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2014年2月

2014年2月27日 (木)

アンネの日記破損犯は……

 ある右系のブログに、「アンネの日記破損犯は中国または韓国の諜報機関・工作員の仕業だ」とあるのを見た。そのような「陰謀説」は、マスコミでなくとも拙・反戦塾ですら、よほどの確証がない限り書けない。

 ただ、東京都内の少なくとも5区3市の38館、計300冊余や横浜市内でも発見されているという数の多さと、短時間(と思われる)のうちに実行された様子から、ユダヤ人を敵視しナチスを信奉する偏執的単独犯ではなさそうな気もしていた。

 毎日新聞の金子秀敏氏による「木語」は、先月末から今月末にかけ、安重根に関連して3週連続で本塾が取り上げた。今日の題は”「アンネの日記」事件”だ。そこに頭書のようなことが書いてあるわけではないが、「事件で警視庁は捜査本部を置いた。犯行の全容を解明しておかないと、のちのち大変なことになるかもしれない」というのが結論だ

 塾頭は、迷宮入りになることを含め、これに全面的な共感を覚える。再三再四になるが「木語」を取り上げ、以下にその前提となる部分を引用させていただく。

だれが、なんのために? いやな予感がする。

 まるで計算したようなタイミングだ。アンネ・フランクはオランダの少女。そのオランダで来月下旬、核安全保障サミットが開かれ、安倍晋三首相も出席する。

 前回の議長国は韓国だ。当然、朴槿恵(パククネ)大統領が出席し、議長国オランダと首脳会談をするだろう。オランダといえば、第二次大戦中、日本軍がインドネシアで捕虜収容所のオランダ人女性を慰安婦にした。従軍慰安婦問題で日本批判を続ける朴大統領が、この問題を取り上げないはずはない。

 その直前に「アンネの日記」事件が発覚した。

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2014年2月26日 (水)

さよなら原発

「3・11 さよなら原発 被災地復興・支援 市川パレード」が次によりおこなわれます。

日時:2014年3月8日(土)13:00~

場所:出発=市川市不二女子高校講堂(市川市八幡4丁目)

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集団的自衛権、石破は反対?

 石破茂『日本人のための「集団的自衛権」入門』(新潮新書)という本が発売された。本塾にとっては格好な教材。塾頭には珍しく、書店に出向き即入手。帯には”あらゆる疑問、懸念に正面から答える。冷静な議論のために――。”とある。

 集団的自衛権解釈の理論的教典、あら探しのうえ本塾の記事にするのが目的だ。なにしろ、自他ともに認める軍事オタクで自民党防衛族歴任の現職党幹事長である。反論の核心がつかめるか、とワクワクしたのだが、結果は……。

 解説は塾頭の考えとほとんど同じ。中には「その通り!」と喝采したくなるものもある。「だから~、”反対”」となるのだが、石破本ではなぜか「賛成」となってしまうのである。

 そのところの過程がよく分からない。子供の喧嘩の例をだしたり、反対論に対し「私はすべて反論できます」と言うだけで納得できるようなものはない。冒頭の「はじめに」で「自衛隊をきちんと憲法に書きたい、そして集団的自衛権の行使を法律で可能にしたい、というのは、私の政治家としての信条です」(太字は塾頭)と書いている。

 安倍首相の考えているような集団的自衛権行使をするためには憲法9条改正、あるいはその存在を前提にして適用区域を定めている安保条約の改定が先になるべきだが、しかしそれは容易ではない。

 そこで「政治家としての」とわざわざ断っているのは、もしかして、政治家でなければ集団的自衛権行使に反対なのではないか、と勘繰ってしまう。また、集団的自衛権の行使を「法律で」と断っているのも、閣議ではなく国会の議論を経てということになる。すくなくとも、帯に書かれたように「冷静な議論のために――」が目的というのは確かだ。

 石破のキャリア、軍事知識から、実効が疑わしい姑息な集団的自衛権合法化の結論が引き出せるのか、付箋をつけて繰り返し読んだか納得できるような中味がないので断念した。そのかわり、安倍流集団的自衛権など意味をなさない、といわんばかりの一節を紹介しておこう。

 アメリカの力は相対的に落ちている。それを日本が補う。そのことによってアジア太平洋地域におけるアメリカの権益も確保される。そういう構造をつくっておけば、有事の際に、アメリカの納税者も納得するでしょう。逆にいえば、さうしておかなければ見捨てられる可能性はあるのです。

 奇妙なことですが、アメリカに巻き込まれることを警戒する人の中にも、「でもアメリカは同盟国なんだから何かあれば助けてくれる」と考えている人がいるようです。なぜそこまでアメリカを無邪気に信用できるのか、私には理解できません。

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2014年2月23日 (日)

