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2014年6月26日 (木)

10代20代限定アンケート

■あなたは、自民党と公明党の間で議論を続けてきた集団的自衛権などの議論が理解できますか。×?○?

▼そうです。理解できないというのがあたりまえで、理解できるという人がどうかしています。

 なぜならば、現行憲法9条を変えたい人と変えたくない人、変えるには議会の3分の2の賛成で国民投票をしなくてはなりませんが、見通しが立たないので政府の閣議だけで憲法解釈を変え、改憲と同じ効果を持たせるようにしようとする人と、そうはさせたくない人とが、双方が一致した意見だという証拠を出そうとしているからです。

 最初から無理な話で、「国民の権利が根底から覆される恐れがある」との要件の”おそれ”を”明白な危険”に変えて自公のそれぞれが了承、などと、何を言っているのかさっばりわからない言葉がニュースで飛びかいます。これで×だった考えが○に変るのがなんとも不思議です。

 それは、双方が自分の都合のいいように解釈できる言葉を「これならば折り合えるはず」と無理に見つけ出してくるからです。だからあとでいくらでも勝手に解釈することが可能なわけです。つまり、何の「限定」にもなっていないのを「限定」だと言っているだけなのです。

■安倍首相は、集団的自衛権の憲法解釈を変えることにより、抑止力が高まって国民の安全に責任が持てるようになると言いますが、その通りだと思いますか。×?○?

▼多分○の人が多いのでは?。
 それはアメリカが日本を守ってくれるからでしょうか。日本人のためにアメリカ人が血を流す。そんなことは決してあり得ません。しかし、自由と民主主義を守るため、あるいはその価値観を共にする同盟国を救うためという理由で出兵するケースは最近までありました。

 アメリカです。誰はばかることなく「世界の警察官」といっていました。NATOの一員であるフランスやイギリスも集団的自衛権で戦争に参加しました。韓国もアメリカとの集団的自衛権を理由に参戦しています。ソ連のアフガン侵攻も集団的自衛権が根拠でした。

 安倍さんはそれを「普通の国」といいます。しかし、どうでしょう。最近はすっかり様変わりしています。大量破壊兵器を隠しているという偽情報でイラク戦争に突っ込んだアメリカも、シリアではロシアと協議し、軍事介入を避けて化学兵器撤去に成功しました。

 イラクは目下内戦状態で国家存亡の危機に瀕しています。助けてくれと空爆を要請したのは、アメリカの肝いりでできたマリキ政権です。しかしオバマ政権はイラクからやっと撤兵したばかり、中東のことは中東で解決してくれ、とつれない返事です。

 親戚のような深い付き合いだったイスラエルに対しても、イランやシリアのアザド政権に対する抑止力であることをこのところ中止しました。イスラエルはもともと人を頼りにするような国ではありませんが、独自の和平を模索せざるを得なくなっています。

 つまり、他国のために国民の血をながすことにこりごりしたのです。安倍さんは塾頭より相当若いのに冷戦の頃からの見方から進歩していないように見えます。もっとも、アメリカにもブッシュの残党のような人が残っていますが。

▼では、何が日本にとって一番安全なのかの答えです。

①日本の領土は、日本人自らが守るという強い意志を持つこと。
②憲法9条の精神を堅持、武力行使の目的で外国に行かず、軍縮、緊張緩和の先頭に立つこと。
③日米安保を時代に合うように改訂すること。

 ①のためには、命が惜しいなどと言わず必要があれば自衛隊にどんどん志願してください。日本は幸いにして島国です。また、民族・宗教などで問題を生じていません。
 
 その点、現在の自衛隊装備や予算に多少の変更を加えれば国土を守る上で周辺国に劣ることはないでしょう。ただ、これからも敵視政策をつづけ、軍拡競争となると、日本の優位性はなくなります。

 究極の殲滅戦が始まれば、人口が多く国土の広い方が勝ちます。しかし、平和憲法を持ち、攻められる可能性がなく、攻め込んでも資源がない狭い国相手に、多大な犠牲覚悟で戦争をしかける国があるでしょうか。

 ただ、参考までにここに極端な例をあげておきましょう。

 尖閣諸島を中国が占領する。日本の平和勢力が戦争放棄を理由に、これを放棄する。つまり、日本には領土を守る強い意志がない。これを見た石垣島など先島諸島の住民が動揺し、住民投票をする。

 明治政府はここを清に譲ろうとしたことがあった。また、米軍基地問題などを見ても日本本土の沖縄差別は明瞭だ、それならば台湾・中国と一緒になった方がまし。

 もし、そんなことになれば、当塾はクリミア半島でロシアの肩を持ったいきさつもあり日本の国土保全お手上げ、ということにならざるを得ないのです。外交や国防を大国に依存した朝鮮は、日本併合が避けられなくなった。抑止力をあてにして亡んだ国の例はほかにもあります。

▼将来の方向は、

①9条の精神を維持発展させ、世界の指標となる国を目指す。これが、最大確実な抑止力となる。

②国民の安全に対する意識を高め、自衛隊の専守防衛能力や軍縮・平和に寄与する能力を充実させる。

③アメリカを含む周辺国との親善友好協力を推進する。

を目指してほしいということです。

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コメント

九条の精神とかヒッピー臭くて反吐が出る

投稿: あ | 2014年6月29日 (日) 20時55分

塾頭は憲法改正反対論者ではなく、9条を改訂強化する案を持っています。
その案は、現行憲法の「精神」を受け継ぐものなので精神という言葉を使ってしまいました。

なおへどが出るようならお医者さんに見てもらった方がいいと思います。

投稿: ましま | 2014年6月30日 (月) 07時36分

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