決議無効訴訟、できないのか
きのうのエントリーは「委員会採決は無効だね」である。その中であの議場の混乱を演出した議員の所属、氏名などを追及し、一部始終をマスコミが検証するように書いた。今朝の新聞を大急ぎでさらって見ると、朝日・毎日は塾頭が抱いた疑念を裏付けようないくつかの情報が載っていた。
結論から言うと、自民党が野党の議事妨害と見せるための演出が準備されていたということになりそうだ。すっかり政府の機関紙と化した読売は詳細に触れず、産経は「まるで騎馬戦」と模様を報じたが、議長席を最初にガードしたのが自民党議員で、あとから飛びついたのが民主党員であることをはからずも証明した。
議場で議長の声はだれにも聞こえない。だから議長席近くにいる自民党員の合図で議員は立ったり座ったりするだけだ。議事録がないこともはっきりした。「起立多数、よって本案は可決されました」などとの発言もあるはずだが、議長は議場が見えないのにそれを言ったのか?。
民主党の福山理事によると、議事内容を確かめに行こうとしたらそれも遮られたというが、正常な議事運営やルールを破って神聖な議会、つまり国民最高の権利を破壊した。このまま進めば法治国家ではなくなる。国民は重大な権利を侵されることになる。
委員会決議があったとする虚偽を証明する証拠は、いくらでも出揃うし、ルール無視も目に余る。決議無効の仮処分訴訟申請というのは出来ないのだろうか?。
【追記】動きがあります。
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コメント
法的に瑕疵がないというのでしょうが、国会内は三権分立の治外法権で、議長などが「よろしい」といえば何でも通ってしまうのでしょうか。
たとえば傷害致死事件があっても……。国民は心に耐えがたい傷を負っています。
要するに鬼の棲む世界で娑婆ではないということですか。
投稿: ましま | 2015年9月19日 (土) 06時05分
きょうのワイドショー番組で解説が有りましたが、時間前に突然理事会質を変更したり、委員会でのあんなでたらめな状態でも法的には違反したのは無かったらしいのです。
どういうことでしょうね?
投稿: 玉井人ひろた | 2015年9月18日 (金) 22時03分