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2012年9月17日 (月)

反日デモ、7年半前との違い

 塾頭がブログを始めたのが05年4月12日、当塾の前身「反戦老年委員会」で最初のテーマが反日デモ(復刻版はこちら)だった。それから7年半、同じようなことがまた起きたというしかない。一部官制デモとの疑いが持たれ、暴徒化の経過や当局の対応も何か類似している。

 その時の反日の名目は、「日本の国連常任理事国入り反対」とか「首相の靖国参拝反対」だった。尖閣諸島は当時も日本が実効支配していたが「釣魚島を取り返せ」の「釣」の字も出てこなかった。

 強いて共通点をさがすと、その年に民主化に影響力を持った胡耀邦が死に党や政権が独裁体制維持に腐心していたことや、直前に竹島問題で日韓間の対立が激化していたことなどがあげられる。

 また違いといえば、靖国が日本国内でも賛否相半ばしていたのに対し、尖閣は理論的に容喙される点がなく、完全に日本領土で一致していることや、中国の国力が相対的に高まっており、被害者というより覇権主義的な主張が全面に出てきたことだろうか。

 いずれにしても、デモの参加者が反日で得られるものはなにもなく、「愛国」という名のゲームに参加しているだけである。前回の繰り返しというだけなら、日本国内の意見がほとんど一致している点心配はないのだが、日本にも「愛国ゲーム」に参加したがっているごく一部の政治家(そもそもの火付け役は石原慎太郎だが)おり、それに乗じられそうなのが自民党の総裁候補達だということだ。

 中国共産党、特に人民解放軍の超保守派(極左勢力)が日本の旧関東軍のような好戦的な工作を仕掛けた場合、日本はどういう対処をすればいいか。アメリカ頼みではなく、そういった口実を与えないこと、それを真剣に考えておく必要があるということである。これが前回との違いである。

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コメント

誠に恐れ入りますが、いざ日本を滅ぼそうとするなら、こんな工作を仕出かしたところで、アメリカから睨まれてしまうだけのことなら、中国にとって何の国益にもなりませんよね。
こんなことをするよりも、もっと簡単な方法がありますよね。
その方が、中国に限らず、そうした日本と敵対する国なら、自分たちの犠牲だけは少なくて済む分けだし、それで一億総懺悔ということになるのなら、これに越したことは無い筈ですよね。
簡単なのは、日本にある原子炉に自爆テロでも仕掛けて、大量の放射能を巻き散らかせば良いだけのことだし、そうすることで世界から幾らでも白い目で見てやれば良いと同時に、腹のそこで嘲笑えば良いだけのことですよね。
そもそも自爆テロなんていうのは、特攻隊と変わり無いわけだし、それこそ、こんなことをやらされる人というのは、命知らずの愚か者に過ぎないと思えば、幾らでも無駄死になっても自己責任でしか無いのは当然のことですよね。
自分が、もし中国人なら、石原都知事の様な右翼連中が日本から逃げて来られたら、それこそ幾らでも反日感情をぶつけてあげれば良いだけのことだし、それこそ、騙されたふりをして特攻隊でもやらしてあげるのなら、予めアメリカにでも事前に通報した上で、尖閣諸島付近で、アメリカに蹴散らされるのを見届けてから、知らないふりをしてあげれば良いだけのことですよね。
これを逆手にとれば、中国に対して、余り物騒なことが続くようであれば、尖閣諸島にオスプレイを配備することになりますが、ただそうなると中国にとっては何の国益にもならないばかりでなく、日本にとってはたまったものでは無いし、アメリカにとってもたまったものではありませんから、と言ってあげても良いのだし、石原都知事の様な連中なんか相手にしたところで、中国国内における反日活動家と変わらない分けだし、日本にとっては、とんだ迷惑な存在でしかございませんから、どうぞ幾らでも相手になさらず、むしろ腹の底で嘲笑って下さい、と言ってあげても良いだけのことですよね。
これを契機に、東シナ海のガス田開発を含め、海洋資源の共同開発と同時に、豊かな自然環境を破壊することなく、大切に保全して行くことを通じて、平穏で安定した維持管理を含め、中国を刺激することなく、そっと静かに実効支配出来る様にすれば、それが何よりのことだし、その方が遥に日本の国益に叶うと同時に中国の国益にも叶うし、アメリカの国益にも叶うのなら、これに越したことはございませんよね。
中国にしてみれば、これを、南シナ海や南沙諸島への良いお手本の一つにでもなれば良いのだし、日本としては、これを北方領土問題を含むロシアとの関係で同じことをすれば、日本の国益に叶うと同時にロシアの国益にも叶うし、アメリカの国益にも叶うことになれば、北方領土問題についても簡単に解決することも出来ることに間違いありませんよね。
竹島に関しては、どうせ日本に返ってきたところで大した国益にならないのなら、喜んで韓国に譲ってあげても構わないのだし、日本が騙されたふりをすれば、アメリカがオスプレイを韓国に持って行かれるのならば、どうぞご自由に、という事で良いのだし、韓国に対しては、日本が中国を見習って、上手く騙されたふりをすれば、竹島にオスプレイを配備するのならば、どうぞご自由に、と言ってあげれば良いだけのことですよね。
どうせ幾ら日本が領有権を主張したところで、国際司法裁判所に提訴するのなら正当な手段であるものの、中国みたいな物騒なことをしたところで、何の国益にもならないし、韓国やアメリカにとっては、たまったものでは無いことは間違い無いし、むしろ行きたい人は、どうぞご自由に、ということで自由に行かれる様になれば良いだけのことだし、仮に日本の領土に復帰したとしても竹島に配備されたオスプレイについては、在韓米軍から在日米軍に引き渡されるだけのことだし、竹島には、韓国の海上警察から日本の海上保安庁の常駐に変わるだけで、引き続き、韓国国民にとっては、自由に来ることだけは可能にしてあげれば良いだけのことでは無いでしょうか。

