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2015年3月20日 (金)

フランスの勝手?

  外電はチュニジアのテロ事件に占領されている。結局「アラブの春」は束の間。民主主義成功例はゼロになった。むしろ情勢は悪化の一途をたどっている。大国の介入や武器援助、輸出がなければこんなことにならなかったのに。これもムハンマドに関連するが、朝日新聞デジタルにこんな記事が。 

 フランスの裁判所は18日、パリの連続テロの直後に、対テロの合言葉となった「私はシャルリー」と、スーパーでの立てこもり事件の容疑者の名前をもじって、「おれはシャルリー・クリバリのような気分だ」とフェイスブックに書き込んだ風刺芸人に懲役2カ月(執行猶予付き)の有罪判決を出した。テロ行為の礼賛にあたると認めた。AFP通信などが伝えた。風刺芸人が控訴するかどうかなどの対応は明らかになっていない。(パリ=青田秀樹)

 前回は、一覧性や見逃せない記事の発見などで「新聞」の優位性を書いたのだが、上の記事だけではさっぱり何のことかわからない。フランスでは、マスメディアがムハンマドの風刺画を描いたのは無罪で言論の自由を通したと称賛されるが、個人の風刺芸人のフェイスブックなら懲役2カ月の有罪判決……。

 それはないんじゃないの。言論の自由は個人にこそもたらされなければ。フランスってどうなっているの?――、という疑問がわき上がった。このことの方がニュースではないか。こういった場合に有難いのがネットだ。

 幸いにして、ニュースソースとされたAFPに日本語版がある。«ありました、ありました»。この方は、なんと塾頭が考えた疑問がたっぷり載っている。つまり、フランスの法制の発展過程や慣習法に関係があるということらしい。
http://www.afpbb.com/articles/-/3036945

 そして、イギリスやアメリカなど憲法や基本法の成立過程がそれぞれ全く違い、個性を持っていることなどもくわしく解説してある。――な~るほど。安倍首相などがいう「共通の価値観」などは、そもそも幻想だったのだ。

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コメント

イスラムとかアラブ人に対してなら言論の自由でやりたい放題。
ところがイスラエルとかユダヤ人なら即逮捕で厳罰に処する。
その理由が1世紀近く昔に起きたユダヤ人の大虐殺なのですが、
その子孫のユダヤ系の人(イスラエル人)が今はパレスチナ人を大虐殺しているのですが、欧米は見て見ぬふり。
ダブルスタンダードは見苦しいし、正義にも道義にも反するでしょう。
そもそも今後、もう一度ユダヤ人大虐殺が起きる心配はゼロだが、
ユダヤ人によるパレスチナ人の大虐殺は頻発しているのですよ。何が大事であり、今最優先すべきが何かは、言うまでも無い。

投稿: 宗純 | 2015年3月21日 (土) 12時01分

オバマは知っているんですねえ――。

今、世界で一番現実逃避を願っているのは。「イエス アイ キャノット」。

投稿: ましま | 2015年3月21日 (土) 13時30分

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