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2014年5月 5日 (月)

尖閣は誰のもの

 もちろん日本のものである。当塾は強くこれ主張するので、一部の人からは評判が悪い。

 もし、この島に住民がたくさんいて衆人環視の中、住民投票をする。そして、独立のうえ中国に帰属したいという票が95%にもなれば、中国のものである。

 これがクリミア問題で、「今回はロシアを応援する」を書いた当塾流の結論である。日本には、明治前半ここで事業していた人の記録があり同28年には、沖縄県に編入した。しかし、中国人・台湾人が住んでいたという記録は過去一切ない。

 今は誰も住んでいないが、石垣市の一部である。石垣市または、先島諸島全体で住民投票をして意向を聞いたらどうなるだろう。この地域は、明治のはじめ日本政府が一時、清国にゆずってもいいと考えたことのある地域である。

 さらに沖縄本島まで入れたらどうなる。米軍普天間基地の移転を求め、辺野古ではなく県外へと、何度住民の意思を示しても一顧だにされない。明らかに差別されている、と考えれば独立した方がいいという考えもでてくる。

 奄美は古代、日本に朝貢する外国だった。江戸時代になると鹿児島藩に入れられ、いいように植民地収奪された。沖縄本島も、明治政府から攻撃を受け琉球処分で王国の地位を失った。

 沖縄が中国の朝貢国として、三国貿易の権利を持ち繁栄を築いた過去があっても、中国から日本同様の侵略を受けたことは一度もなく、大戦争で本土の身代わりとなり悲惨な犠牲を払ったこともない。ただ、縄文時代以来日本語と同じ系統の言語を持つ共通性から、漢民族ではないというだけだ。

 もし、日本人が「尖閣などあんな小さな無人島などくれてやってもいい」などと考えれば、中国はそれならば先島諸島も沖縄本島も中国との縁が深く、同じことだと考えるだろう。

 また、沖縄県民は、ヤマトンチュー(本土人)はその程度にしかウチナー(沖縄)を見ていないという気になる。クリミアとは全く違うなどと考えている日本人がいたら、ウクライナ同様、とんでもないことになりうる。

 そして、安倍内閣のように憲法の解釈を変えても、米軍の気を引いて中国とことを構える準備をするなどは、冷戦時代の遅れた発想だ。中間選挙を控えたオバマのお世辞で気を良くしているようでは、これもまた危ない。

 尖閣が中国の大陸棚に入るという主張を入れて、資源共同開発協議に乗るとか、漁業協定を結ぶとか、海上、航空識別圏で合意をさぐるなど、係争の種を減らすため何ができるかを考えるのが日本国憲法の精神ではないか。

 震源地が遠く、その深さも160㌔もあるのに内閣や官邸のある区だけが震度5弱というのは、なにか意味深。(笑)

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

沖縄ですが、我々の日本本土に住むものから見ると『日本の辺境の一地方』『中央と地方』程度の扱いなのですが、
沖縄の側から歴史的に見ると、本土のヤマトと琉球列島の沖縄の二つで、今の『日本』が出来ているので、両者は大きさに違いがあるだけで対等(平等)なのです。
ところが現実には琉球処分とか廃藩置県とか、中央対地方の圧倒的な上下関係にある。
一番象徴的なのが尖閣問題です。
先ほどの米中首脳会談では共同記者会見で尖閣での日中対立がオバマ大統領によって取上げられ、
アメリカが尖閣諸島の日本の主権を認めなかったばかりか日本の安倍首相を名指しして『争いをエスカレートするのは重大な誤り』と外交では異例中の異例の厳しい発言を行っていたことを沖縄のメディアは正しく報じていた。
ところが、何と、
本土のメディアは全員が、『重大な誤り』を『正しくない』と数ランク下げて報じていた。
しかも、この正しくない相手が日本の安倍晋三だとオバマ大統領がはっきり言っていた事実を二重に誤魔化していたのです。
同じ一つの事実が、本土と沖縄が、これほど真正面から違っている今の状態は異常すぎます。
沖縄のメディアだけが健全で、本土のは政府のご機嫌とか顔色を見て、
マスコミ全員一致で、明らかな誤報を流しているのですから情けない。

