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2013年2月19日 (火)

『北越雪譜』

Dscf3777  衰えを見せぬ寒波。連日のように伝えられる日本海側の大雪。TVが伝えてもそこに住む人の人情が伝わらないのは、天保の昔も今も変わらない。

 雪国の自然と経済的・文化的格差。現代版『北越雪譜』を鈴木牧之にかわって著述する人がいてもいいと思うのだが。

 凡(およそ)日本国中に於て第一雪の深き国は越後なりと古昔も今も人のいふ事なり。しかれども越後に於も最雪のふかきこと一丈二丈におよぶは我住魚沼郡なり。(中略)

 さて我塩沢は江戸を去ること僅かに五十五里なり。直道を量ばなほ近かるべし。雪なき時ならば健足の人は四日ならば江戸にいたるべし。其江戸の元日を聞けば(中略)初日影花やかにさし昇りたる、実に新玉の春とこそいふべけれ。

 其元日も此雪国の元日も同元日なれども大都会の繁華と辺鄙の雪中と光景の替りたること雲泥のちがひなり。

『校註北越雪譜』野島出版、より

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