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2015年11月27日 (金)

イスラム国&原節子

『週刊新潮』の宣伝見出しに

 イスラム国と話し合え」という綺麗事文化人
  ――報道ステーションの「古舘キャスター」
     はテロと空爆を同一次元

というのがあった。

 中身は、イスラム国では、残虐な殺戮が繰り返され、住民は弾圧の恐怖におののき、とても話し合える相手ではない、と言いたいのだろう。それは勝手読みで、あるいは、支配地域の市民は生活が保障され、イスラムの理想を実現させようと、日々希望に満ちた生活をしているかも知れない。

 塾頭は、シリア・イラクに何らかの方法で平和や秩序が回復した時、イスラム国に属した人々も話し合いに加わらなければならない、と思っている。そんな折、原節子さんの訃報があった。「昭和、最後の名優が消える」という追悼もあった。

 このブログで何度かとりあげた「青い山脈」の映画で演じた女優である。塾頭が戦争の惨禍や死を免れ、将来に限りない輝きと喜びを見出した作品で、その主題歌は、同級生とキャンプファイアーで肩を組んで歌ったものだ。

 安倍首相が唱えていた「戦後レジーム」脱却論に乗った意見や、戦後、GHQに憲法を押し付けられ、、言論を始め自由を束縛され、国民は隠忍の日々を耐え忍んだのだ、という趣旨の書き込みに答える意味で、とりあげている。

 彼女の名を不朽なものにした「東京物語」も深く印象に残る作品である。これは彼女だけでなく小津安二郎監督や笠智衆・東山千栄子の老夫婦役、杉村春子といったバイプレーヤーに至るまで、当時の庶民感覚を彷彿とさせる名作だった。

 同様に、当時多くの名作を生み出した、監督の今井正、黒沢明作品など、名場面を次々に思いだす結果となったのが彼女の死であった。 合掌

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コメント

「青い山脈」あまりにも有名な作品ですよね。

今から50年ほども前に我が村に隣接する本宮市で造られた自主作製映画ありまして、主演は山岡久乃さんでしたが題名は「こころの山脈」と言うものなのですが、その読み方が「青い山脈」の影響を受けて「さんみゃく」と読む人が多いのです。

正しくは「こころの‘やまなみ’」なんですよ

投稿: 玉井人ひろた | 2015年11月27日 (金) 17時17分

玉井人ひろた さま

山脈⇒やまなみ、はちょっと無理ですよね。「山並」ならば間違える人はいなかったと思いますが、それでは「月並」なんでしょうか。happy01

投稿: ましま | 2015年11月27日 (金) 18時02分

半世紀以上前に唐突に引退して世間から姿を消していた伝説の美女原節子ですが、
今改めて考えてみると、バタ臭いアメリカ好みではあるが決して日本人的にみれば美人ではない。
代表作の青い山脈とは戦後復興の象徴のような存在であり、これ、アメリカ占領軍のプロパガンダ映画であるとも言えるでしょう。
原節子の活動時期と日本占領がピッタリ一致しているのですからGHQによるアメリカ式民主主義の宣伝広報であるとすれば、突然の引退とその後も隠遁生活も当然だった。

投稿: 宗純 | 2015年11月29日 (日) 10時04分

原節子の映画界入りは戦中。引退も占領後です。

アメリカ式民主主義は、学校でも先生が3S政策(スクリーン・SEX・スポーツ)というフィリピンの例を挙げ批判してました。

占領軍のやること、それだけ批判や観察も厳しいものがあったわけです。なお、原作は戦後間もなく始まった朝日新聞の連載小説で、映画化される前からブームになっていました。

投稿: ましま | 2015年11月29日 (日) 15時11分

まさか、ましまさんが歴史修正主義の安倍晋三と同じで、サンフランシスコ講和条約締結の4月28日に日本が主権を回復したとは思っていないでしょうが、
2年前の61周年の『主権回復の日』(日本が独立した日)だと言い張って安倍晋三が天皇皇后両陛下を呼び出して開催しているが、良識ある人ならだれも祝いたくない。
この2年前の安倍晋三が無理やり開いた祝典以外、さすがの安倍晋三でも以後は自粛する。
GHQは解散したが占領体制は以後も続いていたのは事実であり、アメリカとしては名目的に日本を独立させ国連の極東委員会の動きを阻止した。
同数のアメリカ軍が駐留しているし自民党の内閣も同じ。日本が独立したと言い出したのは61年後の安倍晋三などごく一部の歴史修正主義者だけなのです。
そして、原節子の活動時期と日本占領がピッタリ一致しているのは動かしがたい事実ですよ。

投稿: 宗純 | 2015年11月29日 (日) 16時17分

サンフランシスコ講和条約締結前にアメリカの政策が大きく変わったことがあります。それまでは、日本の再軍備を嫌ったアメリカが東西対立の激化で、今の自衛隊のもとになる組織を要求します。

日本人全体が講和条約を歓迎しなかったのは、ロシアなどがそれに加わらず、全面講和が実現できなかったため、また戦争に巻き込まれるのではないか、という危機感を持ったからです。

ロシアは、まだ北方領土を占領したままです。宗純さまは、占領終結をどこに置いているのでしょうか。まさか岸の新安保の時というわけではないでしょうね。

投稿: ましま | 2015年11月29日 (日) 17時11分

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