投稿: 宗純 | 2014年5月 6日 (火) 16時38分

たまたまウクライナの紛争があり、これにひっかけて問題提起しました。

中央のマスコミは、辺野古移転反対の方に肩入れしている新聞でさえ、中央の与野党の攻防程度にしか見ていませんね。

おっしゃる通り質的に全く違うのです。ウクライナを例示しても、どれほどわかってもらえたかわかりません。

ただひとつ付け加えておくと、沖縄の人は極めて現実的な一面を兼ね備えているように見えることです。

投稿: ましま | 2014年5月 6日 (火) 19時46分

昔には保守と革新の間の意見の相違だったが、
左翼が事実上消滅してしまった現在では、中央と地方の意見の相違が問題になっている。
TPPでは全国紙では産経読売だけではなくて朝日毎日なども推進派なのですが、
対照的に地方紙は全員が反対派か慎重派です。
全国紙の問題点ですが、首都東京の政府との距離が近すぎるのですよ。
編集部の幹部が首相とか大臣と日常的に会食して意見を交換しているので、両者が一体してずぶずぶの親しすぎる関係になっているのです。
ウクライナ問題では琉球新報は『連邦化』が唯一の平和的な解決方法であると指摘しています。
全国紙ではウクライナの連邦化はロシアを利するだけだと反対しているのですが、この地方と全国紙の違いは十分日本にも当て嵌まるでしょう。

投稿: 宗純 | 2014年5月 7日 (水) 11時58分

中央紙と地方紙の差、原因を政権との距離だけにするわけにはいきません。テーマや、業態によりさまざまでしょう。

本塾はTPPについての賛否を一度も取り上げたことがないのですが。関税撤廃は、EUなど共同体が必ず直面するテーマで、紛争回避には避けて通れない道です。

鳩山首相がアメリカから猛反発を受けたのは、普天間県外ではなく、東アジアでユーロに続き第三の世界通貨ができると、ドルは世界通貨の地位を一気に失いかねず、逆鱗に触れたせいだともいいます。

投稿: ましま | 2014年5月 7日 (水) 13時03分

まずさ、場違いかもだが書いてみたい。
ベトナムと中国が放水ごっこをしていがみ合っているニュース解説を見て、疑問に思えたこと。
奴らがいがみ合うことはノープログレム、そういうものだろうと見ていた刹那、海洋利権を巡る各国の主張という地域地図が出て来たのに、ビックリさせられた。
ブルネイ?何だ、ありゃ??
ミミズが背伸びをしたような、異様に細長い線引き囲いで絡んでいた。
ついつい、同心円状的な作図をイメージしてしまうが、一切ニュース解説しないってのも、わけがわかない!
たしかに中国の主張、バットをのび太に振り回すジャイアンめいたノリだが(笑)、ブルネイの主張を見ると、まだ可愛いげすらあるようにも見えてしまった。
さて、この種のギリギリなテリトリー問題、所詮は資源、銭金がテーマなので、塾頭氏の提言でだいたいは丸く収まるとは思う。
昔の反戦映画で、ドイツの山とフランスの山が戦うのかよ、みたいな台詞があったと記憶するが、ましてや山羊やあほうどりの為に、人が血を流すいわれはない!普通の感覚なら、ほな、ビジネスでんなと、武器の代わりに電卓を握るはず。
ヒトラーや旧日本軍レベルでも人命を口実に侵略戦争を正当化したのに、笑止だ!
他国民なり組織が不当に自国民の居住区に乗り込んできた、そう尼崎市のあの事件みたいな展開ならば、話は変わってくるが、察するに、人って自身の生活に実感を持てぬ問題になるほど、攻撃的になるのでは?
たかが札一枚などを、国士気分で都庁に『寄進』するのは、その極みだ(笑)。
日本を愛するなら、なぜ現場の漁民がビビラないで仕事できるように工夫しないのか?
戦闘機などを展開して、事態は好転する?
そうした発想の行き着く先は、潜水艦で中国船にぶつけろや!であろう。
そう、野球の乱闘ショーをビール片手に望むのとさして変わらない。
一事が万事、これである。

投稿: 暇 | 2014年5月14日 (水) 18時59分

ブルネイはボルネオ島で唯一石油の出る地域。イギリスがそこにいた王様をおだててイギリス連邦の王国にました。そのほか森林が多くはマレーシアに返してしまった。小さいが非常に豊かな国です。

金持ちケンカせずだけど、中国が気味が悪いことには違いないでしょう。

投稿: ましま | 2014年5月14日 (水) 20時35分

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