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2016年4月 7日 (木)

安保法制は不安全化法

 ある軍事評論家がテレビで言っていました。「アメリカのトランプ氏が言ってるように、米軍が本当に日本から撤退するといい。そうすれば日本もアメリカも、どうしたら国の安全や国益が確保できるのかを考えるようになる」。

 文言は正確な記憶ではありませんが、至言だと思います。またその番組では、中国や北朝鮮を念頭に、相手が攻めてきても、自衛隊だけで守ることができる。ただし、戦争が長引けば、敵地攻撃能力のない日本だけでは勝つことが難しい――、という元・自衛隊幹部の発言もありました。

 塾頭も、核戦争を含め、日本と中国が本格的な戦争になったら、日本は負けると思っています。結論から言うと、国土が広く、人口の多い国が勝つのです。敵地に侵攻し首都を占領して傀儡政権を作らなければ勝ったことになりません。

 アフガンやイランのケースで、アメリカがそこまでしても混乱はさらに広がり、引くに引けない状態です。地上軍を主とした古典的戦争をしても得より損の方が多いということは、中国もよく知っています。また、国際的に孤立して経済を犠牲にするようなことも、もうできません。

 アメリカに頼るのも一つの手でしょう。しかしアメリカが危険を冒し、国益に反してまでも日本に同調するとは限りません。アメリカが自由主義国で中国は共産国だから、というのは、安倍首相がよく言っていた「価値観外交」というのでしょうが、外交知識のない時代外れの、あえて言えば「妄想の域にある」感覚でしょう。

 もちろん、小国日本は、憲法前文にある「諸国民の協和にる成果」と、アメリカをはじめ「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」する必要があります。中には、中国は「平和を愛する諸国ではなく公正と信義に信頼できる国」ではないという人もいるかも知れません。

 かりにそうだとしても、それならばなお一層、平和憲法を活かして支持国を増やし、世界一の防衛能力を誇る自衛隊のもと、自主外交を推し進めるのが、国民の平和と安全を守る合理的かつ現実的な選択ではないでしょうか。

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