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2013年8月 6日 (火)

戦争を知る

 今日は原爆忌。戦争を知らない世代が、その子らに戦争を語らなければならない時代になった。NHKを始め各メディアは「戦争を知る」さまざまな特集を組んでいる。当ブログの検索ナンバーワンが子供向けの戦争の本であることは前にも書いが、このところ一段とふえているように思える。

 これは、もしかして戦争ができる軍隊を作りたい自民の一人勝ち政権により、改憲や集団的自衛権へまっしぐらの世相に対するアンチテーゼかも知れない。終戦記念日に靖国参拝を意思に反してパスしなければならない安倍首相にとっては、居心地の悪い憂鬱な一週間のはじまりだろう。

 戦中・戦後をえがく壺井栄の『二十四の瞳』や妹尾河童の『少年H』の映像再現化、旧臘亡くなった中沢啓治のマンガ『はだしのゲン』が英語など約20カ国語に訳されているなど、すべて塾頭と前後する世代の話しだ。

 こういった「戦争を知る」すべての材料は、いくら「反戦塾」が力んでみたところで、マスメディアに到底及ぶところではない。ただ、「戦争とは何か」の答えが「戦争の悲惨さ」に一元化されるだけでは不完全のように思える。

 「戦争とは何か」。塾頭が求められて一口で言うならば、「人の心を荒地の砂のようにザラザラにするものである」と答えておこう。

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コメント

あのヒットドラマ「おしん」で脱走兵の若者がおしんに教えた与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」という詩が、反戦の奥心を書いている気がします。

「あゝおとうとよ、君を泣く君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとて二十四までをそだてしや・・・

投稿: 玉井人ひろた | 2013年8月 9日 (金) 22時20分

”君死にたまふことなかれ”

これが太平洋戦争中に発表されたらどうでしょう。

媒体はただちに発禁、晶子も特高に引っ張られ拷問も覚悟しなければなりません。

今日の毎日に、戦後ただちに日本人の手で戦争犯罪人裁判を裁くという、計画があったこと、もしやったとすれば旧軍人に対する報復や天皇制に危機が及ぶということで握りつぶされたこと、などの記事がありました。

歴史に「もし」は禁物だそうですが、「もし」を考えるのも無駄ではなさそうです。

投稿: ましま | 2013年8月10日 (土) 09時10分

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