大雪と五輪報道の影で

 あとからでは取り返しのつかなくなるような施策が続々と先行している。いずれも安倍首相の改憲に向けての執念からきているように見える。戦前の治安維持法にも擬せられる秘密保護法案は、すでに議会を通過した。

 集団的自衛権の解釈変更も、閣議決定の日程まで取沙汰されている。大雪と五輪報道が目くらましとなって、平和日本が危機に瀕する可能性を持つ施策がどんどん進んでいる。マスコミも、野党も、与論も関心の高まりは見えない。都知事選以後の自民は、安倍首相周辺の放言に動ずることもなく、たしかに勢いづいている。

■原発維持
 エネルギー基本計画で、相次ぐ事故のため中断していた高速増殖炉もんじゅの核燃料サイクル研究を復活させるよう、近く閣議決定する。冷却水の代わりにナトリウムを使い、放射能性核廃棄物処理と大量のプルトニウムを取り出す「夢の原子炉」と言われた研究だが、実現性に疑問があり、世界でも研究断念が主流になっていた。

 福島事故後、すでに1兆円もの資金を浪費してきたもんじゅ計画の断念は当然視されていた。ところが、使用済み核燃料の困難さを見て原発ゼロを打ち出した小泉元総理が支援する細川候補が都知事選に敗れると見るや、堂々ともんじゅ計画復活を打ち出してきた。

 事故前の原発推進計画は、この成功を前提としている。核兵器製造の「機微技術」維持が目的、という憶測は信じたくないが、仲間内で固める安倍政権の元では、どうしても否定しきれない。さらに、福島では汚染水タンクへの開閉弁3か所が何者かにより開かれ、高濃度汚染水100tがオーバーフローするという看過できない事故が発生した。

 これは、ベントによる大気中放射能放出に次ぐ重大事故の発生で、しかも、ミスかどうかもわからない人為的事故である。こんなことが解決されないまま、停止中原発の再稼働に向けて審査を急ぐため、要員や日程設定の動きが活発になっているのだ。

■武器輸出禁止3原則
 これまでは原則禁止で、輸出できるケースに細い道(国際紛争の当事国またはその恐れの無い国)が開けられていた。それを「原則として禁止しない」という前提で、下記のような新たな3原則を設け政府の国家安全保障会議(NSC)の判断で輸出できるようにする。公明党・太田国交大臣の軟化を見込んで3月にも閣議で決める。

 
新たな3原則(案)
・国際的な平和及び安全の維持を妨げることが明らかな場合は輸出しない。
・輸出を認め得る場合を限定し、厳格審査。
・目的外使用及び第3国移転について適正管理が確保される場合に限定。

 秘密保護法案同様、厳格とか適正など実体を伴わない形容詞だけで、判断は政府がするということだ。アフリカで、イラクで、シリアで住民を虐殺している武器は、中国、アメリカ、ロシア製であることを忘れてはならない。

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2014年2月21日 (金)

日韓対立疲れ②

 この題名の最初は2月7日である。

 オリンピックでは、浅田真央選手がショートで16位、これでスケート人生終わりかと思ったらフリーで6位入賞という驚異的カムバックぶりを示した。韓国は2位だったが、韓国与論の中で真央攻撃はすっかり影を消し、真央が失敗して尻もちをついた時ロシア応援団が歓声をあげたことを非礼だとして非難、真央応援がひろがったという。

 真央はもう敵ではないという余裕から来たのかも知れないが、別にうがった見方をする必要もない。最近、韓国の知識人が自国の国民性を評して、「他人の庭に平気で自分の家を建てるようなところがある」と表現しているのを見た。

 ずいぶん前だが、アメリカで韓国人経営のスーパーに寄った時の経験である。韓国人客がいるには違いないが、大部分は他民族の客である。しかるに、表示は読めないハングル文字が大きく、英語はその下に小さく書いてあった。商品もほとんどが韓国製で、米国産には値札に小さく星条旗が配してある。

 日本のことわざ「郷に入れば郷に従え」など、薬にもしたくないという感じだ。しかし、韓国人自身がこの性癖をよく知っている。前回記事の安重根のことも、互いに史料を精査すれば、現在抗争の種にするようなことではない、と書いた。

 月初めの6日には、米バージニア州議会の下院が公立学校教科書で日本海を記載するときに「東海」の呼称も併記すると定めた法案を賛成多数で可決した。これに対し、日本政府は佐々江賢一郎駐米大使が知事らに面会して反対を求めたほか、法律事務所と契約してロビー活動を展開したが、反対意見は議会で広がらなかったそうだ。

 なぜだろう。日本人は昔からテンション(天孫)民族しいわれるように、まじめ過ぎるところがある。尖閣にしろ慰安婦にしろ、正確な情報を伝えておくべきだというのは塾頭の持論であるが、そんな時日本は、「太平洋(パシフィックオーシャン)に”東海”を併記するよう」まじめな顔して要求したらどうだろう。

