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2014年7月28日 (月)

第一次世界大戦開戦、今日が100年目

  当塾では、7月12日の「潮目の第一次大戦」から「第一次世界大戦年表①~⑥」を経て前回の「第一次大戦と中東」まで8回、ほぼ連続して掲載してきた。そのしめくくりに恰好な社説を、毎日新聞が「歴史の教訓に学びたい」という題で掲げている。以下、その前半部分をお借りする。

100年前のきょう7月28日、第一次世界大戦が始まった。当時のオーストリア・ハンガリー帝国が隣国セルビアに宣戦布告したのがこの日だ。1週間後にはオーストリア、ドイツの同盟国側と、ロシア、フランス、英国の連合国側との間で全欧州を巻き込む大戦に発展した。英国の戦史家リデル・ハートは、大著「第一次世界大戦」の冒頭で「欧州を爆発寸前の状態にもってくるのには50年を要したが、いざ爆発させるには5日で十分だった」と書いている。

 引き金は1カ月前の6月28日、セルビア人青年がオーストリア皇太子夫妻を射殺した「サラエボ事件」だった。それが大戦に拡大したのは、台頭するドイツと、これを警戒する英国やフランス、ロシアなどの対立が複雑に絡み合い、欧州が「爆発寸前の状態」にあったからだ。しかも各国が自国の安全保障のために結んでいた同盟関係が、逆に連鎖的な戦争拡大を招く結果になった。

 人類はこの100年に大戦の時代、冷戦時代、そして今、内戦の時代を経験している。北朝鮮の最近の弾道ミサイル発射は、韓国をにらむけん制であり、リビアでも各国大使館が退避するなど内戦再来の様相を深めている。

 大国は、武器輸出を競いあい、武器近代化などの軍拡に狂奔し、過去の経験はうとんじられている。「霊長類」が聞いてあきれる。第一次世界大戦後に巻き起こったウイルソン体制、大量殺傷根絶のため自衛戦争すら否定しようとした発想、そういった経験をどう生かしていけるかどうか。それによって、これから100年の世界の姿は随分違ってくるだろう。

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