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2013年3月27日 (水)

「歴史認識」の再構築 1

 今ではすっかり遠のいてしまいましたが、民主党が自民党から政権を奪った時、鳩山首相がアメリカで「中国とのかけはしになる」といった演説をしました。塾頭は、それ以前から究極の平和構築をめざして発足した欧州共同体に関心を持ち、専門資料などをあさっていました。

 そこに起こった政権交代です。外務大臣をやった岡田克也氏なども「東アジア共同体」に期待する論陣を張っており、この政権がその方向でどこまで迫れるか、精一杯応援する気持ちでした。そこで、それまでに書いた中国・朝鮮・韓国関連の記事を「東アジア共同体」というカテゴリにまとめることにし、現在でもそのままになっています。

 さて、前置きが長くなりましたが、このところ3月19日の「 歴史認識が合わないわけ」など数本の記事を書き、貴重なコメントをいくつかてただきました。東アジア連携の障害に「歴史認識」問題が横たわることは論をまちません。

 このブログをふりかえってみても、小泉首相当時の「靖国参拝」が問題になった当時から、日本の右翼や一部週刊誌、マンガ等に現れるいわゆる「歴史修正主義」の間違いや、戦争への反省などに紙面(メモリー面というのかな・笑)を費やしてきました。

 ここにきて、塾頭の考えが微妙に変わった点があります。それは、歴史認識の浅薄さが指摘できるのは日本の方に多かったのですが、尖閣問題が起きてからそれに関する相手方の歴史認識が根拠薄弱で、どうかすると歴史のねつ造にもなりかねない、という危機感を持ったからです。

 先方のプロパガンダの激しさにひきかえ、日本側は冷静に誤りを指摘することすらできていない。中には、相手の主張の中に「日本発」の論旨が含まれていることも知り、愕然としたこともあります。「売り言葉に買い言葉」は厳に慎むべきですが、歴史修正主義や、硬直した唯物史観から距離を置いた「歴史認識」が今ほど日本に求められている時期はないのではないでしょうか。

 相手国の政治家や権力機構が日本の歴史認識の乱れを突いてくるようなことがあればそれこそ悲劇です。日本には言論の自由や学問の自由があるはずです。大いに議論をたたかわせ、その中からよって立つべき日本の「歴史認識」を浮き上がらせることが、今こそ必要なのではないでしょうか。

 次回は、いただいたコメントから、塾頭の私見をいくつか書いてみたいと思います。

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