« 中国漁船の横行 | トップページ | 高砂駅 »

2014年11月 2日 (日)

安倍・自民流”グローバル”

 当塾もそうだが、ブログでは安倍首相をボクチャンとか、アベッチなどと幼児扱いして揶揄することが多い。決して褒めたことではないが、個人のブチ切れ癖や、練度が低くすき間だらけの政策強行、お友達人事などを見るとどうしてもそうなる。

 子どもが英語を覚えると、なにかにつけその言葉を使いたがる。それがかっこよくて中身の吟味もせずに相手が信用してくれると思い込む。今回は「グローバル」という言葉をあげてみよう。これは、安倍首相の発明ではなく小泉郵政改革のころから、主に経済政策で使われてきた。

 それを言えば成功すると思ったのか、先月8日に公表された「日米防衛協力の指針」(ガイドライン)改訂作業の中間報告を見ると、これまでになかった「グローバル」という言葉が5回もでてくる。例えば、日米同盟のグローバルな性質とか、自衛隊による米軍支援を「グローバル」(世界的に←塾頭)に広げ、支援内容も拡大、などといったあんばいだ。

 アメリカは、せっかく増大する戦費を分担しようと言ってくるのだから、断ることはない。イスラム国も空爆だけで勝てる見込みはない、ベトナムでも北爆では勝てず負けてしまった。本当は「中東のことは中東で勝手にやってくれ」と言いたいところだが、中間選挙も迫っていることだし「弱腰」といわれないよう最低限度は戦わなければならないのだ。

 しかし、「あまりおせっかいなことはしてほしくない」と内心思っても、口には出せない。他の国は、どこを見てもテロ攻撃を警戒して、口先ではともかくなんとなく及び腰だ。安全保障についていえば、世界は、日本のいう「グローバリズム」と逆方向に動いているのではないか。

 それ以外のTPP、環境問題などに他の分野では、塾頭も原則的に大いに促進すべき点あり、と考えている。そこで、安倍・自民流の「グローバル」発想の矛盾を同党改憲案で示し、自主性が乏しい政策の幼稚さを、問うことにしよう。

☆戦争を防止し、平和と人権を追求する世界・人類に向けた憲法。
☆特殊な国家観をうたい、日本だけに通用する自己完結型の憲法。
 さてグローバルは、どっちでしょう?。

【現行憲法】
(前文)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

【自民党憲法改正草案】
(前文)
日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。

我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。

日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。

我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。

日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。

|

« 中国漁船の横行 | トップページ | 高砂駅 »

安保」カテゴリの記事

憲法」カテゴリの記事

コメント

税金を取るばかりで、グローバルと言うより、キャッチしやすい‘グローブ’と言う気がします。

投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月 3日 (月) 21時09分

そうですね!!。

それに、閣僚には、〇〇・グロ・ナンセンスの閣僚もそろっています。

投稿: ましま | 2014年11月 4日 (火) 08時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/57864901

この記事へのトラックバック一覧です: 安倍・自民流”グローバル”:

« 中国漁船の横行 | トップページ | 高砂駅 »