 太平洋に面した東海道は、律令時代より前から使われている日本の呼称だ。ついでに、”朝鮮”の語源にもぴったりくる戦時歌謡「愛国行進曲」の歌詞なども紹介したらどうか。アベとかパクとかネトウヨに振り回されるのはそろそろやめにしよう。

♪見よ東海の空明けて
旭日高く輝けば
天地の生気溌剌と
希望は踊る大八州
……

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2014年2月20日 (木)

影響圏

 今日の新聞には、「ウクライナ最悪事態に」「大規模衝突で26人死亡」という見出しがある。しかし、日本人の関心は、ソチ冬季オリンピックで、予想しなかった女子スノボに竹内選手が銀メダルをとったことと、金メダル期待の星、浅田真央選手がフィギュア・ショートプログラムで1位を取った韓国のキムヨナにはるかに及ばない16位という結果に向いている。

 6日付で「アブハジア」という記事を書いた。ウクライナ、ソチ、アブハジアいずれも黒海沿岸にある。「黒海」といえば、大相撲に次々と有力力士を送り込むグルジアを思い出すが、ソチから数キロと離れていないアブハジアは、激しい内戦を経てグルジアから独立したばかりの国である。

 前の記事では「冬季オリンピックをソチに決めたプーチンの意図が見えるような気もする」と書いた。安倍首相は近く北方領土問題などでプーチンと会談するそうだが、中国・韓国はもとよりアメリカでさえ付きあい方を知らない首相が、広大な国土を持つ海千山千のプーチンから手玉に取られるのではないか、と心配だ。

 
 旧ソ連の国々のうち、バルト三国を除いたいわゆるCIS(独立国家共同体)との関係は、ロシア外交の最重要項目の一つである。しかし、これらの国々を自らと異なる「極」ではなく、むしろ「影響圏」(sphere 0f intfluence)と見なしていることは、ロシアの対旧ソ連諸国政策が、外交というより内政に近いことを如実に示している。

 ウクライナもグルジアもカザフスタンも、ロシアとの関係を対外的政策=外交の領域に位置付けているが、ロシアの指導層の行動パターンを見ていると、必ずしも「逆もまた然り」ではないことに気付く。そもそも「旧ソ連諸国は影響圏だ」という見解が公式に表明されること自体、普通の国家間関係からほど遠い証拠である。

 このことは、ロシア人一般の旧ソ連崩壊に対する複雑な思いを反映している。国際法上は完全に別個の国民国家となった今でもなお、ウクライナやグルジアがロシアの意図を汲まない形で政策決定することを心情的に受け止めきれないのだろう。地理的にきわめて近接している国家が、ロシアの安全保障上重要だという主張は理解できる。しかし、ロシアが旧ソ連の国々における変化に示してきた反応は激烈に過ぎる部分があり、それは、指導層も含めたロシア社会に共有されている複雑な感情以外では説明しがたい。(武田善憲『ロシアの論理』)

 つまりプーチンにとって、日本が中国、朝鮮半島と仲良くなり、東アジア共同体を作るようなことなことになれば最悪で、今がチャンスだと思っているに違いない、ということである。

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2014年2月18日 (火)

原発と大雪の「想定外」は違う

Dscf4108  JR中央本線は、山梨県で特急など5本の電車が14日夜から止まったまま。高速道路も新東名、中央道、関越道の一部が昨日いっぱいまだ不通、死者は8件で19人。物流、郵便の遅配も深刻――そんなことが報道される。

 そこで、早速行政の施策のおくれ、関係機関の準備不足などを指摘すると同時に、「想定外の」という言葉も飛び交っている。この言葉は、福島の原発爆発事故直後、東電の小森明生常務が使ってから一躍流行語になった。

 大雪の被害に直面している方々や亡くなった方には申し訳ないが、これはやはり「天災」で人智の及ぶ範囲を超えていた、つまり「想定外」事態としてもやむを得なかった面があったと思う。

 しかし、原発は違う。津波の高さは想定外であっても、全電源喪失という事態は想定しなければならなかった。雪は解けても放射能は永遠に消えない。原子力体制を推進してきた原子力村の学者、行政、政治家、それに司法を含めて「想定外」を言う資格はない。

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2014年2月16日 (日)

僕ちゃん、偉いんだ

 「法制局長官と総理大臣はどっちが偉いんだ。偉いのは総理大臣の方だっ!」

 衆院予算委員会で、自席に座ったままのぶち切れ不規則発言。
   ――内閣総理大臣 安倍晋三 59歳

 
 
