« 気になるニュース二つ | トップページ | インド合意の評価、各紙に差 »

2014年8月31日 (日)

ウクライナ過剰反応の愚

 ウクライナに関しては、過激な記事だけがクローズアップされているが、時事ドット・コムhttp://www.jiji.com/にはこんな記事が埋もれている。

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は29日、ニューヨークで非公式行事に出席し、ロシアのウクライナ介入拡大や、イラクやシリアでのイスラム過激派の攻勢などの外交安保危機について「20~30年前に比べて物騒ではないと約束する。冷戦時代の試練に相当するものではなく、われわれは対処できる」との見解を示した。
 オバマ氏は、不安定化する中東情勢をめぐり「古い秩序が通用しなくなり、新秩序が成立していない」と指摘。地域の経済は機能せず、将来に希望を持てない多くの若者が過激主義に誘惑されていると述べた。(2014/08/30-15:03)
   
  【ワシントン時事】オバマ米大統領は29日、ホワイトハウスで記者団に対し、対ロシア制裁の強化に関して、「これは(米ロの)新冷戦ではない」と強調した。また、問題解決のためにウクライナへ軍事支援を行う考えがないことも明言した。
 大統領は、欧米の追加制裁の効果について「これまでになくロシア経済に大きな影響を与える」と指摘した。(2014/07/30-10:21)

 また、毎日新聞の下記の記事(14/8/31東京朝刊)では、米側(NATO)が、クリミア半島の帰属について情報戦に負けたことを認めた。情報戦については本塾もたびたび取り上げているが、本当の戦争と同じで「どっちが正しいか」ではなく、「勝てば官軍」の世界だろう。
------------------------
 【ブリュッセル斎藤義彦】ロシアがウクライナ・クリミア半島を編入した際、特殊部隊の投入と同時に、宣伝戦を展開して一方的に独立させた新たな戦術に対抗するため、北大西洋条約機構(NATO)は今週開く首脳会議で、特殊部隊の編成などを盛り込んだ対抗策制定を始めることで合意することがわかった。NATO高官が毎日新聞に明らかにした。NATOの「即応部隊」内に特殊部隊を組織して対処する案が有力。加盟国にはロシア人少数派を抱えるバルト3国があり早急に体制を整える。

 ロシアは今春、ウクライナ・クリミア半島に記章を付けない特殊部隊を展開し、官庁や空港など重要拠点を占拠。親露派に主導させ住民投票を実施したうえで併合した。同時にロシア語放送などでウクライナ政府を「ファシスト」などと宣伝し、住民を不安にする宣伝戦を行った。NATOはこうした新たな作戦を「ハイブリッド攻撃」と位置づけている。

 来月4日から2日間の日程で開催予定の首脳会議では、ロシアの「ハイブリッド攻撃」に対し、NATO側の準備が整っていないことを確認。各国の警察、治安・情報機関のほか、国際機関といかに協力して対抗するか基本手順を決めることで合意する。NATOが短期間で域内外に展開する1万3000人規模の「即応部隊」内に特殊部隊を設立し、「ハイブリッド攻撃」に対抗する案が有力だ。具体策は今後、国防相会議などで詰める。(以下省略)

|

« 気になるニュース二つ | トップページ | インド合意の評価、各紙に差 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/57236597

この記事へのトラックバック一覧です: ウクライナ過剰反応の愚:

« 気になるニュース二つ | トップページ | インド合意の評価、各紙に差 »