« 平和!平和!平和ヽ(´▽`)/ | トップページ | 日本への誤解を放置するな »

2015年5月20日 (水)

集団的自衛権?無理だって!

 自衛隊は軍隊でない。したがって人を殺せば一般の法律、殺人罪が適用される。それを遠い海外まで行って、人殺しの使命を負ったアメリカ軍と一緒に仕事をしようというのだ。法律を10本作ろうが11本作ろうがどだい無理なのだ。

 憲法違反になることを、ならないようにと理屈をひねくりまわし、法律にしようというのだから、一般の人はもとより、プロにもよくわからない。戦争を知っている人だったら、まず、こんな法律は作らないだろう。

 まず、後方支援は戦争でないと思い込んでいるようだ。遠い戦場で勝利するためには、武器弾薬の補給だけではない。食糧、衣類、医薬品、燃料、水そして兵員・医師などの交代要員を送り込まなければならない。後方支援イコール戦争行為は、先の戦争でも常識だった。

 長い補給路のどこかで待ち伏せしてこれを絶つことができれば、前線にどんな強い部隊がいてもたちまち干上がってしまう。昔は陸路に頼ったため、荷物を運ぶという弱点をついてこれを襲うのが効果的だった。今は航空機か艦船だが、これとても大きな空港とか港を確保していなければ無理だ。

 敵が長距離ミサイルを持っていれば、その積出港や補給基地まで狙われる時代になったことも忘れてはならない。今度の法律に「重要影響事態法案」というのがある。「重要影響事態」とは、そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態、だという。

 これでわかる人がいれば、超能力者か虚言癖のある人だ、と以前書いた。したがって、質問する方も答える方も「実例をあげて」ということになる。すでに滑稽極まる実例がいくつか挙げられているが、起きてもいないことで、想像を何万件あげても当てはまるケースなどでてくるわけがない。

 だから、野党は次から次へと例をあげ、別々の回答者を指名すれば必ず不一致がでてくるだろうからそこを突けばいい。次に後方支援には国会承認が必要だが、緊急の場合は事後承認でもいいことになっている。

 戦争ではないというが、支援を受ける方、例えばアメリカは戦争と思っている。一旦行動を起こしておいて、途中で議会の同意が得られないのでやめました、などと言えるだろうか。アメリカがそれで負けてしまうようなことになれば、同盟国に対する致命的・対敵的裏切りになり、議会は承認せざるを得なくなる。戦争とはそういうものだ。

 「戦闘地域」には行かないことになっている。しかし、これについても全く同じことがいえる。戦闘地域などの範囲は誰にも決められない。法的には防衛大臣の判断ということになっているが、現場の状況は、小泉元首相の迷答弁ではないが「そんなことは私がわかるわけがない」のだ。

 だから、「自衛隊の部隊等の長またはその指定する者」の判断で戦闘行為が予測されると判断されれは逃げて帰ってもいいことになっている。戦闘行為を前にした同盟軍に、「危ないからここから帰ります」などと言えるだろうか。アメリカ軍は集団的自衛権に基ずく同盟国の仲間だと信じている。

 また、逃げるということは攻めるより困難を伴い、敵の標的になりやすい。元・佐藤ひげの隊長に自民党案を聞いてみたい。「あなたにそんなことができますか?」と。戦争は、議会で作った法文でするものではない。まったく別の世界なのだ。塾頭が隊長でも、そんなことができる自信がない。

|

« 平和!平和!平和ヽ(´▽`)/ | トップページ | 日本への誤解を放置するな »

安保」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

今国会で安倍総理は、自衛隊の海外出張を、歴代総理の中で初めて「派兵」と答弁しましたので、軍隊のようです。

投稿: 玉井人ひろた | 2015年5月21日 (木) 22時02分

>塾頭が隊長でも、そんなことができる自信がない。

大丈夫です。
あなたにできないことは誰でも分かりますから、誰もあなたには頼みません。

投稿: makoto | 2015年5月22日 (金) 00時48分

玉井人ひろた さま

「果たして男軍(いくさ)を以て」、「因りて複兵(いくさ)を縦ちて」

以上『日本書紀』より。

日本語では「軍」も「兵」もすべて「いくさ=戦争」という訳語になるようです。安倍さんは、そのあたりよく承知して発言しているのでしょう。

彼は日本人以上に日本人ですから。

投稿: ましま | 2015年5月22日 (金) 05時59分

makoto さま

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
そうですか。それは、助かった。

もしかして、あなたのきらいなサヨクが頼んでくるかと心配いてたのです。

投稿: ましま | 2015年5月22日 (金) 06時05分

サヨクがあなたに隊長を頼んでくることを心配していた?

そんな権限があるわけがないサヨクが、70過ぎ(80過ぎ?)の、戦闘経験もない、軍を統率したこともない老人に戦前の戦闘地域の隊長になることを頼んでくる?

はて?
何が言いたいんですか?

投稿: makoto | 2015年5月23日 (土) 15時30分

年をとっていても冗談ぐらいは言わせてください。

投稿: ましま | 2015年5月23日 (土) 16時30分

冗談だったんですね。

正直、意味の分からない冗談ではありますが、失礼しました。

投稿: makoto | 2015年5月23日 (土) 16時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/60068509

この記事へのトラックバック一覧です: 集団的自衛権?無理だって!:

« 平和!平和!平和ヽ(´▽`)/ | トップページ | 日本への誤解を放置するな »