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2015年12月20日 (日)

ネトウヨ・B層・反知性

 12日に「トランプ現象と反知性」と題したエントリーを掲げた。アメリカ人でなくても恥ずかしくなるような「イスラム教徒は入国禁止にしろ」とか「追い返せ」などという、米共和党大統領候補の発言である。ここでは、塾頭にもなじみのなかった「反知性」なる言葉の由来を紹介した。

 塾頭は、今や消えかかっている「B層」や、「ネトウヨ」という言葉も使おうかと思ったが、いずれは差別語になってしまいそうな気がしたのでやめておいた。ネット右翼は、当初新右翼・街宣右翼などと同じで右翼の分類のひとつかと思っていたのが、最近の使われ方はチョット違ってきている。

 昨日の新聞の図書広告欄に、「右翼を装うB層の害毒」というコピーが見つかったが久々に聞く。「B層」のもともとの意味は全く違うのだ。それがやがて侮蔑をこめた表現に転化していったものだろう。そこが「反知性」の定義とやや違う。

 前回の続き、ということで、今回は「B層」についてもWikipediaから借用してみよう。

2005年、小泉内閣の進める郵政民営化政策に関する宣伝企画の立案を内閣府から受注した広告会社・有限会社スリードが、小泉政権の主な支持基盤として想定した概念である。

スリードの企画書では国民を「構造改革に肯定的か否か」を横軸、「IQ軸(EQ、ITQを含む独自の概念とされる)」を縦軸として分類し、「IQ」が比較的低くかつ構造改革に中立ないし肯定的な層を「B層」とした。B層には、「主婦と子供を中心した層、シルバー層」を含み、「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を何となく支持する層」を指すとされる。

上記の企画書がネット等を通じて公に流布されたため、資料中に使用された「IQ」という知能指数を示す語や露骨なマーケティング戦略が物議を醸すところとなり、国会でも取り上げられた。

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コメント

今大流行している嫌韓嫌中ですが、お馬鹿なネットウヨの子供たちですが、中国の悪口を書く心算なら、本来なら中国語(漢字)の使用は駄目だと気が付かない。
(1970年代以降の韓国や北朝鮮ではナショナリズムの関係で、ほぼ自国語から漢字を追放している。)
また、韓国の悪口の場合は、世界中で一番に日本に近いのがアメリカではなくてお隣の韓国なので、自動的に日本の悪口にもなることに気が付かない。
安倍晋三など日本の右翼国粋主義者が大好きな(理想とする)70年前の大日本帝国にそっくりなのが今の北朝鮮。うり二つ。何から何まで同じなのです。
北朝鮮への悪口三昧ですが、これ、そのまま大日本帝国にも当てはまることに気が付かない。嫌韓嫌中、ついでに嫌北朝鮮ですが、まさに反知性の極み。

投稿: 宗純 | 2015年12月21日 (月) 15時40分

宗純 さま
コメントありがとうございました。

全く同感。「ネトウヨ」や「B層」では、マスメディアやとかジャーナリストは正面から取り上げにくいと思いますが、最近は中国・韓国の方で「知性」がチラホラするようになりました。

下手をすると、トランプ現象の方に共感し、日本だけが取り残されるようでは困る。「知性論」をまともに取り上げるようになれば、と思います。

投稿: ましま | 2015年12月21日 (月) 16時53分

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