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2015年7月18日 (土)

「おきゃん」

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 「おきゃん」。 古い本を見ていたら、こんな言葉が目に入った。「きゃん」は漢字で書くと「侠」、江戸中期に使われていた俚諺で、気負いや勇み足の多いさまを言い、町火消など男にも使われていたとある。

 それに「お」を付けると女性向けになる。男踊り「かっぽれ」の得意な深川芸者の女伊達はその典型だ。

 最近はすっかり聞かなくなったので、死語になったかなと思い、若い人に聞いてみたらちゃんと知っていた。「お転婆のことでしょ……」。「お」と「婆」がついているからこっちは女性専用だ。

 いずれにしても、「おきゃん」は、歌舞伎の大見得にも似た日本の美意識の一角を占めた存在のようだ。欺瞞、くどくととした弁解、功利……。そんなものとは全く縁がなく、すっきりしている。

 これを死語にしてしまうのは、世界文化遺産登録の可否より惜しい気がする。

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