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2014年5月29日 (木)

維新分裂は再編の引き金になるか

  結いの党・江田憲司の思わぬ破壊力で日本維新がわずか1年半で瓦解した。石原率いる旧立ち上がれ日本を指向するのは10人、15人などマスコミによりまちまちだ。今後どう再編に向かうのか、プロでも予測しかねるのではないか。

 江田には大きな功績が2つあると思う。ひとつは、右派再編の中でも「自主憲法制定」という、石原流の極右理念を頑固なまで拒否する節操を持つ政治家を発見できたこと。もうひとつは、安倍独裁の流れを揺り動かす政界再編の導火線役を務めたことである。

 塾頭は、現在までの2大政党は失敗だったと思う。原因は選挙制度だが、参議院は全国区だけにすればいい。今のようになったのは、全国だと広すぎて遊説するにも金がかかるといった理由があったように思うが、ネット時代では通用しない話。

 各県にひとりなどの定員割振りも無用だ。それぞれが地域で優勢に立ちたければ候補者が出身県を売り込めばいい。そうすれば、都会に出てきた地方出身者も投票するだろう。また、業界団体、労働組合、自然保護、国民運動その他何であろうと、その利益を代表するのであれば、それで名乗りを上げるのもいい。それならば選挙区はいらないし、1票の格差もゼロだ。

 話が横にそれてしまったが、塾頭は、ヨーロッパのような政界地図になればいいと思う。極右政党、中道右派、中道左派、宗教政党、共産党といったあんばいだ。

 日本では、戦前回帰の改憲を目指す安倍晋三に公明が抵抗、これを切るということになると、石原グループ、みんな、維新の一部などがなだれ込んできて極右を形成する。それに抵抗感を持つリベラル派は、中道右派に目が向く。原発でも異論のある長老や、若手の河野、小泉など2代目はどう動くか。

 民主は細野などが、動いて政権の取れる中道右派を目指すであろう。一方で安保政策などで違いの大きい党内リベラル派は、落選で数を減らしているものの別の道を模索するだろう。それらが、社民・生活を糾合して中道左派ができるかどうか。

 第1党、第2党が中道2派だが過半数に達せず、公明が連立に加わるなどとなると、ヨーロッパに似てくる。外交や国の安全保障にはこれがより良いと思うが、塾頭の白昼夢はまだ遠い話か。

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コメント

私が初めて選挙権を持った20代ごろは、自民党いて、野党一党に社会党居る構造でしたから「2大政党にすることがよい」と思っていた一人です。
でもそれから10年過ぎ20年過ぎ、そして30年過ぎ、さらに震災等を過ぎたあたりから考えを新たにし、

「日本は4~50人程度の小さな政党が沢山あって、連立を組んだり、離れたりする方が国民性に合っているのではないか」という思いが強くなってきています

投稿: 玉井人ひろた | 2014年5月29日 (木) 21時47分

タイやエジプトは2大政党のようなもの、そして第3極に軍がいるというのは最悪です。

アメリカは、2大政党でねじれ現象もあるが、大統領制なのでなんとか持つ。おつしゃるように、国民性もたしかにありますね。

投稿: ましま | 2014年5月30日 (金) 07時20分

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