそもの始まりはどこか。陸上競技→箱根駅伝→藤沢遊行寺坂→一遍和尚という連想になった。

 時宗の踊り念仏は、鎌倉時代一遍和尚の布教の先々で流行した。そして東海道から鎌倉に向かおうとしたところ、幕府に押しとどめられた。街道からの分岐点となる場所が藤沢である。そこを根拠にして布教につとめたことから、没後弟子たちが今に残る遊行寺を造営した。

 乞食坊主で民衆と同じレベルで苦楽を共にした一遍にとって本山など必要はなかった。真言・天台・禅のような権力からの保護や支持もなく、鎌倉仏教といわれる日蓮とか法然・親鸞を開祖とするメジャー教団とは違うが、「時宗」として生きつづけ、法灯が消えるようなことはなかった。

  はねばねよ 踊らばをどれ 春駒の
        のりの道をば しる人ぞしる
                 (『聖絵』)

 「のりの道」の”のり”は乗る、(調子を)合す、法(のり)の3つにかけられる。大衆の自由奔放ではじけるような踊躍念仏は、あきらかに一代で消える新興宗教と違って、しっかりとした法理の支えがあったのだ。しかし、秩序に重きを置く既存勢力からの支持はなく、目を背けられるようなこともすくなくなかった。

 「念仏する時は、頭をふり、肩をゆりて、おどる事野馬のごとし、さわがしき事山猿にことならず。男女根をかくすことなく、食物をつかみくひ」 
         (『天狗草紙』)

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コメント

今現在、日本最大の踊り流し・パレードと言ったら、約28000人もの踊り手が参加し北海道の札幌で開催される「YOSAKOIソーラン祭り(よさこいソーランまつり)」でしょうね(観客動員数は約200万人)。

ちなみに、福島県内最大の踊り流しは約1万人近くの踊り手が参加する郡山市の「うねめ祭り」、次いで福島市の「わらじ祭り」です。

どちらも観客動員数は30万人を越えます。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月19日 (金) 22時17分

「ソーラン知らなかった!」smile

昔からある地方の祭りから町おこしで発展したものが各地に見られますね。

この近所にはあまり聞きませんが、高円寺の「よさこい」があるものの、踊り・歌は地方からの借り物。

投稿: ましま | 2016年8月20日 (土) 08時38分

スポーツのイメージをぶち壊すリオ五輪の金メダリストの強盗被害の狂言話ですが、
リオが危ないとのマスコミ報道の便乗の悪ふざけですが、これらの報道で日本人の応援がトンデモナク少ない。
金メダルを量産したレスリングなど観客が半分も入っていないのです。特に少ないのが日本人で、今までのオリンピック観戦とは大違いなのですが残念な話です。

投稿: 宗純 | 2016年8月20日 (土) 16時01分

金メダリストの強盗被害の狂言話、悪ふざけどころか飲み過ぎの乱暴や小便ふりまきが警察沙汰になったのを、ごまかすためだったようです。アメリカ人の他国蔑視のあらわれとして、米国内でも叩かれているようです。

日本がそこまで追随するような情けないことにならなければいいが。

投稿: ましま | 2016年8月20日 (土) 17時19分

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