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2016年5月 6日 (金)

キラキラネーム

 昨日は子どもの日。最近日本で流行るもの「キラキラネーム」のことだ。中国では、名前でなくラ苗字の方がネット上で話題になっているという。「レコードチャイナ」によると「我孫子」「大串」などのほか、「鼻毛」、「醤油」、「牛腸」、「新妻」、「龍神」、「上床」などをあげている。

 後半は日本人でも「エッ、本当?」といいたくなるが、高校生の頃、牛腸さんという美人の同級生がいから、まんざらでたらめとも言い切れない。同じ漢字文化圏だからこその話題だが、漢字をほとんど追放してしまった韓国・朝鮮では、本人の名前を漢字で書けないという人も出てきているようなので、こういったことは話題にならない。

 「経済」など、日本製造語が中国に逆輸出した例はたびたび聞くが、漢字にはアルファベットなど音標文字にない文字が持つ歴史的・文化的厚みが、1文字で表現できるという利点がある。文字の習得はむつかしいが、共通の話題が持てることは、なににつけてもプラスになる。

 やや脇道に逸れるが、スポーツ界で活躍した野球の金田・王・張本など、朝鮮・中国姓の1字からその出身がわかるし、スケートの村主(すぐり)、テニスの錦織(にしごり)選手など、遠い先祖が日本にやってきた子孫だな、という想像もつく。

 そしてキラキラネームの子供達。大抵結構難しい漢字を使って音、訓おかまいなしに我流で読ませてしまう。これでは、ルビが振ってなければ学校の先生が困るだろうなと思うが、音が先にあって漢字の方がルビに当たるのかな、とも思う。

 明治時代は、女性の名前は仮名か平仮名が多かった。当時、キラキラ名をつけるのは、相撲取りの四股名ぐらいで、今の部屋の名前を一字入れたような特徴のない四股名よりは親しめる。塾頭の推薦はエジプト出身の「砂嵐」で、出身と彼の土俵ぶりそのものだ。

 いずれにしても、名前は親の愛情がにじんでいるようなものがよく、意表を突く奇抜なものや、親の独善的”ノリ”だけで選ぶことは敬遠した方がいい。その子が入学する時、年ごろになってプロポーズするような時、相手や本人が困るようなことのないようにしたいものだ。

 

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コメント

最近は「DQNネーム」という、どちらかと言うとキラキラネームの難解さを揶揄する呼称が使われるようになってきたようですが、この名の始まりは明治時代にあるようです。

近いうちに、記事をアップする予定です。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年5月10日 (火) 09時45分

楽しみにしています。delicious

投稿: ましま | 2016年5月10日 (火) 20時08分

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