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2014年1月26日 (日)

世界の反政府デモ

 世界に今いくつ反政府デモがあるだろう。タイ、エジプト、ウクライナからは目を離せない。デモを通り越して内戦状態なのがシリア、南スーダン。そしてテロで死者の絶えないイラク、パキスタン、アフガニスタン。リマなどのアフリカ、南米・コロンビアなどではどうか。人命を損なうような政情不安は枚挙にいとまない。

 多民族国家・アメリカ、ロシアそしてヨーロッパは、それらの国々の動向を絶えず注視し、心をいためている。それに引きかえ、日本は平和で気楽な国だ。東西冷戦ではアメリカの防波堤として存在する米軍基地を頼りにし、いまだにその惰性から抜け切れていない。

 シリアでは、化学兵器の使用が明るみにでても、アメリカがアサド政権に武力行使をせず、ロシアと協議して国連とともに化学兵器廃棄の道を選ばせた。エジプトでも情勢を見極める慎重な態度をとり続けている。

 今までのアメリカなら、イスラエルのためにアサド崩壊を目指して反政府勢力を援助したり、エジプトでは、シナイ半島でガザ地区の反イスラエル勢力を支えるムスリム同胞団を壊滅させるためエジプト軍部を支援したいところだが、アメリカが歓迎した民主主義=アラブの春は、同胞団を選んでしまった。

 デモの主体は軍部支持の守旧派だが、アメリカは下手に手出しできない。イラクはともかく、オバマは、アフガンだけは名誉ある順調な撤退をしたかったはずだ。それが無人機攻撃による被害拡大などで報復テロを活発化し、引くに引けない状況に陥っている。

  安倍首相が追求する「集団的自衛権」、アメリカはそれどころではないのだ。外交儀礼上「迷惑だ」とは言えないものの、アジアで余計なトラブルを起こしてほしくないのが本音だろう。日本版NSCがそういった結論を総理に進言できるならともかく、靖国参拝ですらストップをかけられないようでは意味がない。

  南スーダンは、和解の方向で政府、反政府派の話し合いが進んでいるという。韓国軍PKOに銃弾1万発を融通したといって問題視された日本の自衛隊にとって、「本当によかった」と言いたい。韓国軍の緊急要請を断るような恥を曝さないでよかった。

 また、戦闘激化で内戦状態になれば、それこそアメリカのアフガン同様、引くに引けなかったかっただろう。戦争の現場とはそのようなものだ。自衛隊の海外派遣はよほど慎重でなくてはならない。集団的自衛権とは、こういったことに歯止めを無くすることを意味する。

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