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2014年4月 2日 (水)

自虐史観

前回記事のコメントより

ミスター珍 さま こんにちは。
 どこからどうお答えしたらいいのかわかりませんので、断片的に感想を述べます。まず「自虐史観」ですが、そういったものが存在することに異論ありません。それは、数十年前まで左翼の理論的指導者だった羽仁五郎や井上進などの学者の中にありました。

 全部の著作を読んだわけではありませんが、階級闘争史観優先を徹底する目的で史料を無視したり、曲解することを平気でしてていたからです。学者にはそういったことがありがちですが、マルクス主義者なら科学的であるべきところ、時流に乗って恥じるところがありませんでした。

 その典型を井上教授の尖閣問題の論文で指摘し、当塾が非難したことは御存知だと思います。同時に安倍首相などによる「戦後標準となった東京裁判史観ひっくりかえす」ことですか、これも、それに劣らぬ自虐史観ですね。

 よく「東京裁判は事後法だから国際法に反している」などと言います。国際法は主に成文法ではなく慣習法から成り立ちます。連合国で東京裁判をやると決め、日本がこれを受けると決めればこの時点で立派な国際法になります。

 「勝者が敗者を裁くのだから不公平だ。けしからん」とも主張します。あたりまえでしょう「勝てば官軍」。どんな法律でも強者が提示し、どんな裁判でも強者が裁きます。「日本は負けていない」と主張する偏屈ものもいますが、どうして史実を否定し、世界の笑いものになることも辞さない自虐趣味があるのでしょう。

 また、B、C級戦犯に対しては「上官の命に従っただけなのに」という同情の声はありましたが、A級戦犯の「ディス・バイ・ハンギング」という判決に、「時代の区切りがついた」という感慨を持ちました。国民がくやしなみだに暮れ、言いたいことも言えず抗議もできず駐留軍の銃剣の前にこれをだまって受け入れたということはありません。

 それほど、日本人は卑屈で腰抜けではありません。そういった解釈ををすることを「自虐史観」というのではないでしょうか。ひとつはっきりしていることは、日本は負けてない史観や正しかった史観で軍備を拡張し、あるいは核武装し中国・朝鮮連合軍と戦った場合、勝てる見込みはないということです。

 日本が勝つ方法はあります。聞きたくないでしょうから言いませんが「歴史を科学的に判断することと、偏屈な自虐史観を捨てること」と言っておきましょう。これは、歴史の証人である塾頭が保証します。

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