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2013年12月22日 (日)

舛添要一、フウー

 フウーは「Who」であるとともに、嘆息のフウーでもある。ネット・ニュースのタイトルとして「都知事候補に自民・民主が舛添で競合」といったのがあった。

 全く偶然だが、今日図書館に返却する本に舛添要一『孫文――その指導者の資質』がある。猪瀬知事辞任発表より前に借りていた。借りたのは、近代人として日中で今なお評価を得ている孫文を共同研究し、「歴史認識」共有のスタート点にしたらどうか、という気がしていたからである。

 著者が舛添でなくてもよかったのだが、新書版で読むのに手ごろだとだというだけでのことで選んだ。むしろ、彼に対するイメージは、立候補当時の猪瀬より悪かった。なぜかというとずいぶん前の事だが、テレビの討論番組でデーブ・スペクターが「日本人兵士は、『天皇陛下万歳』といって戦死したのでは……」と発言したことに対し、「あなたは現場を見たのですか?。いいかげんなことを言わないでください」といった反論をしたことにはじまる。

 なんと失礼な言い草だろう。東大で勉強をした学者が、いかにスタンドプレーだとはいえ、まじめな討論をしようとする外国人タレントに言うべき言葉ではない。以後の彼の政治行動や政界遊泳術を見ているといつもそれを思い出してしまう。

 また、自民党の最初の改憲案をまとめた実績があるが、この程度のものしか作れないようでは――と、自民党のレベルの低さを印象付けるものになった。『孫文』の読後感であるが、塾頭の着想に反するものではなく、新知識は得られなかったが意見は共有できる。すくなくとも中国を「支那」といってはばからない2代前の知事とは違う。

 元安倍内閣の厚労大臣ではなく、外務大臣なら対中国政策をどうさばいたのだろうか。しかし、歴史に疎い安倍人事の選択肢には、入ってくるはずがない。知事候補としても、どこまで信頼できるかわからない。いずれにしても、都民の選択が、顕示欲先行型の猪瀬知事の二の舞にならないように気をつけてほしいものだ。

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