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2016年5月11日 (水)

「国民怒りの声」旗揚げなるか

 当塾では、先月来「もうあかん!、民進党」、「拝啓、岡田克也さま」など、7月の参院選になんとか安倍軍国志向内閣に打撃を与えるため、野党の奮起を促してきた。その危機感はサッパリ伝わらず、「民進党」を新設したものの、支持率は下がっても上がる気配がない。

 そこへ、憲法学者・小林節氏が業を煮やして「国民怒りの声」という選挙用の政治組織を立ち上げることを発表した。反安倍路線を目指す国民が、政府与党でなければ、どこへ投票すればいいのか戸惑っているところだ。

 国民の怒りは、政府与党だけでなく決定打が打てない野党にも向けられていた。その手がかりになるのか?という期待・関心は大きいはずだ。ところが、大手マスコミは気味の悪いほど冷淡な扱いしかしなかった。

 基本政策は、下記の7項目だが、憲法以外には2~3項目を”など”としてあげるだけでその他の政策についての紹介が全くない。7項目は、ネットで探し当てるしかなかった。このような場合、比較的くわしい情報を流すのが「産経ネット」である。

 果せるかな、10ページにわたって質疑応答の内容を伝えており、大いに助かった。反戦塾としては、何らかの意見感想がなくてはならない重要なテーマだ。詳細がわからないので、発表後直ちに記事にすることができなかった。

【7項目】
1、言論の自由の回復(メディア、大学への不介入)
2、消費税再増税の延期と行財政改革
3、辺野古新基地建設の中止と対米再交渉
4、TPP不承認と再交渉
5、原発の廃止と新エネルギーへの転換
6、戦争法の廃止と関連予算の福祉・教育への転換 / 改悪労働法制の改正等により共生社会の実現
7、憲法改悪の阻止

 この中で、2と4は経済政策がらみなので反戦塾としては「中立」としておこう。辺野古基地建設中止と、原発廃止は当塾でもたびたび展開してきた持論だが、民進党は口を濁している項目だ。また、社共は、自衛隊の存続・役割に前向きになることができない。

 その、後段の部分について、7項目ではわからないが、産経の記事の中で次のように言っている。

「私の改憲案については、いま言っても無視されるわけだ。だが、問われたから答えるが、1、二度と再び侵略戦争をしない。これは日本の信用につながる。2、独立主権国家だから、間違っても他国の軍事力によってわれわれの運命を決めさせられたくはない。どこかの国が(日本を)侵略対象にした場合、堂々と自衛戦争をする。3、そのために自衛軍は持つ。それから自衛軍を用いて国際貢献はする」

 「ただし、その条件として国連の安全保障理事会の決議をもってこい、と。つまり、自民党案でいくと、法律の定めるところにより海外派兵できることになっている。これでは政権を持っているものは法律をつくれるから、憲法の規範性がない。同時に『アメリカ親分』の命令で行けてしまう。ただ、私の改憲案では『アメリカ親分』の命令で世界のケンカに介入する気はない。そういう案だ」

 この発想は、塾頭の考えと一致する。ただし自衛「戦争」とか、自衛「軍」という用語の使い方は、法律学者らしからぬ粗雑な言い方で、国連憲章や憲法9条の法文との整合性がなくなる。「軍」とは、警察行為とは別の特別な戦争組織を指すことであり、今まで通り「自衛隊」でいいではないか。

 いずれにしても、小林氏の思惑通りに事が進めば、比例区はここにしようかな、という気にはさせる。

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コメント

1、二度と再び侵略戦争をしない。これは日本の信用につながる。

2、独立主権国家だから、間違っても他国の軍事力によってわれわれの運命を決めさせられたくはない。どこかの国が(日本を)侵略対象にした場合、堂々と自衛戦争をする。

3、そのために自衛軍は持つ。それから自衛軍を用いて国際貢献はする

この3項目についていえば、1番目の項目については、これは日本人として当たり前のことであり、その憲法9条を亡き者にしようとすること自体が、根本的な間違いだということを、この産経新聞社が、自らボロを白状してくれたのだとするならば、赤旗や日本共産党支持者ではありませんが、この産経新聞社に対して、自らボロを白状して頂きまして、誠にありがとうございます。ということで応えてやりましょうか。

