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2014年7月 3日 (木)

萌えと崩え

 このところ、塾頭の頭は朝から晩、いや夜中まで「集団的自衛権」で占められているが、それも健康上よくないので、ちょっと骨休み。

 「萌え」という言葉は使うことはないが、塾頭でも知っている。だが、ほかの言葉で言いかえると……と言われるとなんだかわからない。本棚にある『広辞苑』は、1990年代発行なので「もえ」は「燃え」だけしか載っていない。

 ちなみにWikipediaで見ると、

萌え(もえ)とは本来の日本語では、草木の芽が出る(伸びる)様を言う(→#本来の「萌え」にて解説)。
一方でおたく文化におけるスラングとしては、主にアニメ・漫画・ゲームソフトなどにおける、登場キャラクターなどへのある種の強い好意などの感情を表す言葉として使用されている。また、そこから転じた若者言葉では、同様の意味がより広い対象に対して用いられる。

 とある。最近は中国でも通用するそうだが、漢字の感じが似ていて間違えそうなのが「崩え(くえ)」である。

 「エエー?、そんな日本語あるの」と言われそうだ。それが新語どころか、なんと日本最古の古典『古事記』の出雲神話に神様の名(久延毘古)としてちゃんとでてくる。また『万葉集』にも「崩ゆ」の連用名詞形としての用例がある。意味は「萌え」とはま反対、崩れるとか崩れそうなみすぼらしいさま、でよさそうだ。

 
 その神は、「山田の中の一本足のかかし」のように歩けず孤独である。だが、大変な知恵もので世界中のことは何でも知っており、海を渡ってきた少名毘古那神の素性あかしたという。「萌え」ほどでなくても、「崩え」をもう少しはやらせてもいいのではないか(笑)。

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