 「たくさんの方に支えられてここにいる。……僕一人が頑張っても(震災)復興に直接つながるわけでない。無力感がある」 

 オリンピック金メダル選手の会見。
            ―― 羽生結弦 19歳

  この違い!――。同じ国民の期待を背負っていても「格」の違いが歴然。

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2014年2月15日 (土)

日本最古の丸木舟

 先週土曜は大雪、今週は、朝方雨に変わったがやはり大雪。積雪量は前より少ないが、水浸しの雪は重くて除雪に骨が折れる。前回は、2時間ぐらい遅れてへとへとになった新聞配達員が門までたどりついたが、今日は昼近くになってもまだこない。シャーベット状道路でバイクは無理だろう。

 残念なのは、塾頭茅屋から徒歩20分ぐらいの所(雷下遺跡)で、縄文初期7500年ほど前の丸木舟が発掘され、今頃予定されていた説明会が中止になったことだ。これは本来先週土曜に開かれる予定だった。2週連続で中止になるとあとはないという。

 日本前史時代の大発見だと思うのだが、全国版ではあまり紹介されていない。海路を往来できた縄文人はどんな造船技術を持っていたか、地元にはない鋭い石器と干貝などを交換するため、どのあたりまで船が使えたか。

 報道によると、幅50cm、長さ7mほどだというから、一人か二人がやっとという小さなもののようだ。しかし解説はどうしても聞きたかった。最近、日韓同祖論が日韓併合の口実に使われたとか、桓武天皇が百済王室の血統につながるとかの話が出て議論になる。

 塾頭の考えはそれどころではない。韓国南部には縄文人が住んでおり、弥生時代、中国でいえば秦の始皇帝の時代、すでに南方系の中国人や北方系の朝鮮人が渡来して混血が進んでいる。ことに日本神話にルーツを求める天皇家=天孫族は、降臨の組み立て方など、完全に朝鮮の神話と同質で独立した別個のものとは思えないのだ。

 丸木舟のが話がとんでもない方に行ってしまったが、両民族の違いを強調し、ヘイトスピーチに現を抜かす手合い、それに平仄を合わせる一部の政治家・新聞、雑誌など、先祖に比べ「なんと器量の狭いことよ」と思わずにいられない。

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2014年2月14日 (金)

ケネディ大使に熱い目

 沖縄を訪問したキャロライン・ケネディ駐日米大使に向けて琉球新報は、「拝啓 米大使ケネディ様」と題した社説を11日に英文で掲げ、「辺野古断念へ決断の時 沖縄の民主主義尊重を」と訴えた。

 Z20140213gz0jpg0007820010001 大使は昨13日、上空からではなく陸路をトヨタ車で普天間の移転予定地・辺野古に向かった(写真はmsn産経ニュースより)。

 高速に乗れば息つく間もなく普天間、嘉手納と基地が続き、右に左にと膨大な演習地の森を通過するコースをとる。車内でその説明を受けただろうか。辺野古では美しい海と、さびれて放棄された西部劇にでてくるような町並みが見えただろうか。そこにやってきたオスプレーの爆音は聞いただろうか。

 折しも東京では 、稲嶺進名護市長が日本外国特派員協会と日本記者クラブの招きで講演し、米軍普天間飛行場の辺野古への移設について「強行な移設は民主主義の在り方として問題がある」と訴え、国内外への報道を呼び掛けた。また、日本記者クラブでは「辺野古に固執しているのは米国ではなく日本政府だ」とも指摘した。

 ケネディー大使のお帰りは、もちろん空軍専用機でない。那覇空港から民間機のJALだった。「辺野古移転の実績づくり」などと、小意地のはった言いがかりはやめにしよう。

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2014年2月11日 (火)

在日米軍の性犯罪処分、なぜか甘い

 共同通信が次のように伝える。

 【ワシントン共同】AP通信は10日までに、2005年から13年前半にかけて在日米軍が性犯罪で処分した米兵の中で、処分の詳細が分かった244人のうち、3分の2近くは収監されず、除隊や降格、罰金などの処分にとどまっていたことが分かったと報じた。懲戒の書簡を渡すだけだったケースも30件以上に上った。(以下略)

 ブログ・「マスコミに載らない海外記事」さんは、この全文を邦訳している。それによると、国防省によるデータでは、軍全体の軍法会議にかけられた件数が2009年の42%から、2012の間68%に増えているのに、上記記事の期間では、在日米軍がわずかに24%と大幅にすくない。

 通信社は、駐留地、海軍、空軍、海兵隊などで扱いに大きな差が出ていることに対し「混とん状態に瀕している」と非難し、国防省も問題があることは認めている。また議会でもこういったことを深刻に考え軍法会議の改革を考える議員も出てきているが、軍内部には抵抗を示す幹部もいるようだ。

