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2013年11月18日 (月)

6党推薦候補

 いけないことだとは思うが、外国の首長選には興味があるものの、日本の地方選は興味がわかない。ただ例外は、橋下維新共同代表の命綱となるような堺市長選とか、沖縄米軍基地の帰趨にかかわりをもつ名護市長選など、国内外に大きな影響をもたらす選挙である。

 それでも、ここ何年かは棄権した覚えがない。地方にとって大きな社会問題や政治課題がなければ、候補者が主張する政策も大きなに差がなくなり、似通ったものになりがちだ。

 日頃接触のない候補者を年齢や経歴、容姿などで選別するのは気が引ける。手掛かりとなるのは、どうしても支持政党や支援団体ということになる。名護や堺ならそのあたりの背景や動静を詳しく報道してくれるが、それ以外はあまりない。

 昨日の福島市長選では、自公と社民が支援した現職に、どこからも支援を受けない官僚出身の無所属候補が現職に倍以上の差をつけて当選した。もう一人の共産党候補はその1割強で終わった。

 自公に社民という組み合わせはちょっと腑に落ちないが、与党と自治労という想像ならばあり得る。原発事故の対応に対し、そういった既存勢力に市民がノーを突きつけた結果であれば、それなりに意義深いということになるのだろう。

 塾頭在住の市でも昨日市長選の公示があった。候補は現職と共産推薦の2候補である。現職はなんと、自、民、公、維、生、社の6党推薦、なぜか「み」が抜けているだけだ。これはひどい。なんでそうなるのか。

 地方自治とはそういったものなのかも知れないが、福島の方がまだましだ。支持しきれないものがあれば、自主投票とする手もある。これではまるで翼賛選挙だ。中央の各野党が政府を攻めあぐね、委縮無力化している図と重ね合わせになる。

 選挙公報が届いてから決めるが、今回ばかりは棄権しようかなと考えてる塾頭である。

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コメント

現職が立候補している首長選挙ですが、これは『信任投票』の意味が大きいでしょう。
選挙は棄権せず『今のままで良い』と思えば現職に投票するべきですよ。逆なら対立候補に投票する。

先ほど行われた福島市長選ですが、顔も政策も知らないが、『現職以外なら誰でも良かった』と有権者が考えていたと、複数の全国新聞で報道されていた。
死んだネズミのように大人しい日本人も、福島県民の怒りはマグマのように地下に貯まっていて爆発寸前なのです。
原発ですが収束どころか、これからが本番で、今までは挙国一致で隠していたが小児甲状腺がんなど放射能被害は益々悪くなる一方です。
自民党が特定秘密保護法を大慌てで作ったのも同じ理由でしょう。

投稿: 宗純 | 2013年11月18日 (月) 15時16分

塾頭さま、こんばんは。

初めてコメントさせていただきます。
実は、私も塾頭さまと同じ選挙区に住んでおります。もしかしたら、投票所まで同じかもしれません。
以前の記事で、バス停の写真を見てのけぞったぐらいですから。

さて、市長選についてですが、確かにひどいですね。
私の支持する政党も入っていますし、過去にほとんど棄権をしたこともないのですが、今回はどうしようかな、と。
ただ、直近で県内で行われたK市の市長選の投票率が25%を切っていましたからねえ。
塾頭さまもご存知の通り、我々の地元もK市に輪をかけて、いや、それ以上に政治に無関心な有権者の巣窟ですから、この投票率を軽く下回るのでは?
4人中3人は投票に行かないなんて、みっともないったらないですよ。
まあ、決して気乗りはしませんが最終的には重い腰を上げてヨタヨタ投票所に向かうことになると思います。
白票になるかもしれませんが。

投稿: 劣等生 | 2013年11月19日 (火) 01時50分

宗純 さま

信任投票といえば、かつて労働組合員だった頃、さかんに付き合わされたことを思い出します。

それに批判が強まると「当て馬候補」というのを立てます。

その候補決定の「いかがわしさ」を知っているだけに、中央の政党と地方議員の絡み合いや選挙民置き去りの政界に抗議したまでです。

 

投稿: ましま | 2013年11月19日 (火) 09時39分

劣等生 さま
バス停の写真といえば3.11直後のころの……。近くに長いお付き合いをしてくださる方がおいでとは感激です。これからもよろしく。

選挙公報を見てからといったのは「それでも投票所へ行く気になる内容があれば」という一縷の望みです。

投票率を下げずに抗議の意思を伝えるためとして白票をカウントしてくれればいいと思いますが。発展してほしい政党と衰退してほしい政党の両方から推薦される候補には投票のしようがないということです。