2番目については、「独立主権国家だから、間違っても他国の軍事力によってわれわれの運命を決めさせられたくはない。」ということに対しては、これは逆手にとって、「そりゃそうだろう。だからこそ、憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜ることになれば、何処の国が、攻め込んでくるというのか、それに対して不安があるならば、中国外務省にでも聞いて来い、だがその見返りに、何を要求されるかわからないし、お前らが書いた新聞を古新聞として、差し出すことで、トイレットペーパーでもお土産に貰って来ることで、お前らこそ、自らがどんどん涙を流し続けながら、どんどんへこみ、悔しければ、その無念の怒りでも、このボス猿に過ぎない安倍首相をはじめとする政権与党や核発電推進原理主義組織や日本会議にでも、容赦なく、どんどんぶつててやるがよい、お前らの仲間内だけで、戦前の日本に対してのみお、どんどん涙を流し続けながら、どんどん腹の虫が収まるまで、どんどん嘆き悲しみ、この罪悪感だけを、どんどん歴史の闇の中に葬り捨てて頂ければ、この代償として、憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜ることになれば、これこそがお国のため、天皇陛下のため、であると同時に、全人類にとっても何よりのことだということにこそ、良く肝に銘じておきますから、どうぞ心置きなく、どんどん歴史の闇の中で、泣き寝入りをしながら、歴史の闇の中にひっそりと消えて下さい」としか応えようがありませんね。

3番目については、国際法の要件でいえば、あくまでも個別的自衛権については、原則としてどこの国でも認められており、憲法9条の第3項として、「集団的自衛権の行使は、これを一切認めない」という条文を追加してしまえば、これだけでも自衛隊そのものは、憲法違反にはならないのは、当たり前のことではないですか。」としか応えようがありませんね。

投稿: asa | 2016年5月11日 (水) 13時07分

一番のキーは「岡田克也氏」と言う人物のお人柄からくる印象の弱さであるきがします。

‘毒にも薬にもならない‘という人物はどんなに良いこと言っても国民に響いていかないし、人を引き付ける人物とはならないんだと思います。

そう言えば、前自民党総裁だった谷垣氏も岡田氏と似た感じでしたね。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年5月11日 (水) 21時54分

よかったですね、入れる党ができて。
でも候補者をこれから集めるらしいから間に合いますかね?
また集まったとしても11人分の供託金6600万円を調達できますかね?
いろいろやったけど集まんないからやめたということになるのでは?
塾頭が手を上げてはどうですか?


投稿: ミスター珍 | 2016年5月11日 (水) 22時00分

asa さま
 
 小林氏は既成政党を一切問題にしていません。議員は目的達成の道具という位置づけです。

 だから、”新党”とは言っていません。そんなところがマスコミ記者に無視された原因でしょう。

玉井人ひろた さま

 毛並みがよくて頑固。飲みに行っても一切割り勘。「岡田さんにはしては珍しく気前よくパーッと」……ということがなければ、人はついてこない。

 頑固だからアドバイスしようという人も出てこない。人選を誤ったのか党の体質か。選挙民はよく見ています。

 谷垣さんは、顔に出てくるやわなところが見え隠れするような気がします。

ミスター珍 さま

 最初のコメントに書いたように、小林氏は「党」と言わない。法的にそうでも「党類」には違いない。

 お仲間に有名人が多いから寄付でお金は集まるでしょう。意外性をどこまで続けられるか。

 せめて、10歳若ければねえ――cat

投稿: ましま | 2016年5月12日 (木) 08時14分

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