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2013年3月11日 (月)

日中、どっちが大人?

Dscf3790_2  写真は、拙宅近所の公園にある中国の有名な文学者であり政治家でもあった故・郭沫若氏の詩碑である。国交回復前の1955年に学術視察団団長として来日した際、亡命中に住んでいたこの地に立ち寄り作詞したものである。

別須和田
      1,草木有今昔,人情無變遷。
     2,我來游故宅,鄰舍盡騰歡。
     3,一叟攜硯至,道余舊日鐫。
     4,銘有奇文字,俯思始恍然。
     5,“此後一百年,四倍秦漢磚。”
     6,叟言“家之寶,子孫將永傳”。
     7,主人享我茶,默默意未宣。
     8,相對查眉宇,舊余在我前。
     9,憶昔居此時,時登屋後山。
    10,長松蔭古墓,孤影為流連。
    11,故國正荼炭,生民如倒懸。
    12,自疑歸不得,或將葬此間。
    13,一終天地改,我如新少年。
    14,寄語賢主人,奮起莫俄延。
    15,中華有先例,反帝貴持堅。
    16,苟能團結固,驅除並不難。
    17,再來慶解放,別矣須和田。

 日本語訳は確定したものが見当たらないのでそのままを写した。最初の1,2を塾頭が訳すと次のようになる。

 「草木に今昔あれど人情に変遷なし。われ故宅に来遊し、近所の人はあらん限りの歓待をしてくれた。」

 隣家の主人が家の宝とし子孫に永久に伝える、というので筆をとったといういきさつが続くが、これを両国民の友好を示すあかしとするため、有志が碑を建て市に寄贈した。

 市もこの意をたいし、氏の旧宅を買い取って公園隣接地に改築移設し、現在「郭沫若記念館」として管理・運営を続けている。当ブログでも外観の映像を含め過去2度にわたりこれを紹介した。
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-814a.html
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2005/05/post-814a.html

 片や中国では、党の肝いりで各種反日記念館、教育イベント、常設シアターのような形での日兵の残虐行為宣伝がおおはやりで、盛況をきわめているという。日本のこの記念施設は、閑古鳥が鳴くありさまだが、妨害を受けたとかペンキをかけられたなどということはない。

 一方、靖国神社の遊就館のような例はあるが、小泉時代の頃にくらべあまりはやっていないようだ。このところ、慎太郎ちゃん、晋三ちゃん、茂ちゃん(石破)の3シ兄弟が変なことをしでかさない限り、日本の方が大人の対応をしている。「反戦老年委員会」の復刻作業で「三酔人経綸問答」のシリーズを復活↓させたが、これが明治以来の常識・常態であり、今が異常なことを知るべきだ。

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コメント

太平洋戦争(大東亜戦争)が開戦する前、開戦後そして終戦まで、中国もアメリカでも敵国である日本へ、日本はその二国へと反米・反中、そしてその国の住人を非難・中傷・誹謗という教育を国が行い。
マスコミがそれを煽った史実があります。

それが、どんなに愚かで稚拙な国家策だったかは現在の日本人は教育し直されました。

その教育を経ている私には、どちらが大人化と言うより中国(韓国)などの教育は異様であり、やはり稚拙な国家教育方針だとしか映りませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年3月12日 (火) 13時30分

戦時中の対中国は、近衛の「蒋介石を相手にせず」がありますが、他は支那兵の弱さ、統制の無さ、八路軍(共産軍)の装備の貧弱さなどで、蔑視はあっても憎悪をあおるようなものはなかったように思います。

また「鬼畜米英」はモットーとしてありましたが、系統だってそれを示す例を宣伝するということはあまりなかった。ただ、ミニッツ、マッカーサー、ルーズベルト、チャーチルといった個人攻撃は激しかったですね。

いずれにしても、今の中国ほどではなかったんじゃあないでしょうか。日本の右翼がそれとせりあうような傾向があるのが気がかりです。

投稿: ましま | 2013年3月12日 (火) 20時56分

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