 日本が甘い処分で済ませる住みよい基地なのかどうか。安倍総理大臣どのは、公海上の他国の軍艦を援けるより、基地周辺の国民を助ける方をさきにしなくてはならないと思うのだが――。

 「ええっ、そうではない!?」。
 
 塾頭「つい、言っちゃった。それが本音でしょうね」。

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2014年2月 9日 (日)

大雪と都知事選

Dscf4103_2  「元祖勝手連」という題で都知事選のことを書いたのは先月22日のことだ。それがもう今日、投票日になってしまった。その中で細川候補が勝つ可能性について、菅直人、村山富市、福田康夫、鳩山由紀夫、野田佳彦など総理経験者が勝手連としてそろい踏みの応援をするハプニングでも起きれば、と書いた。

 ところが、45年ぶり27cmという大雪が積もるというのがハプニングになってしまった。千葉では観測史上初の積雪量だという。さて、これで結果はどう出るか。

 投票率に大影響をもたらすに違いない。何があっても棄権はしないという強い意志の人だけになるだろう。これだけ積もれば、自転車が無理、車も自由がきかない、年配者は歩行にも危険がともなう。浮動票の大量棄権が予想される。

 そうすると、脱原発浮動票を頼りにする細川候補にとってのダメージがもっとも大きく、次いで宇都宮陣営が固定票前後を確保するにとどまり、舛添票は減っても最初から決めている人の票のおかげで当選するだろう。

 当選しなくても意外に票を伸ばすのは右傾ブームに乗った田母神だ。普段は棄権しても「この際、彼に」というファンは棄権しないだろう。舛添当選でも、石原元知事のように、「尖閣買います」などのようなバカなことはしないだろうからよしとするか。

――最終得票数――(2/10・東京新聞より追記)
投票率 46.14% 前回・2012年12月 62.6%

舛添 要一  2,112,979
    
宇都宮 健児  982,594
      
細川 護熙    956,063
    
田母神 俊雄  610,865

 

   


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2014年2月 7日 (金)

日韓対立疲れ

 当塾では、先月27日30日に、韓国の「義士」安重根に関し、毎日新聞専門委員・金子秀敏氏のコラム「木語」を引用して記事を書いた。昨6日付木語のタイトルも「安重根の親日系譜」で、3週連続となる。

 リンクを張っても、記事の全文が読めなくなったので、ここで要所を紹介する。

 まず、米国人の学者の研究を引いて「安重根(アンジュングン)は東アジア共同体論だ」と発言していることを取り上げ、日本政府の言う「伊藤博文暗殺のテロリスト」とも、中国、韓国政府が考えるような「反日主義者」とも違う顔だとしている。

 安重根の未完の論文「東洋平和論」は、韓国と日本と中国が手を結び、西欧列強と対抗しようという大アジア主義思想がある。大アジア主義は、日本では頭山満、大川周明など右翼が唱えるが、孫文の神戸演説にもその精神が流れている。これを、東アジア共同体の芽と見ることはできる。

 民主党に政権交代した当時、鳩山由紀夫首相や岡田克也外相なども東アジア共同体的な政見を発表していた。今は、鳩山氏がわずかに東アジア共同体研究所を主宰するものの、クローズアップされるようなことはない。当塾もカテゴリ名・中国・韓国を東アジア共同体に変えたまま宙に浮いてしまった。

 横道にそれたが、記事は最後に安重根のプロフィルに触れる。

 (前略)安重根は明治維新を高く評価した。明治天皇についても、日露戦争の宣戦布告文に「韓国の独立を守るため」とあったことから、天皇は韓国独立を認めると考えていたらしい。 

 暗殺事件の直後でも、安重根へ敬意を払う日本人はいた。裁判が行われた旅順では、監獄の看守、法廷の通訳、弁護士、さらに裁判官まで安重根の人物を評価した。安重根が「朝鮮の日本人と旅順の日本人は同じ日本人なのか」と驚いたという。

(中略)安重根には韓国親日派の改革思想が流れている。かつて韓国ではこの点が安重根評価の弱点とされたという。が、いまでは伊藤暗殺という行為だけが記憶され評価の対象となった。テロリストとしてしか見ないのと同次元の認識だ。

 どちらも実像と離れている。それで、米国人学者がひとこと言ったのだろう。

 史料を精査し、双方のデータを突き合わせれば安倍・朴で代表されるような対立は起きない。ただ韓国は中国と違って、日本と戦争をしたわけではなく、国民の力で近代化革命をしたという歴史もない。同国の歴史学者・姜萬吉氏による現代史の第一章序説は、「国民国家樹立の失敗」であり、その評価は通説といっていい。

