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2014年7月23日 (水)

おかしいと思うこと2題

 「これって、何かおかしくない?」と思うことが日頃いくつかある。しかしそれは往々にして世間の常識ではない。変人と思われたくないのでなんとなく言いづらく、あたりさわりのないように「自己規制」してしまう。最近上げたテーマでは、マレーシア機撃墜事件がある。

 欧米の政府やマスコミだけでなく、日本でも当然のように「親ロシア派の行動にロシアは責任がある」とか「ロシア派影響力を行使せよ」などというという主張が言論を支配している。塾頭は、クリミア半島独立には、「民族自決」の立場から、ロシアの行動の肩を持った。

 からといって、決してロシアびいきではない。いつかプーチンが言ったようだが「ロシアは、親ロシアであろうがそうでなかろうが、ウクライナ国民に命令することはできない」、至極まっとうな話しである。人種から見てロシア人であり、ロシアに親近感を持ち、ロシア国民になりたい人が多数いたとしても、ロシアの方から手出しするのは筋違いである。

西側陣営は、本来ならばロシアに対し「影響力を行使しないでほしい」とか「それは内政干渉だ」というべきだし、クリミアの場合はそんな声もあったように記憶する。明らかなダブルスタンダードだが、誰もそれを言わない。

 日本はかつて大陸に影響力を行使し、軍隊を派遣して我意を通そうとした。こういつた言い方、発想は、大国特有の力を信奉する人びとの発想ではないか。日本にもそういった人が大勢いるということである。

 もうひとつは「自衛隊員の命」である。集団的自衛権論争の中で盛んに出てきた。「そのようなことをすれば、自衛隊員の命が危険にさらされる危険が増える」という論争だ。これもおかしいと思う。命の危険をおかしてまでも任務遂行に当たらなければならないのは、警察官でも消防隊でも、海上保安庁職員でも皆同じだ。

 この主張は共産党をはじめ左からの主張に多いが、逆に右の方で「国民の安全と幸せを守るため尊い命を的に捧げる」人のため、憲法に「軍隊」を明記し、靖国神社に参詣しなければならない、と思う人が多い。

 まさか自衛隊は、警察官などの殉職と区別すべきだと考えているわけでもないと思うが、警察官も、消防隊員も憲法上記載はない。したがって、自衛隊(軍隊)も入れなくていいと思うが、入れるのなら全部平等にすべきなのではないか。

 変人・塾頭のたわごとである。

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コメント

おっしゃる通り、変人老人の戯言ですね。

投稿: 通りすがり | 2014年7月24日 (木) 22時37分

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