原発関連4題
先週、「お粗末過ぎる女性大臣」の題で書いたが、同じ新聞に同じテーマの話が載るとどうしても強い印象を受ける。今日も前回同様記事写真(毎日新聞)入りにする。4つのうち塾頭の関心を呼んだのが「波力発電」だ。
岩手県久慈市の漁港に、海の波の力で発電する波力発電(出力43キロワット)が今年8月に設置され、試験的な電力供給が始まる。一般家庭十数世帯分をまかなえる能力しかないが、日本近海では現在、波力を利用した発電で540万キロワット分(原発5基分)を確保できると試算されているという。
こういった発電は、これまで送電費用が高くなることで顧みられなかったが、漁港の防波堤に沿った部分なら費用はそんなにかからない。ここの発電費用は合計で4億円としているが、別記事のもんじゅ廃炉の3000億円やすでに投下した凍土壁320億円以上に比べればどれほど安いものか。
塾頭に専門的知識はないが、前から鳴門海峡や河口防潮堰などの潮力発電、鉄道線路の上空スペースを利用した太陽光発電はできないものかと考えていた。そこならば送電費用はいらない。
塾頭は、事故発生当初、安全確認後一部再開やむなしと考えた時期もあったが、原子力村の無責任さや、放射能廃棄物処理に見通しのないことなどから、原発ゼロ派に転向した。原発再開、原発輸出にこだわる自民党に対し、即時ゼロを打ち出せば参院選のいい対抗軸になるのではないですか。
野党さん!。
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コメント
ありがとうございました。被曝とその影響はまだデータ不足で解明にいたっていないように思えます。わかりませんが……。
いずれにしても究明は急がなければならないことです。
投稿: ましま | 2016年2月18日 (木) 18時39分
悪性新生物(がん)ですが基本的に生活習慣病であり、検診で見つかる1センチの大きさになるまでに何十年もかかるので、普通なら子供とは無縁なのです。
ところが、前回の一巡目検査から1~2年しか経っていないのに福島県では50人以上が小児甲状腺がんになっている。
旧ソ連ですがチェルノブイリ事故当時には危険性を軽視していたので軍隊を大量動員して除染していたが、事故から3年後に1ミリシーベルト以上の汚染地域からの住民の疎開を開始している。
日本ですが事故から5年目を目前にした今でも、被災した住民の避難どころか、『除染して全員帰還』との夢物語で誤魔化しているが、これは韓国旅客船セウォル号に二番煎じの未必の故意の殺人に近い行為ですよ。
意味のない除染の中止と、汚染地域からの住民の避難は一刻の猶予もないでしょう。
放置すれば、ますます被害が天文学的に拡大するばかりです。
投稿: 宗純 | 2016年2月18日 (木) 15時36分
宗純さま コメントありがとうございました。史実上のミサイルでないロケットの打ち上げで重力波がわかるのだそうですが、医学・疫学の分野は単純なのように見えて何をどう信じたらいいのかわかりません。
対策がなくただ騒ぐだけでは、何も解決せず混乱を増すだけになってしまいませんか。
投稿: ましま | 2016年2月18日 (木) 14時03分
岡山大学の津田教授の『数十倍の甲状腺がん』を今回毎日新聞などメジャーマスコミも追認するが、
実は福島県検討委自身が去年の時点で認めている事実を1年遅れでマスコミが報道しただけ。
ただ、この話ですが左翼が全く騒がない。
基本的に無視している原因でですが、なぜか共産党(赤旗)が無視しているのです。ごく小さく分からない様に書いているだけ。この消極姿勢に影響されたのか、左翼護憲派の反応がきわめて鈍い。
小児甲状腺がンでは消極的な赤旗ですが、
ところがフクシマの凍土遮水壁などに関しては他のマスコミよりも格段に詳しいのですよ。
この凍土遮水壁ですが、ロシアの通信社スプートニクは、永久凍土でフクシマを封じ込めると報じていましたよ。
目からうろこ。
今回の報道ですが、多分このロシアの言い分が正しいでしょう。
何と、凍結に8カ月もかかると言い出したが、これ、今までとは根本的に話が違うのです。
単なる壁程度ではなくて、ロシア人が察知したように、日本の事故を起こした原発敷地全体を凍らす(人工的な永久凍土)との何とも壮大な構想らしいのですよ。
メルトダウンして地下に落下した数百トンの核燃料デブリが5年たった現在でも少しも冷えていないのでしょう。何とも恐ろしい話です。
投稿: 宗純 | 2016年2月18日 (木) 12時41分