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2014年11月 1日 (土)

中国漁船の横行

 小笠原から伊豆諸島にかけて、中国漁船が200余隻も押し寄せ、サンゴを乱獲している。大半が領海内に入り、島から目視できるところまで来ているという。こういった集団的不法行為は日本だけでなく、韓国では激しい抗争でけが人を生み、ベトナム沖でもリグ設置をめぐって衝突が繰り返された。

 それにしても、中国船は以前からそうだが、どうしてああ錆びだらけで汚いのだろうか。塾頭の経験によると漁船以外、タンカーなどでもそうだ。日本は神話の時代から船は神の乗り物で霊界と連絡する尊い乗り物だ。

 進水式の祈りに始まり、航海の安全を船に託す心遣いは続く。個人所有の漁船でもペンキを厚く塗り重ね、錆びだらけの船を海に出すようなことはしない。日中関係史にそれなりにたずささわってきた塾頭だが、文化の差、文明の開きを改めて痛感する一事である。

 日本の取締まり当局がサンゴ密漁者を逮捕するケースもあるようだが、1000万円程度の罰金を払わせ、釈放してしまうのだそうだ。再犯で2度捕まったものもいるという。しかし、億単位の利益が見込まれ、日本の法律ではさっぱり犯罪防止にはなっていない。

 日本人は「警察沙汰になる」とか「前科がある」などというと、暴力団員なら勲章になるかも知れないが、普通の人なら避けて通る。中国ではそんなこともないのだろうか。これも文化の違いというか、理解できないところだ。

 サンゴは魚と違って移動ができない。日本に不法入国して、公共の財物を強奪する行為と同じではないか。陸上なら、警官の数を増やし監視カメラを増設して犯罪防止につとめ、再発防止のため再犯には、有期刑を科すなど法整備も必要となるだろう。

 集団的自衛権容認で、イスラム国攻撃に協力させられかねないようになるよりは、この方がよほど国民の平和と安全にとって喫緊の課題である。

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コメント

映画フォレスト・ガンプで除隊した主人公はエビ漁師になって大金持ちになるのですが、
この話はまんざらウソでは無くて、農業では無理だが漁業では昔のニシン御殿の話にあるように可能なのです。
今の日本の漁師ですが20万人程度で絶滅危惧種ですよ。
対して中国は800万人もいて、しかも珊瑚漁なら一攫千金も夢ではない。
今の中国では、金目当ての山師の様なにわか漁師が大量発生しているようです。
今でも昔でも板一枚下は地獄であり船を大事にしない漁師はモグリ(ヤクザもの)ですよ。

投稿: 宗純 | 2014年11月 1日 (土) 14時46分

コメントありがとうございました。

漁師は「師」がつくからには一定の年季が必要なんだと思いますが。サンゴ漁師は違うようですね。

つまり××さん。蟹工船のカニはあまり動かないがそれでも群をなす場所を嵐の中で探さなければならない。
 
サンゴ量漁は、好天のもと他人の庭で白昼堂々と行う強盗行為だが、アメリカさんが守ってくれるとでも思っているのでしょうか。

投稿: ましま | 2014年11月 1日 (土) 16時54分

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