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2016年3月19日 (土)

海底資源大国「日本」

 3月18日付産経新聞に、経産省が海底資源・メタンハイドレートを商業化した場合、3兆3千億円程度の売り上げが見込めると経済産業省が試算したことが報じられていた。

  塾頭は、原発事故が起きる前から、日本周辺海域に賦存するメタンハイドレートに関心を持っていた。メタンハイドレートは、深海の海底に低温と高圧でシャーベット状になったメタンガスをいい、一部は露出しているところもある。

 調査では、予定通り30年代後半に商業化したとの想定で、市場での販売額を積み上げた。愛知県沖の東部南海トラフで10カ所以上の濃集帯(ガス田)が確認され、1カ所当たり1日100万立方メートル程度の生産が期待できる。1カ所の操業期間は15年程度と想定し、仮に10カ所で操業できれば総生産量は547億5千万立方メートルに上るとの前提で試算した。

 愛知県沖以外に四国沖や日本海にもあり、秋田では融けたメタンハイドレートの気泡が見られるところもある。メタンガスは、都市ガスとして多く使われるが、そのまま大気中に放出すると、CO²以上に温暖化に悪影響があるとされる。牛のケップまで規制しようかという話があるそうだ。

 これを放っておく手はない。現在、天然ガスの国際価格が低下し、コストがそれを下回ることができるかどうかであるが、燃料電池の水素も得やすく、放射能廃棄物の処分もできない原発エネルギー依存より、はるかにクリーンだ。 

 ほかに、最近のニュースでは、電子機器に多用されるレアメタルの最多輸出国であった中国が、禁輸措置をとったとして騒ぎになったが、これらの鉱物資源も日本近海に多く眠っているとされる。日本は「海の幸」で世界的な大国なのだ。

 その意味で、歴史的根拠や占有に実績のある尖閣諸島の領有権は堅持しなければならない。ただし、排他的・独占的権利の行使ではなく、共同開発、事業参加その他グローバルな観点でその「幸」を分け合う心構えがなくてはならない。

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石油・エネルギー」カテゴリの記事

コメント

途中まで良かったのに、最後に、なんで中国に阿る。

日本固有の領土了解なんだから、極悪非道国家に何を共同開発する必要がある?

なんでこの人は、古都中国に関することだと途端に、迎合しようとするかね。

投稿: makoto | 2016年3月19日 (土) 18時03分

もっともな疑問です。安倍内閣などできる前、東シナ海における石油・ガス開発で日中共同開発の話し合いが行われていた時期があります。中国は中間線でなく大陸棚には鉱業権があるという主張です。

この説は中国だけでなく、アメリカなど大陸国では支持されることが多いのです。尖閣は大陸棚の上にあり、領土・領海の占有権とは別に、漁業権などとともに話し合いの対象となります。世界にそういう例は沢山あります。

もっともmakotoさんのように、極悪非道と敵視すれば国交もできず、その話もできません。国際関係とは喧嘩をするのが目的ではありません。

あほな戦争をしたいのなら別ですが。

投稿: ましま | 2016年3月19日 (土) 18時56分

自分の都合のいい時だけ、「アメリカ」を持ち出す。
誰がいつ言ったんですか?
情報源が出せますか?
何でそうやって嘘ついてまで自分の説に説得力を持たせようとするかな。
まったくないのに。

あなたの考えている中国との国交とは、中国に阿り、中国の無茶な要求を呑むことに他ならない。
こういう人が日本にいる限り、中国韓国との真の友好関係は築くことができない。

投稿: makoto | 2016年3月21日 (月) 03時34分

「嘘をつく」なんと無礼で恥知らずな言い分。

撤回しなければ出入り禁止にします。石油・ガス資源は地下の鉱脈でつながっています。境界を挟んでAB両国が井戸を掘るとこれまで出ていたものがいずれか片方に吸い取られ紛争になります。クェート紛争の発端はそれでした。

したがって、日本国内でもこのようなトラブルが起きた場合、双方話し合で解決するルールがありました。それが明治以来の常識だったのです。

無知は仕方ないが、もっと勉強してください。

投稿: ましま | 2016年3月21日 (月) 07時54分

嘘つき呼ばわりはすみません。
謝ります。

ではましまさんの書いた

>中国は中間線でなく大陸棚には鉱業権があるという主張です。
>この説は中国だけでなく、アメリカなど大陸国では支持されることが多いのです。

そのアメリカが支持したという情報源を提示してくださいますか。

投稿: makoto | 2016年3月21日 (月) 20時09分

海上は領海、その外側の公海、そして中間線、漁業専管区域、航空識別圏、排他的経済水域その他いろいろな線引きがあります。

それはほとんどが慣習法から来ており、国連で合意できたものもありますが、論争が続いており、各国で独自の主張をして決まっていないものもすくなくありません。

漁業権、鉱業権などは領有権とは別の権利主張があり、2国間協定で決めるしかありません。

大陸棚も、誰が言ったという性質のものでなく、同じ国内で違う意見が併存することも珍しくないのです。

石油開発ではもっとも歴史の古いアメリカが、大陸棚での権利を主張するのは当然で、メキシコ湾で鑿井をしており別に不思議はありません。

東シナ海共同開発は中断したままになっています。アメリカが支持しているというのは大陸棚説で、尖閣領有について中国を支持したという事実はありません。

投稿: ましま | 2016年3月21日 (月) 21時27分

だから、アメリカが鉱業権は大陸棚にあると主張していると言う情報源はどこですか?
と聞いているのです。

って言うか、中国の行動を正当化するためなら、擁護するためなら、いつも悪口言いまくりのアメリカでさえ引用する。
その思考回路がすごいです。

投稿: makoto | 2016年3月23日 (水) 04時56分

わかりません。常識ですから自分で調べてみてください。

このスレッド終わり。

投稿: ましま | 2016年3月23日 (水) 08時43分

常識でもないし、
グーグルで、「大陸棚 鉱業権」などと調べましたが、どこにも出てこないので、聞いているのです。

投稿: makoto | 2016年3月24日 (木) 04時42分

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