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2014年1月19日 (日)

「やっぱりね」、2題

岩見隆夫氏逝去
 毎日新聞顧問の岩見隆夫さんが亡くなった。塾頭より若いが、戦争を知る世代である。その岩見さん、毎日新聞のコラム欄、『サンデー毎日』などでつい最近まで健筆を振るっていた。憲法改正とか徴兵制賛成とか脱原発消極論など、自民党寄り、筆が滑るとそれをこえる保守派論客ぶりだった。

 最近、反安倍を鮮明にしてきた毎日新聞だが、同氏の逝去を1面、2面で報ずるなか、同紙の社論にそぐわない岩見氏の論調については、一切触れていない。毎日の紙面が記者により一様でないのは、塾頭の評価する点でもある。

 しかし、反戦塾を名乗るからには見逃すことはできない。過去、「再び岩見隆夫氏に駁す」ほか7回も同氏のことを取り上げている。死者に鞭打つようなことをしないのが日本の美風である。しかし、腫れ物に触るようなことでも困る。右だ、左だと選別し、摩擦を避けようとすることは、「やっぱり」ジャーナリズムの美風とは言えないのではないか。

 祈・ご冥福。 塾頭

猪瀬資金の仲介料

 猪瀬前都知事が徳洲会側から5000万円を受け取った際、仲介者として立ち会った新右翼一水会の木村三浩代表に、その1割にあたる500万円が猪瀬氏側から渡っていることがわかった。猪瀬氏が徳洲会に捜査が入る直前、返却した際には4500万しかなく、不足分を木村氏が補ったという。

 
 木村氏が、「借りたものを返しただけ」と言っているが、それは口裏を合わせた猪瀬氏が使った口実と全く同じ。検察でそんなことが通るわけがない。5000万には一切手を付けていないということもウソだとわかった。表にできない資金の授受に大物右翼が立ち会い、活動資金として仲介料を手にすることは、半ば公然の秘密だった。

 当塾が「猪瀬知事の古典的手口」と題してこのことを指摘したのは、昨11月25日である。「やっぱりね」ではすまされない。アマチュアでないから、この古い政界のしきたりに従って猪瀬は払ったのではないか。

 新右翼というのは、街宣右翼ではないということで、もちろんネットウヨには真似できない。その体質には戦前右翼に通ずる古典的なものがあるのだろう。

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