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2015年4月 7日 (火)

井の中の蛙外交

 塾頭の情報源は、正直なところ購読している毎日新聞、インターネット、それに時たま目にするテレビしかない。新聞離れが進んでいるそうだが、素早く、世界から身近な生活情報まで一覧できる新聞の利便性は他のメディアの到底及ぶところではない。

 今日の記事は、前回と、その前編である「中国はどこまで脅威か」を裏付けるタイトルが満載の、今日付毎日新聞を紹介しよう。ぜひ当塾記事に併せてご覧いただきたい。まず、国際面。1ページだけでこれだけある。

▼イラク シーア派民兵が掠奪・放火
   塾頭注:イスラム国(IS)から奪還したスンニ派住民地区だ。民兵の正体はわからないがイラク現政権・イラン・アメリカの3者が後押ししていることは間違いない。これで、ISに対するスンニ派住民の支持とシーア派への敵意が抜きがたいものとなった。

▼「テロ国家に道を与える」 イスラエル首相強く批判
▼「一生に一度の好機」 オバマ氏外交努力に意欲
   塾頭注:いずれも、イランとの核開発問題合意をめぐる記事だ。イスラエル・ネタニヤフ首相は、CNN、NBCなど米主要テレビを使っての米議会や国民世論への分裂工作。オバマ氏は出馬の原点である核拡散防止への最初の一歩という目標を高く掲げる。いずれにしても、アメリカ・ユダヤといった地下水脈に異変を生じたと見るべきか否かだ。

▼露、進むアジアシフト 対ベトナム自由貿易圏創設へ
   塾頭注:ロシア、多極化の一例(当塾前記事参照)

▼タリバンが指導者伝記
   塾頭注:アフガンでアメリカがビンラディンと並んでテロリストの筆頭として命を狙っていた宗教指導者オマルのことで、その出自・行動は生死とともに一切闇に閉ざされていた。ISが、カリフというスンニ派絶対指導者を出してきたので、神秘性に競合関係。

▼参謀総長顧問に対露強硬派起用 ウクライナ
▼ケニア、ソマリアで空爆 大学襲撃 過激派の2拠点
▼パキスタンで初 ISがテロ声明 車の列襲う
▼イエメンの戦闘1日で53人死亡
▼首都テロ計画で17人拘束
   塾頭注:以上ですべてだが、最後はマレーシアのことで、逮捕されたうち2人は最近シリアから帰国したものという。

 ここで上がった各国、アメリカの関与がなかった国やケースはひとつもない。一極支配とはこれほど大変なのだ。

 さらに2面の「総合」欄から中国関係の記事3つを加えよう。

▼日中議会交流が再開 3年ぶりあすから
▼アジア投資銀 参加すべきだ 福田元首相「拒否理由はない」
▼日本人の脱出を中国軍艦が準備 イエメン
  塾頭注:以上のうち福田氏の明治大学における講演内容要約は、ぜひ、下記サイトで見ていただきたい。
http://mainichi.jp/select/news/20150407k0000m010096000c.html

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