 日韓併合問題に踏み込むとどうしてもそこへ行かざるを得ない。塾頭が痛感するのはその点ではなく、互いの歴史認識が問題化するのは、日本が韓国に独立の機会を与える王道ではなく、大陸侵略の覇道を選んことにある。それは第一次大戦以後のことで、そこに区切りをつけ論ずべきだ思うからである。

 侵略、植民地化をいうなら、その時期・テーマを決めて史料を持ち寄る、それで合意点や対立点を明らかにするのでなければ第3国から見ても次元の低い泥仕合としか見えない。気のせいか、最近一部の韓国のマスコミや世論に「日韓対立疲れ」が見えるような気がする。安倍政権などがこれにおくれをとるようなことでは、国際社会で日本に勝ち目がない。

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2014年2月 6日 (木)

アブハジア

 このブログ・ココログでは、これまでのアクセス解析を大幅に改訂するので、必要なデータは今のうちとっておくように、という予告があった。そこで「訪問者が利用しているプラウザの言語設定」という項目がなくなりそうなので、プリントしておくことにした。

 それによると、日本語が当然トップで83.3%、次いで英語の15.5%だが、この中にはグーグルやmsのロボット・ツールが大量に含まれているので割り引かなくてはならない。

 次にコンマ以下で、中国語、朝鮮語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語が続き、最後に17347件中1件のインドネシア語とカタロニア語がある。その上に[ab]Abkhazian 2件というのがあり「なんだろう、これは」と思った。

 ありました。新聞に(02/06毎日・東京)。

Dscf4099_2  なんと、国境までソチからわずか5㌔。元小結の黒海、現在大活躍中の栃ノ心、臥牙丸の出身国グルジアから独立してわずか10年そこそこ。承認した国はロシアほか数か国にとどまるという。

 激しい内戦もあったので関心はあったが、国名は全くなじみがなかった。人口は20万ほどというが、冬季オリンピックをソチに決めたプーチンの意図が見えるような気もする。今後何かあったらものすごく関心を持つ地域になるだろう。

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2014年2月 5日 (水)

麻原彰晃か長谷川三千子か

 今日の毎日新聞トップのタイトルは次の通りだ。
「新聞社拳銃自殺事件」「NHK経営委員が礼賛」「メディアへの圧力評価」
である。

 これだけでは何のことかわからないだろうが、20年前の1993年10月、強迫罪で服役歴のある行動右翼・野村秋介が朝日新聞に押し入り、社会風刺の似顔絵作家・山藤章二氏の作品を週刊朝日が採用するのはけしからん、といって拳銃自殺を遂げた事件がある。

 山藤氏は夕刊フジにも常連としてでており、朝日の件で直接抗議を受けたときは、作者が詫びをいれ了解されたされていたという。要は何のことか分からないというのが、この事件だった。その野村氏に追悼文を贈っていたのが埼玉大の名誉教授で、去年11月からNHK経営委員会委員になった長谷川氏である。

 新聞には、追悼文要旨が載っているが原文が見たくて同紙電子版の現物写真から判読した。以下がそれであり、旧仮名遣いとなっている。右翼がよく使いたがる旧仮名遣いは、戦時中も何度か改定を受けており日本古来のものではない。現在のものは、アメリカが押し付けたと言いたいのだろうが、これもお門違いである。それより、旧表現であっても、誤記・誤植([]内)はないようにしてほしいものだ。

 (前略)野村秋介氏が、朝日新聞東京本社で自栽を遂げたとき、彼は決して朝日新聞のために死んだりしたのではなかつた。彼らほど、人の死を受け取[受取]る資格に欠けた人々はゐない。人間が自らの死をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである。

 「すめらみこと いやさか」と彼が唱え[へ]たとき、彼がそこに呼び出[呼出?・敬語なし]したのは、日本の神々の遠い子孫であらせられると同時に、自らも現御神であらせられる天皇陛下であつた。そしてそのとき、たとへその一舜[瞬]のことであれ、我が国[我國]の今上陛下[平成天皇?]は(「人間宣言」が何と言はうと、日本国[國]憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられたのである(以下略)

 戦後生まれの長谷川教授と違って、小・中学と皇民教育に浸された塾頭でさえ、理解の範囲をこえるウルトラ張りである。これはもう「ボアで救済される」という、人命軽視の浅原彰晃の世界と同じだ。憲法尊重を繰り返し発言する平成天皇は、一瞬たりとも現御神(あきつかみ)だなどと考えたり感じたことはないだろう。それがコモンセンスというものだ。

 2月1日付で「コモン・センス」と題し7籾井NHK会長の発言を取り上げ、人選のずさんさを指摘した。しかし、このケースはもっとひどい。マスコミに対するテロリズムを称賛する人をNHK経営委員に任命しているのだ。これは、戦前に起きた5.15事件容認の時流を思いださせるのに十分だ。

