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2013年5月 7日 (火)

小泉→安倍→福田の時代

 ブログを始めたのは8年前の4月である。標題を「反戦老年委員会」とし、最初の投稿が中国の「反日デモ」だった。小泉首相の靖国参拝や教科書問題、安保常任理事国指向などがその背景にある。

 翌年06年の9月、安倍首相に代わった。言っていることは全く今と同じ。「戦後レジーム脱却」「美しい日本」「改憲」の繰り返しである。書いているブログの中味も、いやになるほど今と似ている!。

 それが一転、翌年9月に健康問題で突如辞任、ハト派として期待される福田首相に代わった。ここでこのブログは、他に理由もあったが戦闘態勢を解き、プロバイダーを変えて「反戦塾」に衣替えをした。

 前に予告した通り、このブログに前ブログを簡略化(コメント、リンク、映像などをカットしたバックナンバー月別ファイル)し、復刻・移植作業をしていたが、このほどそれを終了した。

 「今と似ている」といったが、大いに違っている点もある。まず、応援団のコメントが本文を上回るほど多く、カットが惜しまれるような内容もすくなくなかつたこと、安倍内閣の支持率が20%台に落ち込んでいたことなどがある。

 つまり「反戦」にも勢いがあり、安倍を継いだ福田は「東アジア共同体」を構想するような知性派で、自民党で内に過去の戦争から教訓をくみ取る有力政治家も多数存在し、バランスがとれていた。

 それから見ると、現在は、連休中に首脳が派手な海外遊説に浮かれている状況ではなく、日本周辺が外交面で戦後初めての危機的状況にあることに気づいていない。今月下旬に予定されていた日中韓首脳会談をはじめ、外相会談、財務相・中央銀行総裁会議が相次いで中止され、環境相会合も中国は次官の派遣にとどめている。

 安倍首相は、靖国神社への閣僚参拝に「わが閣僚は脅しに屈したりしない」などと強気発言に終始しているが、中国は、環境で日本の協力を得るメリット以外に日本を必要とする場面はなく、韓国と協調してジャパン・パッシングをはじめたのではなかろうか。

 北朝鮮は、最近軟化姿勢にシフトしたようだ、などと言われているが、アメリカとの対話ができれば、あとは中国そして韓国で、日本はとりあえず必要がない。6か国協議復帰には何の意味もなく、拉致問題などは切り札として持ち続けていた方がいいということだろう。

 安倍内閣が頼みとするアメリカもアジアの安定が第一で、日本の右傾化・先鋭化は迷惑千万。米・中・韓でまとまればそれでよく、邪魔してほしくないという感じになっている。そんな状態にほくそ笑んでいるのがロシアだ。領土交渉にとってけっして悪い環境ではない。

 価値観外交とか、自由と民主主義の弧などというのは、通用してもかろうじて以前の安倍時代までであろう。このままでは、80数年ぶりで世界の孤児にもなりかねない。その上アベノミクスが空中分解すれば日本も終わりだ。

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コメント

私は9年前の8月ですが、ましまさんのように最初からテーマが決まったブログじゃなかったので、とても軽薄な内容でしたcoldsweats01

投稿: 玉井人ひろた | 2013年5月 9日 (木) 21時09分

8か月先輩(=゚ω゚)ノ 。

最近はだんだん荷物が重くなりました。自業自得とあきらめています。

投稿: ましま | 2013年5月10日 (金) 06時30分

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