投稿: asa | 2012年9月18日 (火) 10時02分

松岡外相が国際連盟を脱退し意気揚々と帰ってきたのを国民が拍手喝さいして歓迎した。
そのころと似ている中国です。

投稿: ましま | 2012年9月18日 (火) 13時13分

>松岡外相が国際連盟を脱退し意気揚々と帰ってきたのを国民が拍手喝さいして歓迎した。

そうですよね。
時代が変われば、価値観も変わるんです。
だから、

>憲法公布の日、しょげていた人が15%ぐらいいたかもしれませんが、天皇を含みほとんどの人がこれを祝いました。

この発言が、いかに無意味か、よく分かったでしょう。

投稿: makoto | 2012年9月19日 (水) 16時53分

憲法公布の日に、天皇陛下は決してしょげていたわけでは無いし、むしろ、二度と同じ様な過ちを引き起こすことが無いことを願えば、むしろ幾らでも、しょげていた15%程度の人については天皇陛下と一切、切り離してしまえば、幾らでも共に祝い、喜んでおられたことでは無いでしょうか。
しょげていた15%の方々につきましては、恐らく愚かな過ちを犯したことへの贖罪として、ただひたすらに、そっと静かに嘆き悲しんでおられただけのことでは無いかと、つくづく感じるところでは無いでしょうか。

投稿: asa | 2012年9月19日 (水) 17時05分

 歴史には周期性があるらしいと感じたことは有りませんか?戦後の歴史を見ると23年と言う周期が有るのではないか?という気がします。
 1945年 第二次世界大戦終結,冷戦の開始
 1968年 世界的な公民権運動の高まり
 1991年 社会主義圏の崩壊
という具合です。23年というのは太陽黒点増減周期の2倍で,人が生まれてから成人するまでの平均時間です。1600年の関ヶ原の役も1853年のペリーの来寇もこの周期の上に乗ります。
 7年8ヶ月は23/3年ですよね。
 周期性や法則性を見出すことが,歴史を科学にする始まりだと思うのですが。

投稿: 弥勒魁 | 2012年9月23日 (日) 07時26分

歴史についての周期性という点では、その通りと言えるかも知れませんね。
関ヶ原の戦いということで言えば、戦国時代の中から、織田信長による天下統一の中で、明智光秀により本能寺の変により倒れた後、豊臣秀吉が変わって天下統一を果たすものの、朝鮮出兵により豊臣家の弱体化に繋がり、関ヶ原の戦いに至り、その後、豊臣は、大阪冬の陣ならびに夏の陣により根絶やしにされ、徳川幕府による天下平定へと結びついてきたことを思えば、ちょうど今年2012年というのは、1991年から23年経っていることを考えれば、世界的な新たな文明の始まりとも言えるのかも知れませんね。
日本の歴史を振り返れば、幕末から明治維新によって、第2文明が始まったものの、あと忌まわしい一億総懺悔により崩壊し、第3文明が始まったものの、昨年の3月11日に起きた中曽根大震災により、これが崩壊したことを考えれば、正しく、第4文明期の始まりということになるでしょう。
世界的には、アラブの民主化がおこり、アメリカにおいては、1%の富裕層に対する99%の非富裕層によるデモがあり、これは目的は異なるものの、日本の官邸前の脱原発デモと、共通するところがありますよね。
そう言う意味で言えば、慎太郎が仕出かした尖閣諸島買取騒動なんていうのも、関ヶ原の戦いに至った経緯の中で言えば、豊臣秀吉による朝鮮出兵と同じ様な背景に見えてしまうと思えば、私たち日本国民としては、幾らでも騙されたふりをすることで、こういう変なことを仕出かす様な連中というのは、田中宇の国際ニュース解説ではありませんが、イスラエルで言えば、「親イスラエルのふりをした反イスラエル」と同じものでしか無い分けだし、中国の反日活動家と変わり無いものでしか無いと考えれば、幾らでも根絶やしにされてもおかしくは無いし、こう言う偏狭なナショナリズムこそ、極めて身勝手極まりないものでしか無いと思うと、幾らでも堕落させ、次第に雲散無消させて行く様にするしか無いのは間違いありませんね。

投稿: asa | 2012年9月23日 (日) 10時12分

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