« 一億総幼稚化 | トップページ | 吉か凶か、渡辺辞任 »

2014年4月 5日 (土)

政界再編の夢

 
 4日の衆議院本会議で行われた原発輸出を可能とする原子力協定承認案は、自公と民主3党の賛成多数で可決された。反対は日本維新の会、みんな、結い、共産、生活、社民の6党である。

 その中で、賛成党の自民には、体調不良を装って退席した秋元真利議員、断固反対の河野太郎氏がいる。民主の方は、菅直人氏のほか篠原孝、辻元清美、福田昭夫の三氏が本会議を欠席。生方幸夫、近藤昭一両氏が採決前に退席反対の意思を示した。

 民主党の副幹事長・生方幸夫氏は、早速次のような声明を公式HPに載せている。
http://www.ubu2.jp/

 (前略)理由は福島第一原発事故の原因は現在に至るまで解明していない。いまだに15万人もの福島県人が避難を強いられているなど、日本国内でコントロールできていないものを海外に輸出することは無責任で、とても賛成できない。原子力に頼らない社会を作るというのは、そういう生き方をするという意味も込めて、単なる政策の問題ではなく、思想信条かかわる問題だ。民主党のこれまでの政策との整合性を問題にする人も入るが、民主党の過去の政策が全て正しかったのであれば、政権を失うことはなかった。見直すべき政策はきちっと見直さなければならない。再稼働に反対し、民主党を支持している人たちに対して、民主党内でもきちんと反対する人間がいるということを示さなければいけないと考えた。(後略)

 以上に上げた、各議員のほか、参院議員も含めて6~70人を擁する「原発ゼロの会」が存在する。生方氏の意見は、国民の良心を率直に示すものである。当塾をはじめ国民の多数は、こういった良心(コモンセンス)を具現する経験交替可能なリベラル勢力の結集を心底願っている。が、現状はその機運すら感じられない。

 それを成功させるタイミングは、慎重に考える必要がある。しかし、「果たせぬ夢」をそのまま終わらせていいわけがない。細川・小泉元首相の都知事選をてこにした仕掛けはあえなく失敗したが、秘密保護法、解釈改憲、あるいは近隣外交の破たんなど、戦前を思わせるような、危険極まりない流れの軌道修正をはかる政治勢力は、いつ出現するのだろう。

 その時期は、すくなくとも来年4月の統一地方選の前であることを期待する。今回の国会の動きはそういった政界再編の第一歩と考えたいものだ。

|

« 一億総幼稚化 | トップページ | 吉か凶か、渡辺辞任 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/55652749

この記事へのトラックバック一覧です: 政界再編の夢:

» 後退する脱原発と民主党の変節 [虹色オリハルコン]
 原発「反省」後回し 再生エネ数値目標設けず エネ計画案自公了承(東京新聞・4月4日1面より) 原発維持の100の言い訳の言葉より、1枚の漫画が真実を訴える これも4日の東京新聞 原発はコストがかからない?水面下でどれだけコストがかかっているのか  原...... [続きを読む]

受信: 2014年4月 6日 (日) 21時55分

« 一億総幼稚化 | トップページ | 吉か凶か、渡辺辞任 »