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2014年10月 6日 (月)

常任理事国入り?夢でしょ

 やや旧聞に属するが先月26日、安倍首相は国連で常任理事国入りを期待する演説をした。「京の夢は大阪の夢」ということわざがあるが、その程度の話なので取り上げる気もしなかったが書きかけがあつたので続ける。

 読売新聞は、社説で次のようにいう。

国連安全保障理事会の改革は、関係国の利害が複雑に絡むため、実現が難しい。だが、「国連重視」を掲げる日本は率先して取り組むべきだ。
   
 安倍首相がニューヨークでの国連総会で演説した。国連創設70周年の来年に向け、「21世紀の現実に合った姿に国連を改革し、日本は常任理事国となり、ふさわしい役割を担いたい」と表明した。

 (中略)常任理事国入りを目標とする日本、ドイツ、インド、ブラジル4か国(G4)の外相はニューヨークで会合を開き、来年の改革実現に向けて、全加盟国に協力を求める共同声明を発表した。

 今、全加盟国が念願しているのは、第2次世界大戦戦勝クラブから脱却した、時代にそぐう国連改革である。常任理事国だけが拒否権を持ち、しばしば機能不全に陥る安全保障システムではない。前世期の遺物、大国支配意識こそ問題なのである。

 日本は前大戦の敗戦国であり、国連結成間もなく、その理想を骨格にしてできた憲法を70年近く守り続けている。またそれを堅持するという決意があればこそ、新たな国連のありかたを提案できる貴重な資格を持つことになる。

 常任理事国入りでなく、国連改革の旗手になるというのなら、必ず耳を傾けてくれる国があるはずだ。同じ「夢のまた夢」でも、「断固反対」の現常任理事国が1か国ある限り常任理事国入りは無理だ。日本はG4をセットにすればなんとか、と思っているかもしれないが、断固反対国は「ほかの3カ国はよくても日本だけは駄目」というだろう。

  その他の各国も、他の3カ国とは違って「アメリカの票が2票になるだけ」と思うに違いない。いかに途上国へ金をばらまいても、日本の外交はその程度のものだ。集団的自衛権があれば、外交に強くなるどころか、切り札がアメリカしかないようでは、逆の効果しかないことを知るべきだ。

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コメント

中華民国(台湾)が、アメリカと日本の説得に応じて常任理事国を辞めず、今でも継続されていたら日本の常任理事国入りは今よりは楽だったでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2014年10月 6日 (月) 19時43分

玉井人ひろた さま
コメントかさねがさねありがとうございました。

戦前、父の仕事が台湾に関係があり、出張したり来訪者が合ったりしたときの土産にはビーフンが多く、子供のころから大好物でした。

しかし、二・二八事件や蒋介石政権までは考えが及びませんでした。みのあたり勉強しなおしですね。

投稿: ましま | 2014年10月 6日 (月) 20時16分

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