 即刻解任すべきで、国立大学の教員をしていることすら大問題だ。与野党の政治家はこれに無神経であってはならない。

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2014年2月 4日 (火)

橋下人気のかげり 

 前々回「コモン・センス」と題して書いた。籾井NHK会長の会見発言を受けてのものだが、今度は橋下大阪市長の辞任会見だ。

 籾井会長と違って橋下氏の顔はすでにおなじみ。彼の童顔笑顔とセットで収録される日頃の顔とは全く違う。新聞では「気色ばんだ」と表現したがそんなものではない。まるで血迷った狼――ではない負け犬だ。

 市議会が都構想に協力してくれない、特に公明党には裏切られたのは人の道に反する、などと政策論抜きでの罵倒。朝日新聞記者を出入り禁止も続けているようだが、コモン・センスはすでに彼から離れた。

 大阪人は気位が高い。「京の着倒れ大阪の食い倒れ」というが、明治まで首都であった京都よりは上、という潜在意識が常にあった。大阪都構想も、そんな浪速っ子意識をくすぐる格好な材料だったに違いない。

 それまでの自治体行政も、浪速っ子から見て我慢のならない乱脈ぶりがあった。テレビで顔を売った橋下が府知事に立候補し、空前のブームを呼んだのも、大阪のコモン・センスに合致したからだ。

 それが国政に手をだし、石原もと都知事と組んだあたりから大阪市民のコモン・センスと距離が生まれはじめた。大阪以上に気位の高い堺市民の意識を無視して、都構想反対の市長を当選させてしまった。これで気づけばよかったのに、強気であれば市民の支持が得られると、いまだに自認しているようだ。

 大阪人は気位が高いとともに、非常に現実的で移り気でもある。コモン・センスから見放された焦りと人気の過信による相剋、そんな感じが彼の顔からうかがい取れる。

 

 彼の狙う出直し市長選を強行すれば市民からソッポを向かれ、コモン・センス抜きのヤケッパチ選になって、大阪人のプライドを大きく傷つけることになるだろう。

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2014年2月 3日 (月)

明治から大正へ

 日本と中・韓との間で、元寇(この場合は蒙古)や秀吉の朝鮮征伐以来の不穏な関係が続いている。3000年の歴史の中でこの時期を除けばごくまれな現象だ。ほとんどは交易・文化交流などで親善・友好を保ってきた。現在は全く異常な状態である。

 その原因は何か。日本の政治家の一部が先の戦争を合法化し、侵略で版図を広げようとしたことについて反省を拒否していることと、中国が尖閣の領有を露骨に主張し始めたことである。それらをひっくるめ、中韓は「歴史認識」としている。

 首相を含めた一部政治家、それに歴史を正視しない、またはできない右翼たちが日本にいることはまぎれのない事実だ。しかし、その歴史を中国でいえば清から明の時代まで、日本にすれば江戸時代、室町時代までさかのぼって、人の住めない岩のかたまりがどっちのものだなどとと言い争うことに何のプラスがあるのか。

 そんな時代に「先占」も「実効支配」も、「排他的経済水域」もない。領土の概念すらあってないような時代だ。名前だって見た人が勝手につけているだけ。地図もそんなことを意識して作ったものではない。

 植民地支配、他国侵略、戦争責任。なぜ日本だけ謝らなければならないのだ。英米仏露、みんなやっていたことなのに。まことにごもっとも。塾頭もそう思う。しかし謝らなければならないのだ。それなくして「積極的平和主義」を言っても、誰が信用するものか。

 だがそんなに大昔までさかのぼって、ということではない。日本の政府や軍部が大陸侵略を考え始めたのは、100年前の第一次世界大戦以降だと塾頭は考える。どうしてそうなるか。塾頭はその勘所を今年初めから重点的に書いてきたが、詳しくは近代史に興味をもってチャレンジしてもらうしかない。

 人によって時期には異論があるかもしれないが、そういった区切りがなければ果てしない憎悪の連鎖が際限なく続くだけだ。まず、時期を特定することから始め、互いに史料を交換し合い共通認識を深める。これが「積極的平和主義」の第一歩だ。

 19世紀から20世紀、明治から大正、日本にとっても世界にとっても大きな転換期だ。そこで、大正元年の年表を見ると経緯が手に取るようにわかる。『20世紀年表』(小学館)から世相も含め以下に採録してみた。(▼は塾頭注)
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1912年(明治45年・大正元年)
1.1 南京臨時政府成立、孫文、臨時大統領に就任。中華民国建国宣言。この年より太陽暦を採用し、中華民国元年とする。▼前年、辛亥革命。Dscf4097

