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2015年6月 4日 (木)

週刊文春、新潮も安倍離れ

 アフガニスタンやイラク、シリアの戦地を取材、医療・難民支援も行っているフリージャーナリスト・西谷文和さんが、毎日新聞のコラムに書いている。 

 安倍晋三首相や中谷元防衛相の国会での答弁を聞くと、「この人たちはリアルな戦争の現場を知っているのだろうか」と疑問に思えてくる。

 例えば、自衛隊による米軍や他国軍への後方支援は「現に戦闘行為が行われている現場」以外で行うとしているが、アフガニスタンやイラクでは、比較的安全とされた地域が急な情勢の変化で最も危険な地域になることがあった。その時に「日本は撤退します」と抜けることができるのか。そんなことは他の国が許さないだろう。

 こういったことは、本塾でも先月「集団的自衛権?無理だって!」で書いた。国会論議を聞いていれば、そのあほらしさが限りなく伝わってくる。

 「戦闘区域については防衛大臣がその恐れの無いところを指定する」?、冗談じゃない。どこを戦闘区域にするかは敵が決めることだ。ビンラディンが決めた戦闘区域は、ニューヨークやワシントンだった。「若し戦闘区域になりそうなら退避する」?、戦場で逃げ出すのは最も危険なことだ。それは関ヶ原の戦いを知っていれば十分。武器弾薬などは置いたまま逃げるのだろうか。

 そういったところへ行かないのなら、民間でやってくれるところがいくらでもある。日本はその金さえ出せばいいのだ。アメリカが集団的自衛権を歓迎しているととすれば、アメリカ人が失う命の代わりを日本がやってくれそうだからなのだ。

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 中・韓バッシングに精を出し、辺野古移転をサポートするような右側週刊誌が、そろって「安倍離れ」の広告を出した。写真で見にくい字の詳細を転記する。

一強政権の死角①(キャンペーンとして続けるのか?=塾頭注)
 ”上からの目線”の「安保法制」
国民不在の議論のつけは政権に帰って来る
今こそ戦死のリスクを逃げずに語ってほしい
「なんで謝らなきゃならないの」天敵辻本清美に逆切れ
 (以上文春)

心に響かない安倍法制「国会議論」の不毛地帯
幼い独演と野次と重箱の隅!(以上新潮) 

 塾頭は、週刊誌をジャーナリズムとして見ていない。売れる記事を書いているだけといえよう。その点、文春が広告面で本誌アンケートでも6割が「説明不足」と記しているのは、正直な告白かも知れない。しかし、安倍政権凋落現象の第一歩ととらえることは、可能なのではないか。

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» 安全保障関連法案成立後の日本は・・・・・ [Dendrodium]
日本は中国との関係をさらに緊迫化させる危険を冒している日本は、南シナ海で紛争が起こった場合、米国をサポートするために自衛隊を派遣する可能性を排除していない。安倍首相は国会でこのような声明を表した。安倍首相は、アジア太平洋地域における米国の近しい同盟国であるオーストラリアも、米国をサポートする可能性を排除しなかった。 安倍首相の声明は少なくとも挑発的だ。中国は安倍首相の声明を、中国への新...... [続きを読む]

受信: 2015年6月 4日 (木) 13時47分

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