投稿: ましま | 2013年11月19日 (火) 09時57分

私は福島県民ですが、福島市は遠いのでそれほど選挙には興味は無かったですが、現職がこれほど差をつけられて敗れるとは思いませんでした。
確かに除染などのうごきは、速かった郡山市、本宮市、二本松市、大玉村と比べたら遅かったです。
進行率でいけば我が村は、35%ほどまで進んでいますが福島市の場合は18%足らずです。
しかし、戸数でいうと我が村が800戸に対し、福島市は17000戸で桁違いに進んでいます。

除染はやっていない県外の方たちには想像もできないでしょうが、1戸当たり7~10日ほどの日数がかかります。物理的に早く進むわけがありません

現職の瀬戸市長は前回2009ですでに市民に飽きられていたところに、今回の震災、そして除染処理は国のやり方を遵守したのですが、理解されなかったことがはいいんですね。
勝利したのは福島市の隣の伊達市出身の方ですが、除線のやり方を少しこれから強制力を使うような言い方になっていますので、すすむけれど住民とぶつかる可能性もあります。

話変わりますが「甲状腺がん」などは、いまのところ増加はみられていませんので、福島県民に“甲状腺がんが増えることを期待している”方々には、面白くないでしょうが、事実は事実です。

投稿: 玉井人ひろた | 2013年11月19日 (火) 21時08分

玉井人ひろた さま

地元でなければわからないこと、よそから見たのと内部にいる人の感覚の差は、ちょっと一言で表現できない、また表現すべきではないデリカシーな事情もあること……その通りだと思います。

しかし、善悪はともかく選挙以外には民意を把握できないのも事実です。事実、またはそれに近いものを積み重ねていくしかないですね。

投稿: ましま | 2013年11月20日 (水) 12時57分

100万人あたり0~1人程度と極めて珍しい小児甲状腺癌が福島県の子供達の3分の1程度を調べただけなのに59人も出ている。
今でもチョルノブイリ原発事故から9年目の放射能被害が最悪だった時よりも日本の方が何倍も悪い。
ピークが予想される2020年度には凄まじい数字が出てくるのは確実なのですよ。
去年9月に二次検査対象者425人中で38人を調べたら一人目が発症していた。
二人目が発症した去年11月16日には突然野田佳彦首相は自爆解散して自民党に大政奉還しているのですが、多分小児甲状腺がんの2人目が原因でしょう。
この時に共産党の赤旗を含む全国紙は全紙が例外なく2人目なのに『一人目』だとの大嘘で突っぱねた。
以後はマスコミは自主規制で、白々しい大本営発表を繰り返して、明らかな日本の敗戦を隠し続けていたのですが、限界に来たので丸ごと隠蔽する目的で、今回の特定秘密保護法が大急ぎで作られたのです。
ソ連が汚染地域から住民を疎開させたのは被害が明らかになりだした3年後ですよ。
日本は原発事故から二年半ですが、いよいよ被害が明らかなり出して、隠し切れなくなってきています。
3・11事故当時、レベル4だ5だと誤魔化していたが、1ヵ月後にはレベル7だと渋々認める。
メルトダウしている事実を認めたのは2ヵ月半後。
放射能被害ですが、これから段々と酷くなるのですから、隠しきれ無いのです。
今までは挙国一致の自主規制で隠せたが、2年8ヶ月で限界まで来ています。

投稿: 宗純 | 2013年11月25日 (月) 11時43分

疫学データの扱いは非常に難しく、専門家の議論を聞くしかありません。政治的判断による素人判断は、この際封印しておくべきだと思います。

投稿: ましま | 2013年11月25日 (月) 14時35分

『疫学データの扱いは非常に難しく』とは、対象が何割程度の違いの場合で、福島県検討委発表のように数千倍も違えば、事情が違いもはや議論の余地は少しも無い。
胆管癌と有機溶剤以上に因果関係は明白であり、それでも『この際封印しておくべきだと思います』との政治判断は、
『その話はしたくない』と言う程度の話ですよ。
ことは子供達の命と健康に直結しているので一刻の猶予も無いのですよ。現実逃避は許されないでしょう。

投稿: 宗純 | 2013年11月26日 (火) 14時23分

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