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2015年9月 5日 (土)

習主席、お疲れ気味?

 北京の抗日戦勝記念パレード、テレビで繰り返し写す。各種兵器や弾薬(中谷防衛大臣・定義=ミサイルともいう)のについての解説や来賓の配列順など、耳にタコができるほどだ。その中に、「習主席が世界に例がない左手で敬礼している」というのがあった。

 ウヨさんなら「左翼の国だから」といいたいだろうが、行進する兵隊はちゃんと右手で敬礼している。マスコミが当局に質問したら、「あれは手を振ってこたえたのが敬礼に見えただけ」という答えが返ってきたという。

 繰り返し見ているが、その言い訳は苦しい。「写実修正主義」そのもの、「左利きだ」とでもいえばよかったものを、後で誰かがきっと処分されるに違いない。

 マスコミは言わないが、それより塾頭が気になったのは、なにか覇気のない疲れ果てたようなお顔だ。安倍首相も時々そんな表情(広島記念式典の時がそうだった)を見せるが、歴史的パレードで、映像に残るヒトラーの姿とは大違いだ。

 ヒトラーは、右手を斜め上に真っ直ぐ延ばすナチス的敬礼をし、行進するヒトラー・ユーゲントなどもそれにならった。顔は闘志満々、ドイツ国民はそれにつられてしまったのだ。ついでに昔の日本はどうだったのか。

 中学の軍事訓練(「教練」といった)で習ったところによると、「直立の姿勢で右手の指が帽子の縁にあたる位置にあげ、ひじは真横に張る」であった。従って帽子をかぶっていないときは挙手の礼はしない。お辞儀ではなく、腰から上の上体を曲げず、わずかに前傾する礼をした。

 海軍は、艦内が狭いのでひじを張らないでいいということも聞いた。だから、金正恩にしろ習近平にしろ、無帽で挙手の礼をすると、なんとも奇異な感じがする。

 かといって、今、スポーツ国際試合で君が代演奏の際の仕草が、右手を心臓のあたりに当てたり(女子サッカー)肩を組んだり(男子同)とばらばらだ。これを、オリンピックを機に統一しようなどということを、今の政府なら言いだしかねない。

 それならば、習主席のお疲れ気味が気になるが、左手の敬礼は愛嬌があり、まだましだ。

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コメント

今回の習首席ですが、建国60周年軍事パレードの胡錦濤主席に比べて、やる気で対照的で、
今回の習さんは、明らかに消極的。
その象徴が左手の敬礼でしょう。
これは中国でもネットで大問題となり、敬礼の仕方も知らないのかとの書き込みもあったとか。
このオチは、「単に軍部隊に挨拶しただけ」
とか
老子の「吉事は左、凶事は右に属する。君子は左を貴ぶ、用兵は右を貴ぶ」
だとか、
習さんは、30万人削減を演説するなど、この軍事パレードですが、積極的であると見られないように、可也、気を使っているのですよ。

中国系のネット情報のサーチナには、フランスの国営メディアの報道として、
ドイツもイタリアも侵略について一度も謝ってもいないし反省もしていない。(日本もしなくて良い)との記事を書いています。
ドイツが度々謝罪や反省を口にしているが、これはユダヤ人迫害限定であり、ドイツの侵略に対してでないということらしい。

投稿: 宗純 | 2015年9月 5日 (土) 16時22分

出所などはっきり覚えていないが、習さんは若いときに軍関連の経歴があったはずで、知らないということは絶対ないはずです。

 朴槿恵(パククネ)さんがパレード中に座ったりメガネをかけたりしたのと同じで、政治的意図を故意に暗示したという観察も成り立ちますね。

 習さんは、そんな苦しい立場に今立たされているのでしょうか。

 それならば「お疲れ顔」もわかる気がします。

投稿: ましま | 2015年9月 5日 (土) 20時40分

中国ですが高校や大学で普通に軍事教練が行われているので、軍歴が無くとも正式な敬礼の仕方は全員が知っている。
ましてや軍歴があれば、左手の敬礼は有り得ない。
習さん、普段は見慣れない人民服でしたよ。
左手の敬礼云々よりも、たぶんこの方が意味が大きいでしょう。
憲法9条のある日本では軍事パレードは異様に見えるが、
実は、国軍が存在する日本以外の国では普通なのです。
今回中国が他国と大きく違っていた特徴とは一般国民の動員が無かったこと。
普通は今回とは逆に大勢の観客を集めるのが通例なのですが、
普通の北京市民は会場に近づくことさえ出来ない。我々と同じでテレビ観戦しか出来無いのです。
誰が、誰の為に、誰に見せたか、との謎が深まる。
余りにも不思議なのですが、
今回の軍事パレードは、実は習首席が軍を掌握していることを、
『中国軍に見せ付ける』との、意味があったのかも知れない。

壇上の中央に並んだ習さんとプーチンと韓国のパク・クネさんですが、この三人が揃い踏みしたことが一番大事なメッセージだとの説も有る。
日本と国境を接する中国とロシアと韓国の三カ国の共通点ですが、
何れも第二次世界大戦の最後の終結作業である平和条約(講和条約)を日本と結んでいないのです。
講和条約の最大の懸案は、お互いの国境線画定作業なのですが、日本は70年間も
何となく曖昧なままで終わらせているのですね。
北朝鮮などはもっと酷くて、平和条約どころか日本は法的には存在さえ認めていない。

投稿: 宗純 | 2015年9月 6日 (日) 10時20分

人民服は、第2の毛沢東願望だという解説がありましたが、実はその時代ソ連と激しく対立し、国境線をめぐって戦火を交えたりしています。

なのにロシアと組まないと孤立してしまうし、経済は西に依存、その点で頼りにしなければならないのが韓国。

なんとも歯切れの悪いタイミングのパレードでした。諸外国はもとより、中国国民も冷ややかな反応のようです。

習さま「お疲れ様」。

投稿: ましま | 2015年9月 6日 (日) 11時38分

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