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2014年7月 5日 (土)

NHK特番&靖国

 昼食前(7/5)、たまたまテレビをONにした。特攻隊員とその母、そして遺族などの証言をもとに、戦争の悲しみやあほらしさを、古い映像など交えて余すとこなく伝えている。集団的自衛権とも関連するのかな、どこの局の特番だろうなと思ったらNHKだった。

 新聞ラテ欄で見ると、「目撃!日本列島選 遺書を破った特攻隊員母と子葛藤の軌跡」とある。すぐ、あの安倍首相ご指名のとんでも会長のもとで、よく放映できたなと感心した。右翼の突き上げなどで番組担当者に圧力がかがったりしないかな、と心配にもなった。

 すぐ、こういった戦時歌謡を思い出した。

 上野の駅から  九段まで
 かってしらない  じれったさ
 杖をとよりに  一日がかり
 せがれきたぞや  会いにきた

 空をつくよな  大鳥居
 こんな立派な  おやしろに
 神とまつられ  もったいなさよ
 母は泣けます  うれしさに

 ほかに、靖国を歌詞にいれた戦時歌謡はこちら↓(「サブカル雑食手帳」さん)
http://yakenn2002.seesaa.net/article/92386389.html?1281877329

 塾頭は以前、夫をフィリピン戦線で亡くした叔母が上京した際、靖国に案内したことを書いた。そして、叔父の戦死公報があったとき、近所のひとが「天皇陛下がお参りする靖国神社に祭られるのだから」といって慰めたことも。

 しかし、叔母は上の歌詞のように「うれしさ」を求めて靖国に行こうと思ったわけではない。「遺骨が戻ってきたわけでない。死んだ現場を誰も見てない」と言って仏壇も墓も設けなかった。そして、ひたすら「いつ帰って来るのだろう」と待ち続けた。

 「靖国神社へ行けば会えるかねえ」と言ったきりで、それからは2度と参拝することはなかった。塾頭は、昭和天皇が靖国参拝をやめたのは、「軍人ではないA級戦犯までまつられている」ということが理由ではないと信じている。

 古代からおおみたから(黎民)の安全・幸福を祈ってきた歴代天皇の末裔てして、靖国が国民を戦争に駆り立て、命を的にする道具として機能していたことに深い反省があったからだと思う。A級戦犯合祀はあくまでも口実だ。

 安倍首相は、どこまでそういうことをわかっているのだろう。多分上の歌詞のとおりだと思っているのだろう。ただし、それを中国人からは言われたくない。あくまでも日本人の心の問題で、日本が解決すべきことがらだ。同時に日本人の生命を危険にさらそうとしているのは誰かについて、しっかり考えておかなければならない。

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