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2013年3月 5日 (火)

どこまで続く殺戮

 【カイロ=田尾茂樹】エジプト北部ポートサイドで3日から4日にかけて、デモ隊と警官隊が衝突し、保健省によると、警官2人を含む5人が死亡し、500人以上が負傷した。(3月4日21時49分YOMIURI ON-LINE配信)

.【カイロ時事】イラクからの報道によると、同国西部アンバル州アカシャトで4日、武装勢力がシリア人の車列を襲撃し、シリア兵やシリア政府職員計40人とイラクの警備要員数人を殺害した。(2013/03/05時事ドットコム配信)

【ニューデリー杉尾直哉】バングラデシュで2月28日に起きた野党「イスラム協会」(JI)による反政府暴動は週末も続き、治安部隊との衝突で新たに約20人が死亡、4日までの死者総数は約60人に上った。(毎日新聞13/3/5朝刊)
 
 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン最大都市の南部カラチにあるイスラム教シーア派のモスク(イスラム礼拝所)近くで3日、爆発があり、市当局によると、女性や子供を含む少なくとも45人が死亡、約150人が負傷した。現地からの報道によると、車に仕掛けられた爆弾が爆発したという。イスラム教スンニ派武装勢力で、「パキスタン・タリバン運動」の傘下にある「ラシュカレジャングビ」などによる爆弾テロの可能性が高いという。(毎日新聞 13年3月4日 東京夕刊)

 アルジェリアにしろエジプトにしろ、日本人が死ぬと連日大報道になる。しかし上記のような記事がほとんど毎日のように報道されているのに関心は低い。アメリカが中東から手を引いたところであだ花的な「アラブの春」が開いたのもつかの間、残虐な暴動や殺戮があとを絶たない。

 アメリカの関与がなくなったことで、日本の自衛隊がからむ「国際貢献」もかげが薄くなった。9.11にウサマビンラディンがかかわっていたかどうか、いまだに真相は分からないが、パレスチナ人を追い出したイスラエル、それを支持するアメリカ、イスラムの聖地であるサウジに常駐する米軍、そんな相関関係が取りざたされていた。

 しかし上記のような紛争に、説明しきれるような対立構造が見当たらない。イスラムシーア派対スンニ派、イスラム原理主義対世俗派、民族抗争、いろいろ言われるがいわゆる「聖戦」には程遠い。最大の原因は貧富の差ではないか。

 先進国が内紛に関与するようなことが減ったのはいいことだが。その貧富の差を先進国が作り出しているとすれば直接干渉以上に罪が深い。米、ロ、中、仏、日、それぞれ身に覚えがないか反省してみる必要がある。

 同時に、治安維持だけを目的とする国連自前の「国際警察隊」など、この際検討してみるだけの価値があるのではないか。

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