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2013年9月21日 (土)

安倍→安部、東電ミス

MSN産経ニュース2013.9.20 21:43(写真入り)

 安倍晋三首相が東京電力福島第1原発を視察した際、東電が準備した防護服の名札に「安倍」ではなく「安部」と印字されるミスがあり、20日の自民党会合で東電批判が飛び出した。

 「作業着の字を間違った画像がネットを含めて海外に発信されている。笑い事ではない。こんなことでは、東電が悪いというだけでは済まない」

 党資源エネルギー戦略調査会の会合で、会長の山本拓衆院議員はこう追及した。また、「この間違いが全てを表している」と、東電や経済産業省資源エネルギー庁の体質を批判した。

 首相は19日の視察で名前の間違いに気付き、自ら防護服からシール式の名札をはがしていた。

 産経新聞は、他社が取り上げない面白いことを記事にする。これには『海と周辺国に向き合う日本人の歴史――飛鳥の将軍・阿倍比羅夫 中世の海と松浦党』という自著がある塾頭も、ひと言あってしかるべきところ……。

 アベは大彦の命を始祖とする飛鳥の名門豪族、阿倍内麻呂とか阿倍比羅夫が有名だ。本拠は奈良県の桜井市で阿倍氏のものとされる後期古墳もある。以後、血脈は平安時代の遣唐使で名高い阿倍仲麻呂から陰陽師・安倍清明へとたどれる。

 ここで「安倍」が飛び出す。中国伝来の呪術を操る彼が「阿」を「安」に変えたのか。『日本書紀』はずっと「阿」だったが、桜井市にある「安倍文殊院」は、清明の生地でもあるとして、境内の古墳の主まで全部「安」の字にしてしまった。

 桜井市には別に「阿部」という地名もある。そこで混乱してしまうのだが、桜井市にその点を照会した。その答えは、「後世になり好字に変えていったようです」というようなものだった(拙著)。古代豪族には、伊賀を本拠とする阿拝臣があり、「阿閉」を含め現在も地名などに残っている。

 こっちの方が本家筋かな、と思う点もあるのだが、ある学者は、その起源が「饗部(あへべ)」、つまり朝廷や祭祀の食糧をつかさどる部曲(かきべ)支配者だと断言してもいいとしている。

 なお、蝦夷にも安倍宗任など安倍を名乗る姓があり、安倍首相の父晋太郎が東北へ行った際選挙運動に使っていたというが、これは賜姓なのかどうか、塾頭は『書紀』による「阿倍」とは直接関係がないと見ており、首相家のルーツは蝦夷の方ではないと思っている。

 首相は、日本近代史だけでなく我が家の歴史もよく勉強し、東電や経産省の間違いを笑い飛ばすほどのふところの深さ、器量がなければとても放射能汚染水のコントロールなど無理ですよ。(*^-^)

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