1.5 日・英・米・独・仏、京奉(▼北京ー奉天)鉄道保護のため軍隊を沿線各地に派遣することを決定。

1.16 閣議、満州の利益分界線の延長及び内蒙古の勢力範囲分割に関し、ロシアと交渉開始を決定。▼7年前、日露戦争に勝利。その結果満州に於けるロシア鉄道・電信利権を分割取得する。

1.21 新潟県高田で最初のスキー競技会開催。

1.29 大陸浪人の川島浪速、内蒙古のカラチン王と内蒙古独立の契約。陸軍参謀本部とはかった満蒙独立工作。

1.31 女学生の身辺保護のため、鉄道院が婦人専用電車を中野・昌平橋間で運転。この月、上野駅に電気スイッチ式ベル発車報知器を設置(従来は振鈴)。

2.6 米、日本など関係諸国に対し中国権益保護のため共同行動をとることを提案。2.16 日本同意。

2.12 清の宣統帝退位、袁世凱に全権を委譲。清朝滅亡。13日に孫文が臨時大統領を辞任。

2.13 関東都督(▼満州権益保護のため旅順に置かれた)大島義昌、官・革両軍(▼清国軍・中華民国軍)に満州の中立地帯からの撤兵を要求。23日撤兵。 

2.16 マクドナルド英公使、日本の満州分離運動に対し警告。20日内田康哉外相、特殊権益以外についての内政不干渉を言明。

2.21 政府、英露両国に中国新政府承認に関し2原則(列国の権利および外債の保証、列国の協調)を提議。▼その後米、仏も同意し、日本も4国借款団に加わる。

3.30 沖縄県に衆議院議員選挙法の件公布。

4.14 タイタニック号氷山に衝突、15日沈没、乗客・乗員2224人中1513人死亡。

5.5 第5回オリンピック(ストックホルム、27か国▼日本初参加)。

5.15 第11回総選挙。政友会211で勝利。

6.26 米価高騰に怒った富山県の窮民300人が汽船の米積込を妨害。以後米騒動県下に拡大。

7.1 東京の自動車数が280台を超えたため取締り規則を改正。速度制限を16キロ。歩行者の左側通行を励行。

7.8 第3回日露協約調印。秘密協定のみ改定。内蒙古の東を日本、東をロシアの権益に分割。

7.30 明治天皇死去(59)大正と改元

▼以下は省略するが、この年からヨーロッパでは第一次バルカン戦争がはじまり、翌々年には第一次世界大戦に発展する。日本はこれが大陸侵略の好機とばかり参戦した。そのあたりについては、前後するが1月24日の記事「2世紀前の事をいうのはやめよう」にゆずる。
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-0af6.html

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2014年2月 1日 (土)

コモン・センス

 塾頭高校生の頃、先生から盛んに聞かされた言葉だ。現憲法が発布されて間もない頃で、「もっと常識を持ちなさい」という程度で深くは考えなかった。もともとは、アメリカ建国に際して大きくクローズアップされた考えで、源流は、民衆の支持があってこその王政であるというイギリスの思想だったらしい。

 明治維新、文明開化とともに自由民権が流入してきたのも、この思想によるものだろう。ところがこのところ「ウザイ」とか「ダサイ」といったことを口にし、ことさら他人より優位に立とうとする世相が蔓延している(日本だけではないが)。

 最近はすっかり死語になったのかと思ったら、はやりのマンガキャラクターに使われているらしいが中身は知らない。ただ、あたりまえの人なら当たり前のように持ち合わせている<美徳>が、相当高齢な人まで失われているような気がしてならない。

 どうしてこんなテーマを持ち出したかというと、一連の籾井NHK会長発言を聞いて「コモン・センスのない人だなあ」と感じたからである。従軍慰安婦や強制連行があったかなかたなどということではない。その弁明の幼稚さつたなさである。

 従軍慰安婦発言を「私的な発言」と釈明し、会見が公的発言というなら全部取り消すという無定見。さらに国会質疑で、就任会見で「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」と安倍政権寄りの発言をしたことについては、趣旨は否定せず「赤と白と言うべきだった」と述べた。

 発言の裏には、現政権が右傾化しているという批評に、右・左の例えはまずいと思って赤・白に変えたのだろうが、戦中から戦後にかけて、「アカ」と言えば左翼思想、共産党を言い、「あの人は思想がある」と言っただけで左翼を示す言葉だった。

 今なら、あの人には思想がないと言えば、無知識・無教養にとられるが、戦時中は、「国民精神総動員」のもと、政府と違う思想を持つことが異端だったし場合によれば犯罪だったのである。

 籾井さんという人は、政府の前ではコモン・センスがもともとないか、あってもそれををいとも簡単に捨ててしまえる、無思想の人という感じを持った。どうしてこんな会長に選ぶ人選をしてしまったのだろう。その責任こそ問われろべきだ。

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