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2013年1月31日 (木)

沖縄独立と自見発言

 まず次の記事を見ていただきたい。31日付の毎日新聞5面のベタである。朝日新聞にも同様な記事があるが、電子版では沖縄2紙を含め他には見当たらない。

 国民新党の自見庄三郎代表は30日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が沖縄の分離独立運動を招き、ゲリラ闘争や爆弾テロに発展しかねにいとの認識を示した。基地負担の軽減を訴えたかったようだが、過激な発言に批判も出そうだ。

 自見氏は、政府の県内移設方針に対する強い反発に触れ「『独立国家になる』という可能性もある」と強調。同時に「国のかじ取りによっては東京でも爆弾テロが発生する」と主張した。

 当塾が「琉球独立の悪夢」と題する記事を書いたのが3年前の3月18日である。お気づきの方もあるかと思うが、それを見た本村安彦さまから、「独立」必至といわんばかりの厳しい書き込みを連続していただいた。

 鳩山首相失脚以来沖縄の心を踏みにじることしかできなかった政府与党、それに引き継がれた自民政権のより強硬な沖縄の位置づけで、全く解決の方法を見失った沖縄が、本土から見捨てられている、と感じるのはもっともなことだ。

 それを強調するための「独立」、それも理解できる。しかし、これは使い方を誤ると沖縄にとっても日本全体にとっても取り返しのつかない劇薬になることを考えておく必要がある。コメントでも書いておいたが本塾は独立志向の発想に反対である。

 2月2日には安倍首相が日帰りで沖縄を訪問する。ここで仮にテロまがいのことがおきたらどうなるだろう。ネットウヨは早速中国の工作員、反日分子の仕業などと騒ぎ立てるだろう。マスコミもテロ非難一色で、政権は労せずして沖縄基地縮小運動の分断に成功する。

 話し合いで平穏理に独立、などという独立はあり得ない。このブログでも言及してきたことだが、過去琉球の独立を否定するため薩摩藩や日本軍が動員された。現在でも独立は内乱・暴動と見なされ、自衛隊や米軍までこれに対処できる。

 つまり、できないことではなく、まだできることがあるだろうということである。日本もアメリカもまがりなりにも民主主義国家である。両国の世論喚起にどういう手があるのか、何が有効か、怒られるかもしれないが、ここまできたのだからあとひといき、粘り勝ちにしてほしい。

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